【10万Pチャレンジ実践】非ドコモ経済圏民がサブでdカードPLATINUM
以前から気になっていたdカードPLATINUMをサブカード用に発行しました。
初年度の特典をフル活用すべく、事前に考えておいた10万Pチャレンジ案を精査の上、実践した際の経過を本記事にまとめておきます。これも楽しみ方の1つとしてご覧いただけますと幸いです。
試算上は、実質還元率200%と言えなくもない感じです。

dカードPLATINUM採用のコンセプト
以下のようなコーディネイトで、メインカードとして従来通り三井住友カード プラチナプリファードを使用しつつ、サブカードとしてdカードPLATINUMを高還元ルートや入会特典等の活用のため、まずは初年度だけ使ってみたいと思います。従来のサブカードである三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドも優秀かつお気に入りなのですが、いったん待機してもらいます。

以下、このコンセプトに関する補足事項です。
- 非ドコモ経済圏民
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誠に恐縮なのですが、私は現在ドコモが直接提供する回線等のサービスを全く利用していません(例えばスマホ回線はNUROモバイル1年間無料、今後は楽天モバイル株主優待も追加するなど)。
そんな非ドコモ経済圏民でもdカードPLATINUMをお得に利用できるということをこの記事でご説明します。何卒ご容赦ください、ドコモさん。
- マネックス証券
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dカードPLATINUMおよびdポイントをうまく活用するため、マネックス証券の力を借りたいと思います。
マネックス証券は、dカードPLATINUMのクレカ積立で利用します。そして貯まったdポイントはマネックス証券でのポイント投資に利用します(もしくはdカードの利用代金の支払いへの充当)。また、たまに開催されるdポイント増量交換キャンペーンの際にも、マネックス証券をメインの投資先にします。そして、頃合いを見て売却(現金化)します。
- 税金支払い、プチ楽天経済圏
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本記事作成時点で、MastercardブランドのdカードであればJAL Pay、au PAYへのチャージもポイント還元の対象のようなので、税金等の支払いや、妻の楽天証券での投資を含むプチ楽天経済圏に活用したいと思います。
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2年目以降についてですが、dカードが気に入った場合には継続利用、あるいは1年目で解約する場合には2年目の年会費が発生する前に解約もしくはランクダウンの手続き、という流れを予定しています。
利用金額と獲得ポイント数
dカードPLATINUMの利用計画です。
利用金額: 170万円(クレカ積立による投資を含む)
今回予定しているdカード PLATINUMの利用金額は、計170万円です。
- ショッピング利用:50万円 (候補は税金等の支払いやプチ楽天経済圏での利用)
- マネックス証券でのクレカ積立が毎月10万円 × 12か月 (これはクレカ積立による投資)
投資も含むので、実際の消費に利用する金額はごく一部です。
特に、高還元ルート(後述)を使用できるうちは、ショッピング利用分の50万円を楽天証券での投資信託の購入分として利用することができます。実際、今回はその50万円分を妻の投資用の楽天キャッシュとして全額投資に使用することになるでしょう(楽天ペイで税金等の請求書払いや普段のお買い物にも使うかも)。その他、夫婦2人なら、楽天キャッシュ5万円分 × 夫婦2人 × 5ヶ月分で50万円分を使い切るパターンもあり得ます。
獲得ポイント等: 10万P超
10万Pチャレンジということで、実際に10万Pを獲得するための試算をしておきます。特典の数が多いです。
特典等 | 獲得ポイント等 | 条件 | CP種別 | 特典付与時期 |
---|---|---|---|---|
ポイントサイト案件 | ①– | (2025年2月時点) | 案件なし時期による | – |
②通常還元1% | 5,000P | 50万円利用 | 常設 | 利用の数日後 |
年間ご利用額特典 | ③– | (今回は100万円未満なので対象外) | 100万円の利用ごと常設 | – |
④ドコモ利用料金最大20%還元 | – | (契約は無いので象外) | ドコモのサービスの契約常設 | – |
⑤入会&利用特典 | 20,000P 限 | 入会翌々月末までに50万円(税込)利用 ※1 | 常設? 要エ | 入会月の5か月後 |
⑥開始記念CP | 10,000P 限 | (同上) ※1 | 限定 要エ | 入会月の5か月後 |
⑦マネックス証券クレカ積立 (課税口座、通常還元分) | 32,760P | 10万円 × 12か月 ※2 | 常設 | 買付月末 |
⑧dカード積立開始記念CP (課税口座、キャンペーン還元分) | 21,810P 限 | 10万円/月 × 3か月 毎月3万円(税込)利用 ※3 | 限定 要エ | 買付の3か月後末以降 |
⑨株主限定CP | 5,000P 限 | NTT株主限定 | 限定 要エ | 申込月の3か月後 |
⑩こえたらリボCP | 4,000P 限 | 入会翌々月末までに設定と利用 ※4 | 常設? 要エ | 入会月の5か月後 |
⑪こえたらリボ+0.5%還元 | 2,500P | 50万円利用 | 常設 | ? |
⑫(参考)THEO+ docomo | (準備中) | (準備中) | 常設 | ? |
小計 | 101,070P | |||
年会費 | – 29,700円(税込) | |||
合計 | 71,370円相当 |
- 表の説明
-
- 表中のリンク先は主に公式サイトの特典やキャンペーンページや、当サイト内の関連記事
- “P” は特に記載の無い限りdポイント
- “CP” はキャンペーン
- “限” は期間・用途限定ポイント(それ以外は通常ポイント)
- “要エ” は要エントリー(エントリーが必要なキャンペーンだけをチェックできるページはこちら)
- ※の説明
-
※1 2025年5月31日までに申込みの場合、集計期間は入会月の4か月後の月末までに延長となった(dカード PLATINUMの発行、発送の遅延があったため)(対象外となる利用は、通常たまるポイントのうちd払いを除く分)
※2 カード入会月からクレカ積立を開始できるまで1~2か月間程度のラグが生じるため、初年度の条件で還元を受けられるのは10~11か月程度になるはず(なので上記より獲得ポイント数は1~2か月分少なくなるはず)だが、本記事では計算を簡易にするため12か月分で試算
※3 キャンペーン対象となる、初回買付月を含む連続3か月間で各月3万円(税込)の利用が条件(対象外となる利用はおそらく※1と同じかな)
※4 入会翌々月末までに、こえたらリボの指定支払額3万円以下の設定と、5万円(税込)以上のショッピング利用が条件(dカードのポイントサービス進呈対象の利用が対象で、電子マネーへのチャージ利用時の対象外はこちら) - 利用しない特典
-
今回の私の目的や、私の普段利用するサービス等が条件に合わないため、③年間ご利用額特典や④ドコモ利用料金最大20%還元は利用できません。また、d払いの還元率アップ特典も利用予定はありません(d払いを一度も利用したことがない)。本記事作成時点での状況なので、条件が変われば臨機応変に変更する可能性もあります。
もちろん、利用金額をもっと増やせば、獲得できるポイント数もさらに増えます。特に、ドコモ利用料金最大20%還元の対象となる支払いであれば、一気に獲得ポイント数が増えるはずです。
実質還元率: 200%ということに
実質コストの算出が難しいですが、年会費3万円に加えて投資における現金化までの損失リスク、あとリボ払い手数料(繰り上げ返済で最小化はするけど)あたりを2万円程度(適当)に見積もると実質コストは計5万円になるので、5万円使って10万P還元、つまり金銭的な面では実質還元率200%のポイ活案件ということにしておきます。実質コストをゼロに近づけることができれば300%程度まで引き上げられますし、投資で利益が出たらさらにプラスになります。
利用スケジュール:2025年4~6月に50万円
クレカの利用タイミングの制約等(後述)を考慮して、2025年4~6月にかけて各月10~20万円くらい×3か月間、計50万円の利用を予定します。割とシンプルです。
利用方法についての補足事項
前述の10万Pチャレンジをする際の利用方法についての補足事項です。
クレカの利用タイミングに制約があるもの
前述の特典のうち、条件達成のためにクレカを利用するタイミングを考慮しないといけないものをチェックします。
私の入会日は2025年2月なので、それを基準にまとめておきます。
- ⑤入会&利用特典: 2025年6月(入会月の4か月後)の月末までに50万円(税込)の利用(本来の条件は入会月の翌々月だけど発行等の遅延があったため緩和)
- ⑥開始記念CP:(同上)
- ⑧dカード積立開始記念CP: 2025年4~6月(初回買付月を含む連続3か月間)で各月3万円(税込)の利用
- ⑩こえたらリボCP: 2025年4月(入会の翌々月)の月末までに5万円(税込)以上のショッピング利用
という感じなので、各月に最低限利用する必要性がある金額を並べると、2025年2~3月は利用しなくてもOK、4月に最低5万円、5月に最低3万円、6月末までに累計50万円となります。
JAL Payにチャージする場合には、30日間で30万円のチャージ上限を考慮しておくことになるので、2025年4~6月にかけて各月10~20万円くらい×3か月間の利用がちょうど良いかと。
あと一応、dカードは締め日が15日で支払いが10日なので、各特典の集計期間が月末までになっている点とはサイクルが異なることを気に留めておきます。
高還元ルート関連
各種チャージルートに対応できるよう、MastercardブランドのdカードPLATINUMを発行しました。
Mastercardブランドで利用できる高還元ルートは使えるはずで、JAL Pay、au PAYが候補です。ANA Payはポイント還元対象外ですね。あと、試してないですがRevolutは大丈夫な気がします。

以下は、dカードのポイント還元対象外になる利用方法についての説明がある公式ページです。
クレカ積立関連(マネックス証券)
クレカ積立関連では、課税口座で⑦マネックス証券クレカ積立と⑧dカード積立開始記念CPを利用します。NISA口座の方が還元率の面で有利なのですが、NISA口座は別で保有しているので。
マネックス証券の課税口座で、dカードPLATINUMを利用して入会初年度にクレカ積立の上限である毎月10万円の積立をすると、獲得できるポイント数は以下のようになります。ちょっと複雑ですが、細かく理解していなくてもそれなりにポイントを獲得できるということは分かります。

(当サイトでの計算なので間違っていたらすみません)
マネックス証券のお得な始め方については以下の記事をご覧ください。別途ポイントを獲得できます。

詳細については、公式サイトをご確認ください。


※これは、dカード積立開始記念キャンペーンに関し、NISA口座における還元率が記載された例

クレカ積立関連(THEO+ docomo)
THEO+ docomoでは、dカードでのクレカ積立にも対応しています。還元率は最大で1%です。

1%の還元率を確保するためには、dカードPLATINUMもしくはGOLDを利用し、かつdポイントクラブの会員ランクが5つ星である必要性があります。
本記事作成時点で、私の会員ランクは、、、

2つ星ですね。星が3つ足りません。dポイントを貯める機会がほとんど無いもので…
THEO+ docomoでのクレカ積立時の還元率は0.1%だけになります。ほぼゼロですね。
この会員ランクは3か月間のdポイント獲得数により変動するので、dポイントを獲得できたらアップするかな、という感じです。

ということで、THEO+ docomoでのdカードのクレカ積立については、実際に取り組むかどうかは未定です。
時期によってはお得なポイントサイト案件があるので、これはお得です。

株主限定の入会キャンペーン(隠れ優待的なやつ)
⑨株主限定CPは、NTT株をお持ちの方に届いているであろう中間配当金のお知らせに同封の株主限定のdカード入会キャンペーンにより、dカードPLATINUMの入会がさらにお得になるというものです。
詳細は以下の記事にて。

リボ関連
先日のセゾンのリボ祭りで一気に大衆化した感もあるリボ払い関連の特典、今回の10万Pチャレンジでは⑩こえたらリボCPと⑪こえたらリボ+0.5%還元の特典が該当します。
要点となる条件は前述のとおりなので、あとはスケジュールに沿って利用と繰り上げ返済等をこなせばOKのはずです。
一応、dカードのリボ払いの仕様をメモしておくと、締め日が15日で支払いが10日、リボ払いの手数料は前月支払日翌日(11日)から当月支払日(10日)までの期間のリボ払いの未払い残高を1円単位で日割り計算という感じで、あと繰り上げ返済はこちら。
ということで、⑩こえたらリボCPについては、明細に載ったら繰り上げ返済か増額返済で手数料を発生させずにクリアできる気はします。支払い例はこちら(初月は手数料発生しない)。
ただ、⑪こえたらリボ+0.5%還元も考慮すると、手数料が発生した際に+0.5%還元という条件を満たす必要性があるので、手数料が発生するように残高を最低限残しながら繰り上げ返済する形になりそうです。マイ・ペイすリボと似たような感じですね。
念のため記載しておくと、こえたらリボそのものの設定も必要です。
私が10万Pチャレンジを実践した際の経過
経過を残しておきます。
2025年2月: 発行
Mastercardブランド、ポインコデザイン(縦)を選んで発行しました。


初dカードであったせいか、本人確認依頼の封筒が郵送されてきたりして審査完了まで2週間くらいかかりました(本当に遅延解消したんでしょうか)。

審査完了時点では、以下のような状況でした。
- 審査完了時点で入会済み(審査完了日=入会日だった)
- カードが届くまでカード番号が分からない(一応、カード到着前でもd払いに利用できたり、ドコモ回線があればカード到着前にApple Pay登録できたりはする)
- 公式サイトには、審査は最短5分で完了という記載はあるけど
ということで、ようやく届きました。モノトーンのポインコが化石みたいでファンシーです。


今回参加するキャンペーンのうち、エントリーが必要なものは忘れずに手続きを済ませておきます(エントリーが必要なキャンペーンだけをチェックできるページはこちら)。
2025年2月(追記):クレカ積立設定
とりあえずマネックス証券で毎月10万円のクレカ積立の設定を済ませました。
2月8日を過ぎていたので、初回の買い付けは2025年4月の予定です(もう少し審査、発行が早かったら)。
今回は、”円建グローバル公社債ファンド(愛称:円咲)” にしました。リスクメジャーが小さい点と、円建のため為替変動リスクが無い点を重視しましたが、信託報酬が0.770%と高いです。10万円分を1日保有したら信託報酬が2円程度発生します。もっと信託報酬が安い銘柄もありますので、このあたりはお好みで。
2025年3月: こえたらリボ+0.5%還元の準備と年会費の支払い
こえたらリボ+0.5%還元の効率を最大化するため、本格的に利用する前にリボ払いの手数料が発生するよう準備しておきます。
具体的には、こえたらリボの毎月の支払額を最低の5,000円にした上で、3月15日までの利用明細(4月10日支払い分)に6,000円の利用実績を載せます(JAL Payへのチャージで)。

すると、4月10日に5,000円を支払った後に1,000円分の未払い残高が発生するので、その次の5月10日の支払い分で13円のリボ払い手数料が発生するはずです(最低限の利用なら5,080円くらいで1円の手数料になるはず)。これにより、3月16日~4月15日の利用分から+0.5%の還元を受けられるようになります。以降の支払いは、マイ・ペイすリボのようにできるだけ手数料が小さくなるように繰り上げ返済をすればOKです。

※当サイトにて注釈
あとは、早速年会費の支払いです。

2025年4月以降:更新予定
(更新予定です)
利用金額の集計
年月 | 利用金額 | 備考 |
---|---|---|
2025年3月 | ~15日:6,000円 16~31日:0円 | 3月10日に年会費29,700円引落し |
2025年4月 | (更新予定) | |
2025年5月 | (更新予定) | |
2025年6月 | (更新予定) | |
… | … | |
合計 | 6,000円 |
- 表の説明
-
- マネックス証券でのクレカ積立の金額は上記の表では省略
その他の特典
その他、色々と特典やキャンペーンも多いです。
レストラン優待(ダイニングby招待日和)、プライオリティ・パスもありますね。

その他、以下のようなキャンペーンも。
公式サイトのキャンペーンページをチェックしてみましょう。
家族カード発行で1,000Pのキャンペーン。
公共料金等の初めての支払い1件につき500P、最大4,000Pのキャンペーン。
これは抽選で最大100,000P。

機会があればd曜日。
JAFの新規入会でもれなく1,000P。
dカードPLATINUMの感想(編集後記として)
dカードPLATINUMの感想を載せておきます(随時更新します)。
- 初年度の特典が豪華。
- 基本還元率1%に加え、こえたらリボ+0.5%還元も利用できるのは強い。こえたらリボ+0.5%還元はあまり注目されていないようなのでご利用はこっそりと。d払いを利用するならd払いの還元率アップ特典も活用すべき。
- 審査完了時点で入会済み(審査完了日=入会日だった)になるのに、カードが届くまでカード番号が分からないのは不便(一応、カード到着前でもd払いに利用できたり、ドコモ回線があればカード到着前にApple Pay登録できたりはする)。公式サイトには、審査は最短5分で完了という記載はあるけど。
- dカードのアプリでカード番号を確認できないのは不便。
まとめ
以前から気になっていたdカードPLATINUMをサブカード用に発行したので、事前に考えておいた10万Pチャレンジ案を精査の上、実践した際の経過を本記事にまとめてみました。
dカードPLATINUMの会員数は、2024年11月の提供開始から約2カ月で会員数は34万人を突破したそうです(2025年2月時点の日経新聞の記事)。特典が多くて八方美人的なクレカだと思いますが、それなりに人気は出るのかと。

dなんとか関連の記事は以下です。


