【主要ポイント投資まとめ】メインじゃないポイントも使い道に迷わない方法
“メインで貯めていないポイントは投資に使う” と基本ルールを決めておけば、ポイントの使い道に迷う煩わしさから解放されます。
本記事は、主要な共通ポイントサービスにおけるポイント投資のまとめです。
ポイント投資で手に入れた資産は、しばらく値動きを見守るも良し、あるいは売却して現金化するも良し。
また、ポイントサイトやキャンペーン等を活用しながらお得に証券会社の口座を開設する方法も案内します。
使い道に迷わないためのポイント投資
多少でもポイ活をしていると、メインで貯めていないポイントが貯まってしまう機会もあります。
ポイントが貯まるのは嬉しいのですが、迷いますよね。使い道に。
いざ500P、1000Pくらい貯まったときに使い道をいちいち考えたり、そのポイントを使うためにわざわざ普段のルーチンと違う行動をしたりするのは面倒に感じます。
そんなときに、100Pからでも投資信託の買付ができるポイント投資は便利です。”メインで貯めていないポイントは投資に使う” と基本ルールを決めておけば、ポイントの使い道に迷う煩わしさから解放されます。
ポイント投資で手に入れた資産は、しばらく値動きを見守るも良し、あるいは売却して現金化するも良し。現金化した後、メインの証券口座で再投資することもできます。再投資で非課税のNISA口座に集約しても良いですね。
ということで、ポイント投資の話をします。
[補足] メインポイント、メインカードは別途クレカ積立を優先
本記事では、主にメインで貯めていないポイントが貯まったときのポイント投資について説明しますが、別途、メインポイントやメインカードの扱いについては、クレカ積立のことも考慮して決めるのが良いでしょう。
例えば、メインで使っているカード(クレカ)でのクレカ積立でポイント還元(例:1%還元)を受けられる場合には、クレカ積立を設定しつつ、その積立分のクレカ利用代金の支払いにポイントを充当する方が、クレカ積立でポイント獲得できる分(例:1%還元)、ちょっとだけお得です。クレカ積立とポイント投資のどちらも投資信託を購入できるという点は同じですが、ポイント投資自体ではポイント還元を受けられないので。この例は、メインポイントをメインカードの利用代金に充当できるという前提です。
実際に私の場合、メインポイントがVポイントなので、メインカードである三井住友カードでクレカ積立をしつつ、貯まったVポイントをクレカ利用代金の支払いに充当するような使い方をしています。
ポイント投資の方法
では、それぞれのポイントにおけるポイント投資の方法について確認していきましょう。
[一覧] ポイント投資に対応する証券会社
まずは、主要な共通ポイントサービスによるポイント投資に対応する証券会社の一覧です。
ポイント | 証券会社 | 期間限定P |
---|---|---|
Vポイント | SBI証券 | |
楽天ポイント | 楽天証券 | |
Ponta | auカブコム証券 | |
dポイント | マネックス証券 | |
PayPayポイント | PayPay証券 | – |
投資信託の最低購入金額は各社100円です。
以降、ポイントごとのポイント投資について説明します。
VポイントはSBI証券で
VポイントはSBI証券でポイント投資に使用できます。
SBI証券と楽天証券の2大ネット証券は、NISA口座の開設先としても人気です。メインの証券会社としても無難に選べるかと思います。
1P=1円分で、期間限定ポイント(ストア限定でなくどこでも使える期間限定のVポイント)も利用できます。
なお、Vポイントのポイント投資で利用できるポイント数には上限はありません。
SBI証券のお得な始め方については、以下の記事で解説しています。
ポイント投資に関する公式ページは以下です。
手順については、以下で解説されています。
楽天ポイントは楽天証券で
楽天ポイントは楽天証券でポイント投資に使用できます。
SBI証券と楽天証券の2大ネット証券は、NISA口座の開設先としても人気です。メインの証券会社としても無難に選べるかと思います。
また、ポイント投資はSPUの対象なので、楽天市場でのポイント還元率が最大+1倍になったりもします。
なお、楽天ポイントのポイント投資での利用には上限があり、1注文や1日あたり30,000ポイント、1か月あたり100,000ポイントまでです。ダイヤモンド会員の場合は、いずれも500,000ポイントまで利用できます。
楽天証券のメリットやお得な始め方については、以下の記事で解説しています。
ポイント投資に関する公式ページは以下です。
手順については、以下で解説されています。
例えば、以下のように購入画面でポイント利用の設定ができます。私の楽天証券のIDで試してみた際の画面です。
(参考) 楽天ポイントは高還元ルートの起点にも
楽天ポイントは、楽天銀行デビットカードの支払いに充当可能です。
楽天銀行のデビットカードは高還元ルートの起点にもできるので、ポイントを起点にした珍しいルートを構築できる点が興味深いです。
楽天キャッシュのチャージまでルートを辿れば、それを投信積立に使用することもできます。
Pontaはauカブコム証券で
Pontaポイントはauカブコム証券でポイント投資に使用できます。
個人的には、auカブコム証券のアプリはシンプルで見やすく(本記事作成時点で、2大ネット証券のSBI証券や楽天証券の画面と比べても)、ポイント投資のような手軽に利用しやすいサービスにもピッタリだと思います。
なお、Pontaポイントのポイント投資で利用できるポイント数には上限はなさそうです(記載は見当たらず)。
マネックス証券のお得な始め方については、以下の記事で解説しています。
ポイント投資に関する公式ページは以下です。
手順については、以下で解説されています。
Pontaの現金化だけならauじぶん銀行でも可
なおPontaポイントをau PAY残高にチャージすると、送金・出金が可能な残高になります(参考)。
この場合、auカブコム証券でなくauじぶん銀行を使って出金することで、現金化する方法もあります。
PontaはSBI証券、大和コネクト証券でも利用可
Pontaポイントは、SBI証券、大和コネクト証券でもポイント投資に利用できますが、ちょっと注意点もあります。
SBI証券ではメインポイントに設定してあるポイントでのみ、ポイント投資が可能です。前述のVポイントもSBI証券で使用したい場合、メインポイントの設定をVポイントとPontaポイントで切り替えながらポイント投資を行うことになります。ちょっと手間ですが、1つの証券口座で2つのポイントを利用できる点はメリットです。今後もずっとPontaポイントでポイント投資ができるのか分かりませんが…。
大和コネクト証券でもPontaポイントを利用できますが、必要な現金が口座にある状態で、まいにち投信(積立設定)を設定して注文後に(注文中、約定中のステータスになってから)、限られたタイミングでのみポイント投資の操作が可能です。いったん現金の口座残高(入金)が必要になるので、手順もややこしいということです。
1か月に30,000Pまでのポイント投資が可能です。
dポイントはマネックス証券で
dポイントはマネックス証券でポイント投資に使用できます。
2024年9月27日より、マネックス証券でのdポイント連携がいよいよ開始。
期間・用途限定のdポイントも使えるという点は大きなメリットです。
今後、dポイントの増量交換キャンペーンが開催されるかどうかも要注目です。
本記事作成時点で、まだdポイント連携がギリギリ始まっていないので、詳細は以下の記事や公式情報をご覧ください。
マネックス証券のお得な始め方については、以下の記事で解説しています。
ポイント投資に関する公式ページは以下です。
dポイントは大和コネクト証券、日興フロッギー、THEO+ docomoでも利用可
dポイントは、大和コネクト証券、日興フロッギー、THEO+ docomoでもポイント投資に利用できますが、ちょっと不便さや注意点もあります。
大和コネクト証券については、前述のPontaポイントと同様です。dポイントの場合は、期間限定ポイントも利用できます。
日興フロッギーでは、株やETFを購入できますが、投資信託は購入できません。あと売却時に0.5%の手数料がかかります。利用できるポイント数に上限はありません。
THEO+ docomoでは、1か月に50,000Pまでのポイント入金が可能です。ポイント入金により、dポイントを試算運用に利用できます。
PayPayポイントはPayPay証券で
PayPayポイントはPayPay証券でポイント投資に使用できます。
共通ポイントサービスとしてはまだ新しいですが、決済サービスとしての知名度が高いので、PayPayポイントを貯めている方も多いと思います。
PayPay証券のお得な始め方については、ポイントサイト案件が無いので解説記事は用意していません(以前、高値の案件があったのですが、一瞬で終了してしまいました)。公式サイトやPayPayアプリ等から普通に開設すればOKです。
もしポイントサイト案件があれば利用すると良いでしょう。
ポイントサイトに新規登録する際には、ご紹介特典を利用するとお得です。各ポイントサイトの説明やご紹介リンクは以下の記事にまとめてあります。よろしければ当サイトのご紹介リンクを活用ください。
ポイント投資に関する公式ページは以下です。
ポイント投資をするための準備自体がお得だったり
上記にて、主要な共通ポイントサービスについてポイント投資の方法を説明してきましたが、ポイント投資に対応している証券会社で口座開設を行うだけでも、それなりにポイントを獲得できるという点にもお気づきかと思います。
“投資” や “証券口座” というキーワードが身近でない方も多いため、この手の金融サービスでは、それなりに豪華なプロモーションが行われているのでしょう。
もちろん、投資をすれば値動きが生じるので、元のポイント数より資産の評価額が減ってしまうこともあります。ご自身のリスク許容度の範囲内で取り組むことが大事です。
まとめ
“メインで貯めていないポイントは投資に使う” と基本ルールを決めておけば、ポイントの使い道に迷う煩わしさから解放されます。
本記事は、主要な共通ポイントサービスにおけるポイント投資のまとめでした。