マイ・ペイすリボ の +0.5% 還元が終了&たぶん最後の継続チャンス
三井住友カードの自動リボ払い設定であるマイ・ペイすリボにはポイント還元率が +0.5%になるという特典があるのですが、リニューアル (改定) によりこの特典が2024年6月で終了&たぶん最後の継続チャンスになりそうです。
最後の継続チャンスというのは、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” つきの対象カードは今後限定スペックのレアカード扱いになる (と私は思う) ので、この機会を逃すと永遠にそのスペックを手に入れることはできない気がするという意味です。
本記事では、そのリニューアルの概要と、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” を継続したい方向けの要点をまとめておきます。
残念ながらマイ・ペイすリボの “+0.5%還元” の継続が間に合わず、なんとなく別のクレカを探してみようかな…と思われた方は、よろしければ以下の記事もご参考ください。
- (続報) +0.5%の継続手続きが間に合わなくても継続できた事例
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当サイトをご覧になった方から頂いた情報によると(ありがとうございます)、手続き期限を過ぎた7月時点で窓口とやり取りの結果、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” を継続する手続きができたそうです。
- 事例1: 4~5月に送信された今回の改定に関する通知メールが届いていなかった方
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窓口とやり取りの結果、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” を継続する手続きができたそうです。
三井住友カードから4~5月に送信された今回の改定に関する通知メールの一部が届いていない事象があったようで、特別に継続の対応をしているとのこと。
- 事例2: 4~5月に送信された今回の改定に関する通知メールは届いていたが手続きし忘れた方
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なんと、通知メールが届いていた場合でも、窓口とやり取りの結果、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” を継続する手続きができたそうです。
“メールは届いていたが、コース変更の受付期間までに2か月空いていて忘れていた” と問い合わせをされたところ、コース変更を受け付けてもらえたそうです。
あくまで参考情報として上記事例を掲載しております。繰り返しになりますが、実際に問い合わせをされる際には、ご自身の状況を整理して節度ある範囲でやり取りをされるのが良いかと思います。
なお、この手続き期限を過ぎた後の継続手続き後、いつ時点から+0.5%還元が適用されるのかは不明です。
従来のこの特典の説明については、以下の記事にまとめてあります。
マイ・ペイすリボの特典リニューアル
三井住友カードから上記リニューアルに関する案内がありました。
2024年6月の利用分から、リニューアル後の内容が適用されるようになります。
リニューアル内容の説明があるページは以下です。
※移行期間を終えるとリニューアル自体の内容は削除されると思いますが。
主な変更点
このリニューアルにより、マイ・ペイすリボのポイント特典において以下の点が変更されます。
- Aコース (対象店舗で+2%還元) と Bコース (毎月タダチャン!) の 2種類から “選べる特典” の形式になる
- 2024年7月1日から、“+0.5%還元” の特典を選択不可 (新規に利用不可) になる
- ただし、2024年6月3日~6月30日に手続きすれば “+0.5%還元” の特典を継続できる (たぶんこれが最後のチャンス)
- これから新規発行する場合、2024年6月2日までの入会 (マイ・ペイすリボありで) と 6月30日までの手続きにより “+0.5%還元” を利用できる (たぶんこれも最後のチャンス)
- “+0.5%還元” の特典によるポイント付与タイミングが1か月遅くなる (Aコース、Bコースと同じタイミング)
- このリニューアルの対象外カードでは、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” は終了せず継続できる
このリニューアルの対象となるクレジットカードは、プラチナプリファードやゴールド (NL) 等々です。Olive フレキシブルペイも含みます。対象カードと対象外カードについては後述します。
注意すべき点は、リニューアルの発表時点では、”+0.5%還元” の特典を “終了” としつつも、”継続” はできるという、よく分からない案内になっていることです。
“+0.5%還元” はどうなる?継続方法は?
具体的に、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” が今後どうなるのか、整理しておきます。
要点は、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” を利用したい場合、”2024年6月30日までに手続き“、もしくは “リニューアル対象外カードを利用” するということです。リニューアル対象外カードについては後述します。
マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” 特典のおさらい
マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” は、リボ払い手数料の支払いがある月に、三井住友カードのポイント還元率が 0.5%アップするというものです。
確実にお得ですが、リボ払いというものの性質上、誰にでもオススメするものではありません。
詳細は以下の記事にまとめてあります。
“+0.5%還元” を終了せずに継続はできる
前述のとおり、対象カードで 2024年7月1日から “+0.5%還元” の特典を選択不可になるという意味では “終了” なのですが、2024年6月3日~6月30日に専用ページで手続きをすれば、”+0.5%還元” の特典を継続できます。そして、これがたぶん 2024年7月以降も対象カードで “+0.5%還元” の利用を継続するための最後のチャンスとなる気がします。
専用ページへのリンクは、2024年6月3日から、マイ・ペイすリボのポイント特典のページ内のボタンから辿れるようになりました。
継続手続きのページと手順
以下のリンクから手続きページを開きます。
手順は以下の記事にまとめてあります。
継続した “+0.5%還元” の終了予定はなし
本記事の作成時点で、上記の手続により継続したマイ・ペイすリボの “+0.5%還元” の特典が終了となる予定はありません (三井住友カードに確認済み)。
もちろん将来的に終了となる可能性はあると思いますが、個人的には、後述の理由により、当面 “+0.5%還元” の特典は当面継続されると考えています。
これから新規発行で “+0.5%還元” を利用する方は6月2日までの入会と6月30日までの手続きを
マイ・ペイすリボの設定はクレジットカード単位です。三井住友カードのクレジットカードを複数保有している場合には、それぞれ設定が必要となります。AコースとBコースの選べる特典、あるいは “+0.5%還元” の選択も同様にクレジットカード単位で手続きが必要です。
これから三井住友カードや Olive を新規に発行する方が (対象カードについては後述)、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” の特典を利用したい場合には、2024年6月2日までに入会 (マイ・ペイすリボありで) (※)、および 2024年6月30日までに “+0.5%還元”継続の手続きを完了させる必要性があります。4~5月のうちに入会を済ませた方が良いでしょう。
(※) 6月2日という日付は、私が三井住友カードに確認した結果です。私の理解では、三井住友カード社内での入会審査完了したタイミングが入会日になると思います。申込みしただけでは入会にはなりません。
新規発行に関する参考情報は、以下の記事にまとめてあります。
どの特典がお得か
Aコース、Bコース、そして +0.5%還元、どの特典を選択するのがお得か、一応簡単に計算しておきます。
例として、メインカードとして月に25万円をクレカ決済し、うち食費を8万円とするケースを想定します。
- Aコースの最大パフォーマンスを知るために、極端な例ではありますが、食費8万円すべてを “対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” の対象店舗で利用 (+2%) するものとします (例:食事はすべてサイゼリアとはま寿司とコンビニ)。
- Bコースは抽選 (1等:ご利用金額全額タダ!×50名(上限10万ポイント)、2等:5,000ポイント×500名、3等:100ポイント×その他の当選本数) であり、確率を仮定することは困難です。とりあえず獲得できるポイント数の下限~上限のみを記載しておきます。
- +0.5%還元 については、毎月 25万円のクレカ決済の全額に対して還元率が 0.5%アップします。
上記の条件で、マイ・ペイすリボのポイント特典の各コースの獲得ポイント数を計算すると以下のようになります。
選択 | 獲得ポイント数 / 月 |
---|---|
Aコース (対象店舗で+2%還元) | 1,600P (8万円×2%) |
Bコース (毎月タダチャン!) | 100P~10万P (抽選) |
+0.5%還元 | 1,250P (25万×0.5%) |
上記の計算では、Aコースで獲得できるポイント数が最も大きいです。ただ、すべての食事を “対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” の対象店舗にするという前提は極端ですね。本当にそのような食生活の方もいらっしゃるかもしれませんが、健康には気をつけましょう。少し条件を緩めて食費の半分を対象店舗にすると、獲得ポイント数は 800P/月になります。
Bコースに関しては確率と当選対象となる決済の金額次第です。運に自信がある方には良いでしょう。ちなみに、Bコースのタダチャン!は、各月の当選数の上限が1回限りなので、100Pに当選してしまうと、その月はそれ以外に当選できないはずです。
となると、”+0.5%還元” が安定的と言えます。確実に 0.5%の還元率を確保できる訳です。
Aコースや Bコースのコンセプトが気に入った場合には、それらを選択するのが良いと思いますが、お得さに関しては、”+0.5%還元” が一番だと私は思います。
活用例は以下です。
ちょっと考察
ここからは興味がある方向けの細かい考察です。
リニューアル対象カードは “対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” か
今回のマイ・ペイすリボのリニューアル対象は、スタンダードカードと、一部の法人カードです (参考)。
スタンダードカードというのは以下のことです。クレジットカード一覧からも確認できます。
リニューアル対象カードかどうかの基準はおそらく “対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” の対象カードかどうかでしょう。両者の対象カードは一致していますし、そもそも Aコースの特典は “対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” での決済が対象ですから、Aコースで +2% を適用するためにも、そのベースとなる 7%還元が無いと不整合や混乱の元になります。
ということで、 “対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” の対象でないクレジットカードは、今回のリニューアル対象から外さざるを得ないものと推察されます。
リニューアル対象外カードでは “+0.5%還元” が終了しない
となると、リニューアル対象外カードのうち把握しておくと良さそうな例が、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドあたりの扱いです。
このカードは、マイ・ペイすリボを設定することはできるのですが、”対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” の対象ではありません。前述の推察通り、リニューアル対象外です。
そして、三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドも、マイ・ペイすリボの利用で “+0.5%還元” の特典を受けることができます。実際、本記事の作成時点では、三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドのマイ・ペイすリボにおける “+0.5%還元” の特典が終了となる予定はありません (三井住友カードに確認済み)。
つまり、このようなリニューアル対象外カードでは、今回のリニューアルにある Aコース、Bコースの選択はできず、マイ・ペイすリボのポイント特典は “+0.5%還元” のままになるのでしょう。
以下のようにマイ・ペイすリボの説明ページが更新されており、スタンダードカードとその他提携カードの分類に分かれています。
前者のスタンダードカードが今回のリニューアル対象、そして後者のその他提携カードが、今回のリニューアル対象外カードに相当するものと理解しています (分類として、法人カードが提携カードに含まれるのかどうかはよく分かりませんが)。
ビジネスオーナーズ ゴールドや、一般ランクのビジネスオーナーズの発行は、ポイントサイトを利用できます。
全体として “+0.5%還元” はすぐ廃止にはならない
ここまでの内容から、今回のリニューアル対象 (スタンダードカードと、一部の法人カード) を除いたクレジットカードにおいては、マイ・ペイすリボを利用すると、従来どおりポイント特典として “+0.5%還元” が得られることが分かります。
よって、三井住友カード全体として “+0.5%還元” が終了する訳ではありません。2024年6月3日~6月30日に専用ページでの手続きによる “+0.5%還元” の継続分は例外的ではありますが、 三井住友カード全体として “+0.5%還元” は継続しているので、”できるだけ早く撤廃したいほどの超例外” ではないと推察できます。
ということで、リニューアル後に新規発行するクレジットカードで、このマイ・ペイすリボの “+0.5%還元” を活用したい方にとっては、前述の三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドあたりの価値が上がるかもしれませんね。
リニューアルと “+0.5%還元” 終了アピールはコスト削減&マーケティング
ではなぜわざわざリニューアルをして、”+0.5%還元” の終了を強調するのか、という点も気になります。
その理由は、コスト削減とマーケティングにあると思います (勝手な推測です)。
コスト削減として、スタンダードカードでポイ活ユーザが “+0.5%還元” を活用するケースが増えてきて、それが少なからずコスト負担につながる傾向もあるでしょうから、今回のリニューアルでその影響を最小限に抑える意図があるのかもしれません。
またマーケティング (あるいはブランディング) として、”対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” と連携する Vポイントアッププログラム (最大20%還元)や、タダチャン! といった、三井住友カード利用者にとって浸透しつつある特典に関連付けながら統合していくことで、削減したコストをさらに集中的、効率的に活用できるかと思います。従来の “マイ・ペイすリボの特典” と言われても、なかなかピンと来ない方が多いでしょうから、より認知度の高い “最大 20%還元” 等のフレーズと関連性のある施策に移行する方が合理的でしょう。
ついでに、前述のように三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドあたりでは “+0.5%還元” を継続できることから、個人カードと法人カードの2枚持ちをオススメしている三井住友カードの方針にも沿っているのかもしれません。
“+0.5%還元” のレアリティ
最後に、ポイ活やコレクション志向の偏った観点として、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” のレアリティについてです。
- 今回のリニューアル対象カード (スタンダードカード等) を、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” にしておくと…
-
- リニューアル後はそのスペックのカードは手に入らないはずなので、限定スペックのレアカードだと言えなくもない
- 今回のリニューアル対象外カード (ビジネスオーナーズ等) で、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” を利用すると…
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- 基本スペックなのでレアではないが、それらのカードを生活費決済に使う人は少ないという意味ではレアだと言えなくもない
興味がありましたら、ご参考ください。
“+0.5%還元” の引継ぎ
お持ちのカードにマイ・ペイすリボの還元率 +0.5%特典を設定済みであれば、切替を行うことで、他のクレカに引き継ぐこともできます。
詳細は以下の記事にて。
まとめ
本記事では、マイ・ペイすリボのポイント特典リニューアルの概要と、マイ・ペイすリボの “+0.5%還元” を継続したい方向けの要点をまとめてみました。
残念ながらマイ・ペイすリボの “+0.5%還元” の継続が間に合わず、なんとなく別のクレカを探してみようかな…と思われた方は、よろしければ以下の記事もご参考ください。
お得なクレカ発行方法の早見表
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クレジットカード | 紹介リンク、解説記事等 |
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