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【損しないプラチナプリファード解約】翌年の年会費支払い前に解約する条件等

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解説はこちら

年会費が33,000円(税込)かかるプラチナプリファード、もし解約するとしたら翌年の年会費の支払いを回避したいところ。

本記事では、2種類のプラチナプリファード (三井住友カード、Oliveフレキシブルペイ) について、翌年の年会費を支払う前に解約するための条件と、さらに注意点として、解約後もポイントを維持するための方法や、状況によっては年会費を支払った後に解約した方が良いケース、また解約そのものを見送った方が良いケースがある点についても解説します。

本記事では三井住友カード プラチナプリファードとOlive フレキシブルペイ プラチナプリファードについて説明しますが、ゴールドランクや、その他の種類の三井住友カードについても基本的に同様かと思います。ただし、個々のカードのルール等についてはご自身で確認ください。

本記事の内容は、個人的な調査結果や経験、推測、感想に基づいています。
正確かどうか、最新かどうかについては適切な情報をご確認ください。

本記事では、特に区別せず “プラチナプリファード” と記載した場合には、三井住友カード プラチナプリファードおよびOlive フレキシブルペイ プラチナプリファードの両方を指します。

なお、本記事作成時点では、私は三井住友カード プラチナプリファードをメインカードとして愛用しており、解約予定はありません。念のため調べておいただけです。

目次

なぜプラチナプリファードの解約の話をするのか

プラチナプリファードは、その特徴や今までの経緯等から、他のカードに比べて解約タイミングを真剣に検討するケースが多いクレカかと思います。

プラチナプリファードの解約を検討する契機

ゴールドランクも年会費がかかりますが、100万円利用によって年会費を永年無料化できるので(三井住友カード、Oliveフレキシブルペイのどちらも)、三井住友カードのスタンダードカードの中で実質的に年会費が負担になるのはプラチナプリファード(とプラチナ)くらいです。ということで、本記事ではプラチナプリファードを対象にしています。

なお、プラチナプリファードの基本スペックや1年目の特典については以下の記事をご覧ください。

以降、そんなプラチナプリファードの解約について解説します。

繰り返しますが、本記事作成時点では、私は三井住友カード プラチナプリファードをメインカードとして愛用しており、解約予定はありません

三井住友カード プラチナプリファードの解約

まずは三井住友カード プラチナプリファードの場合です。

Olive フレキシブルペイについては後述します。

翌年の年会費を支払う前に解約するための基本的な条件

翌年の年会費を支払う前(=年会費の支払いが確定する前)に解約するための条件についてです。この条件を満たせば、翌年の年会費を支払わずに解約できます。

ここでは、まず基本的な条件を説明します。さらに解約タイミングを遅らせるギリギリの条件もあるので、それは後述します。

“カード代金支払い日(毎月10日 or 26日の2パターン)” によって条件が異なりますので、まずはご自身のカード代金支払い日をご確認ください。
そして、カード代金支払い日が毎月10日の場合は、さらに “カード加入日(入会日のことで、1日~15日 or 16日~31日の2パターン)” によって条件が分かれます。

“カード代金支払い日” と “カード加入日”(カード加入月も) を確認する方法はこちら

VpassのWeb明細書にて、以下の箇所を確認すると、”カード代金支払い日” と “カード加入日” を確認できます。

出典:年会費はいつ請求されますか? | 三井住友カード

まとめると、以下のような条件分岐になります。

カード代金支払い日が毎月10日の場合
カード加入日が1日~15日の場合

[条件] 加入月の15日までに解約
※年会費は加入月の翌月10日に引き落とされるが、その前月15日までに解約するということ

カード加入日が16日~31日の場合

[条件] 加入月の翌月15日までに解約
※年会費は加入月の翌々月10日に引き落とされるが、その前月15日までに解約するということ

カード代金支払い日が毎月26日の場合
カード加入日に関わらず

[条件] 加入月の末日までに解約
※年会費は加入月の翌月26日に引き落とされるが、その前月末日までに解約するということ

この条件を満たせば、翌年の年会費を支払わずに解約できます。Vpassで手続き可能です。

解約メニューはこちら (Vpass)

公式ページの説明では、年会費の支払いが確定するタイミングと、年会費が引落しされる日は以下のようになっています。

出典:いつまでに解約すれば、次回の年会費がかかりませんか? | 三井住友カード
出典:年会費はいつ請求されますか? | 三井住友カード

詳細は出典の公式ページをご確認ください。

さらにギリギリの条件

前述の基本的な条件よりも、さらに解約タイミングを遅らせた場合の最終リミットもあり、これがギリギリの条件です。

カード代金支払い日、加入日に関わらず

[条件] 年会費の支払い日の前日までに解約
※年会費の支払い日は前述のとおり

この条件を満たせば、翌年の年会費を支払わずに解約できます。Vpassで手続き可能です。

解約メニューはこちら (Vpass)

年会費の引き落としの停止、または引き落とし後に返金される流れです。

ただ、ギリギリの日程なので、不慮の事態により解約が間に合わない場合には、年会費を支払うことになるため注意が必要です。特に理由が無ければ前述の基本的な条件の日程の範囲内で解約した方が無難でしょう。

詳細は以下の公式ページをご確認ください。

上記ページに、Webのカード退会お申し込みフォームの場合は、年会費支払い日の2営業日前までに手続きをするよう記載がありますが、このフォームはVpassにログインできない方向けだと思うので、ログインできる方はVpassで年会費の支払い日の前日までに手続きすれば良いでしょう。

注意点1:解約後のポイント維持

解約後も、せっかく貯まったVポイントを失効させずに維持するための条件は満たしておきましょう。

以下の記事で解説しています。

注意点2:解約前のクレカ利用に伴うポイントの獲得可否

さらに細かい点ですが、解約前のクレカ利用に伴うポイントを解約後であっても獲得できるかどうかについても把握しておきましょう。継続特典やプリファードストアの利用分のポイントの話です。

これも以下の記事(上記と同じ)で解説しています。

注意点3:年会費を支払った後に解約した方が良いケース

年会費のマイナスより大きなポイント獲得のプラスが見込める場合には、年会費を支払ってでもそのプラスとマイナスを清算してから解約した方がお得でしょう。

というのは、前述の、”解約前のクレカ利用に伴うポイント” の中には、解約すると獲得できなくなるもの(継続特典等)があります。もちろん解約しなければ獲得できます。

つまり、年会費33,000円よりも、解約すると獲得できなくなるポイント(継続特典等)の方が大きければ、それらのポイントを獲得してから解約した方がお得という訳です。

解約すると獲得できなくなるポイント
  • 継続特典として付与されるポイント
  • プリファードストア利用分のポイント (最大+14%還元)

解約前まで、プラチナプリファードをそれなりに活用している場合、上記の合計が33,000Pを超える可能性が十分にあります。解約するとそのポイントを獲得できなくなるので、獲得してから解約するかどうか、検討しておくと良いでしょう。

ただ、解約後にVポイントの使い道が無くなってしまうという場合には、交換先を探しておくか、年会費の支払い前に解約すると良いでしょう。

注意点4:解約そのものを見送った方が良いケース

もし翌年の年会費が無料になるとしたら、もう1年プラチナプリファードを使っても良いと思われる方もいらっしゃるでしょう。

まさか33,000円の年会費が無料だなんて、そんなことが…あるんです。

2023年10月、プラチナプリファードにおいて翌年の年会費が無料になる特典が発見されました (どのような条件で特典が現れるかは不明ですが、年会費無料の画面が現れるかどうかだけでも確認してみては)

以下の記事で解説しています。

私自身、この特典で2024年4月に支払い予定だった分の年会費が無料になっています。

注意点5:解約でなくゴールド(NL)への切替特典

上記の年会費無料特典を利用できなかった場合、プラチナプリファードからゴールド (NL) への切り替えで、ゴールド (NL) の年会費が永年無料になるという特典を利用できるかと思います(確証は無いですがたぶん常設?)

“この案内を見た方限定 三井住友カード プラチナプリファード から 三井住友カード ゴールド(NL)へ切替えると年会費が永年無料” という特典
出典:三井住友カード(解約時の画面)

ゴールド(NL)は、年間100万円の利用により年会費が永年無料になりますが、初年度については年会費がかかってしまうので、最初からその年会費5,500円分を無料化できるというのはそれなりのメリットです。

概要については、以下の記事にまとめてあります。

なお、この切替の特典は、前述の年会費無料特典と同じく以下の記事で説明している手順で確認できます。

注意点6:マイ・ペイすリボの還元率 +0.5%特典の引継ぎ

プラチナプリファードにマイ・ペイすリボの還元率 +0.5%特典を設定済みであれば、解約の代わりに切替を行うことで、他のクレカに引き継ぐこともできます。前述のゴールド (NL) への切替の際に適用できます。

この特典は新規に申し込むことができなくなったレアなスペックなので、気になる方はご一考を。

詳細は以下の記事にて。

Olive フレキシブルペイ プラチナプリファード

続いて、Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファードの場合です。

主に三井住友カード プラチナプリファードとの差分のみ説明していきます。差分が無い項目については、三井住友カード プラチナプリファードの説明をご覧ください。

翌年の年会費を支払う前に解約するための基本的な条件

翌年の年会費を支払う前(=年会費の支払いが確定する前)に解約するための条件についてです。この条件を満たせば、翌年の年会費を支払わずに解約できます。

以下の条件です。

カード代金支払い日、加入日に関わらず

[条件] カード入会月の末日までに解約
※年会費は、一律加入月の翌々月2日(土日の場合は翌営業日)に引き落とされるが、その前々月の末日までに解約するということ

この条件を満たせば、翌年の年会費を支払わずに解約できます。

解約手順については、以下の公式ページに記載があります。

Oliveフレキシブルペイ(Oliveアカウントの一部の機能)を解約するか、三井住友銀行の口座自体を解約するかによって、手続き方法が異なります。

公式ページの説明では、年会費の支払いが確定するタイミングと、年会費が引落しされる日は以下のようになっています。

出典:年会費はいつ請求されますか? | 三井住友カード
出典:いつまでに解約すれば、次回の年会費がかかりませんか? | 三井住友カード

詳細は出典の公式ページをご確認ください。

さらにギリギリの条件

なお、Oliveフレキシブルペイでは、三井住友カードのような、さらに解約タイミングを遅らせるギリギリの条件はありません。

注意点1:解約後のポイント維持

三井住友カード プラチナプリファードの場合と同様に、以下の記事で解説しています。

注意点2:解約前のクレカ利用に伴うポイントの獲得可否

三井住友カード プラチナプリファードの場合と同様に、以下の記事で解説しています。

注意点3:年会費を支払った後に解約した方が良いケース

これも三井住友カード プラチナプリファードの場合と同様に、年会費33,000円よりも、解約すると獲得できなくなるポイント(継続特典等)の方が大きければ、それらのポイントを獲得してから解約した方がお得です。

注意点4:解約そのものを見送った方が良いケース

Oliveフレキシブルペイでは、三井住友カードのような、翌年の年会費が無料になる特典はありません(見聞きしたことはありません)

よって、解約そのものを見送った方が良いケースは無さそうです。

注意点5:解約でなくゴールド(NL)への切替特典

Oliveフレキシブルペイでは、三井住友カードのような、ゴールドランクへの切替で年会費が永年無料になる特典はありません(見聞きしたことはありません)

注意点6:マイ・ペイすリボの還元率 +0.5%特典の引継ぎ

Oliveフレキシブルペイでは、三井住友カードのような、切替時にマイ・ペイすリボの特典を引き継ぐ仕様はありません。

[未検証] さらなるプラチナプリファード解約の妙技はあるか?

三井住友カード プラチナプリファードでは、特定の条件を満たした場合にのみ使えそうな解約手順があるかもしれない気がします、もしかしたら。

それは、継続特典を受け取り、かつ翌年の年会費の支払いが不要となる方法です。

ただ、この文章を書いている時点で、私自身が解約するつもりが無いのでその手順を試せません。また、三井住友カードのサポートに手順の裏取りのための問い合わせをするつもりもありません。もし、三井住友カード プラチナプリファードを解約予定で試してみたい方がいらっしゃれば、トクフレにご登録の上、相談いただけましたら、特定の条件を満たせそうな場合にはお伝えします(ただし、他言無用で、試した結果を当方にお知らせいただくというお約束を守っていただける方のみ)。

まとめ

本記事では、2種類のプラチナプリファード (三井住友カード、Oliveフレキシブルペイ) について、翌年の年会費を支払う前に解約するための条件と、さらに注意点として、解約後もポイントを維持するための方法や、状況によっては年会費を支払った後に解約した方が良いケース、また解約そのものを見送った方が良いケースがある点についても解説しました。

繰り返しますが、本記事作成時点では、私は三井住友カード プラチナプリファードをメインカードとして愛用しており、解約予定はありません

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