三井住友カード/Oliveの解約後もVポイントを維持、獲得できる?
三井住友カードやOlive フレキシブルペイを利用するとVポイントが貯まりますが、クレカの解約時に損をしないよう注意も必要です。
本記事では、三井住友カードやOlive フレキシブルペイにおいて、解約後もVポイントを失効させずに維持するための条件や、解約前のクレカ利用分のVポイント獲得の可否について解説します。
概要
本記事では、以下の2点について説明します。
- 解約後にVポイントを維持するための条件
- 解約前のクレカ利用分のVポイント獲得の可否
順に説明していきます。
解約後にVポイントを維持するための条件
解約時のポイント維持についてです。
せっかく貯まったVポイントが解約と共に失効してしまわないよう、以下の点を確認しておきます。
解約後もVポイントを維持するための条件
以下のいずれかの条件を満たせば、解約後も貯まったVポイントを維持できます。
- いずれかを満たせばOK
-
- VポイントのID連携を実施済み
- 解約までにVポイントが貯まる別のクレカ(後述)を保有済み
公式サイトの説明
公式サイトに説明等は以下のとおりです。
自動チャットの回答も同様です。
VポイントのID連携
2024年に始まった新Vポイントを利用するための手続きです。
VポイントのID連携については、以下の記事をご覧ください。
Vポイントが貯まる別のクレカの用意
別のクレカについては、年会費無料のものでもOKなので、通常の三井住友カード(NL)やOlive フレキシブルペイの一般ランクでも大丈夫です。年間100万円の利用で年会費を永年無料化できるゴールド(NL) やOlive フレキシブルペイ ゴールドでも良いでしょう。
ポイントサイト経由で発行すれば、その分のポイントも獲得できるのでお得です。興味がありましたら以下の記事もご覧ください。ゴールドランク向けの内容ですが、一般ランクも発行手順は同様です。
例外として、Vポイントが貯まる別のクレカへの “切替” でも貯まっていたVポイントは引き継がれます(切替時注意事項より)。
解約前のクレカ利用分のVポイントを獲得できるかどうか
かなり細かい話ですが、クレカ利用に対するポイントが付与される前に解約した場合に、そのポイントが後から(解約後)でも付与されるかどうかについてです。
ポイントの種類ごとに説明します。
通常ポイント
- Vポイントが貯まる別のクレカを保有(前述)していれば、解約前のクレカ利用に伴うポイントを獲得、利用できます。
プラチナプリファードの場合は1%還元、それ以外のゴールド(NL)等の場合は0.5%還元の分のポイントのことです。
継続特典のポイント (100万円利用で1万P)
- 利用判定および特典付与時点でカードを退会、あるいは会員資格が停止されている場合や、ほかのカードやランクへ切替えた場合には、ポイント付与の対象となりません。
プラチナプリファードの継続特典(三井住友カード、Olive フレキシブルペイ)、三井住友カード ゴールド(NL)の継続特典、Olive フレキシブルペイ ゴールドの継続特典について同様です。
SBI証券のクレカ積立に対するポイント(継続特典分)
- 条件判定およびポイント付与時点で退会、あるいは会員資格が停止されている場合には、ポイント付与の対象となりません。
2024年のクレカ積立のポイント還元ルールの改定により、プラチナプリファードの1%を超える還元分は継続特典扱いになっていますので、その分のポイントのことです。
プリファードストア利用分のポイント (プラチナプリファードの場合のみ)
- ポイント付与時点で退会、あるいは会員資格が停止されている場合には、ポイント付与の対象となりません。
マイ・ペイすリボの特典によるポイント(+0.5%)
- Vポイントが貯まる別のクレカを保有(前述)していれば、解約前のクレカ利用に伴うポイントを獲得、利用できます。
意外とこの特典は、解約後も獲得できるようです(2023年時点で確認)。
以下のことです。
解約時の判断ポイント
上記の内容を踏まえて、どのタイミングで解約するのが良いか、また解約する場合にはポイント維持のための準備がバッチリか、確認しておきましょう。
特に、以下の判断ポイントが重要です。
- 解約前にチェック
-
- 年会費よりも、解約しなかった場合に獲得できるポイント(継続特典等)の方が大きければ、それらのポイントを獲得してから解約した方がお得
- 解約する場合には、Vポイントを維持するための条件を満たしているか
せっかく貯めたポイントが失効しないよう、要注意です。
年会費の支払い前に解約するための条件等、損をしない解約方法については、以下の記事で解説しています。※年会費が負担になるケースが多いのはプラチナプリファードなので、プラチナプリファードを対象にしていますが、他のクレカでも基本的に同様です。
まとめ
本記事では、三井住友カードやOlive フレキシブルペイにおいて、解約後もVポイントを失効させずに維持するための条件や、解約前のクレカ利用分のVポイント獲得の可否について解説しました。
解約も計画的に!