【楽天キャッシュの意外な0.5%還元対象】ポイントとしての利用時もお得
楽天キャッシュ利用時の0.5%還元ルールのうち、あまり明確ではないけど実はポイント還元対象、というパターンとして楽天キャッシュの楽天ポイントとしての使用があります。知っておくと、それなりにお得なのでご紹介します。
経緯
2024年6月から始まった楽天ペイの1.5%還元、これは実質的に楽天キャッシュのポイント還元ルール改定によるものでした。
このルール変更により、楽天証券での投資信託の積立が0.5%還元になったり、楽天ペイのコード決済が基本的に1.5%還元になったりと、楽天キャッシュを使用する際の還元率が基本的にアップしました。詳細は以下の記事にまとめてあります。
ただ、上記以外に、あまり注目されていない楽天キャッシュの使い方があるので、本記事でご紹介します。
楽天キャッシュの楽天ポイントとしての利用も0.5%還元
楽天キャッシュは、楽天ペイや楽天証券、楽天の各サービスでの利用以外に、楽天ポイントの加盟店における楽天ポイントとしての利用も可能であり、その際に楽天キャッシュ利用額に対して0.5%の還元を受けられます。
楽天ポイントと楽天キャッシュを合算 = “利用可能総額”
仕組みとしては、楽天ポイントによる支払い時に楽天キャッシュの残高も楽天ポイントの一部として利用できるようになっています。
具体的には、以下のように “利用可能総額” として管理されており、これを楽天ポイントとして利用できます。通常ポイントと期間限定ポイント、そして楽天キャッシュを合算した額が利用可能総額です。
このように、楽天ポイントが不足している場合、あるいは楽天ポイントがゼロの場合でも楽天キャッシュの残高があれば、(利用可能総額の範囲内で) 楽天キャッシュが自動的に充当されるようになっています。
楽天ポイントとしての利用も0.5%還元の対象
実は、上記のように、楽天キャッシュを楽天ポイントとして利用する際にも、楽天キャッシュ利用額に対して0.5%の還元を受けることができます。
この還元ルールについての明確な説明は見当たらないのですが、無理やり解釈すると、上記の “上記以外の楽天グループのサービス” の中に、楽天ポイントカードという楽天グループのサービスにおける加盟店でのポイント払いも含まれており、ポイント還元の対象になるということでしょう。きっと。
以下のように、毎月届く “楽天キャッシュ獲得ポイント数のお知らせ” のメールにて、楽天ペイで楽天キャッシュを使用した際の0.5%還元とは別に、”その他サービス” のところに記載されている獲得ポイント数が、楽天キャッシュを楽天ポイントとして利用した分の0.5%還元に相当するようです。
補足として、楽天ポイントの使用そのものにはポイント還元は無いため、ポイント払いにおいては楽天キャッシュを使用した方がトータルの還元率は上がります。
楽天キャッシュを楽天ポイントとして利用する方法
楽天ポイントカードを提示できるアプリがあれば、楽天キャッシュを楽天ポイントとして利用できます。特別な設定は不要なので、とても簡単です。
楽天ペイアプリなどでOK、物理カードはNG
楽天ポイントカードアプリや、楽天ペイアプリ等、楽天ポイントカードのバーコードを提示できるアプリがあればOKです。一方、楽天ポイントカードの物理カードでは楽天キャッシュを利用できません。
私は楽天ペイアプリを使用しています。楽天ペイアプリでポイントカードを表示すると、以下のように、楽天ポイントはゼロですが、前述の “利用可能総額” として楽天キャッシュの額が表示されています。
この利用可能総額を楽天ポイントとして利用できます。
なお、私はポイント払い時に通常ポイントを消費したくないので、普段はキャッシュ優先にしています。
楽天キャッシュを楽天ポイントとして利用する際の上限
注意点として、1回の支払いで利用できるポイント数は30,000Pまでなので(ダイヤモンド会員は500,000P)、その範囲内での利用に限ります。1か月に利用できるポイント数も100,000Pまでという制限があります(ダイヤモンド会員は500,000P)。
高額な買い物や税金等の請求書払い等がある際には気をつけましょう。
楽天ポイントが高還元ルートの使い道にもなるメリット
楽天ポイントも1つの決済手段として考えると、高還元ルート経由で調達した楽天キャッシュの使い道(出口)が一気に広がります。
楽天ポイントの加盟店すべてで使える
楽天ポイントの提携加盟店の数は2022年時点で約500万箇所であり、これらすべてが高還元ルートの使い道の対象になります。特に、楽天ペイが利用できないお店でも楽天ポイントさえ利用できれば高還元ルートを活用できる訳です。
なお、楽天ペイが使えるお店であれば、楽天ペイ利用分の1%還元を受けられるので、楽天ペイを利用した方がお得です。が、楽天ペイの場合には大量に設定されているポイント還元対象外のお店にも要注意です。一方で、楽天キャッシュを楽天ポイントとして利用する際には、そのようなポイント還元対象外のお店は無いので気楽です(このページの○×が基本)。
こんなに広い範囲で0.5%還元を受けられる楽天キャッシュは、やはりすごいです。
例えば、ガソリンスタンドでの支払い
ガソリンスタンドでの支払いを例に挙げてみます。
ENEOSでは、楽天ペイは使えませんが楽天ポイントは使えます(さらに給油2Lあたり1P還元で貯まる)。
また、apollostation(旧出光、旧昭和シェル)も同様に、楽天ペイは使えませんが楽天ポイントは使えます(さらに同様に給油2Lあたり1P還元で貯まる)。
このようなガソリンスタンドでの支払いに、楽天ポイントを利用(実際には楽天キャッシュを楽天ポイントとして利用)した場合のトータル還元率を考えてみます。
- ENEOSやapollostationにて、楽天キャッシュ(楽天ポイント)で支払った場合の還元率
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- 楽天キャッシュ調達までに3% (高還元ルートを利用したとして)
- 楽天キャッシュの利用で0.5%
- 楽天ポイントカード提示で0.25% (※)
(※) 2Lの給油あたり1Pの還元なので、計算しやすいよう1Lが200円だと仮定すると0.25%還元相当
上記より、トータル還元率は3.75%です。
私の場合、ENEOSでの利用において、実際に上記の還元率を確保できています。セルフ給油の場合、パネル操作手順がちょっと独特かもしれませんが。
各ガソリンスタンド専用のカードを発行すれば、還元や値引きを受けられる場合もあるかと思いますが、そのような用途限定のカードを増やしたくない方にとっては、このような高還元ルートの価値は大きいと思います。
他にも、楽天ペイは使えないけど楽天ポイントは使えるというお店があれば
同様に、楽天ペイは使えないけど楽天ポイントは使えるというお店があれば活用できます。
むしろ、ご存じの方はシェアいただけると助かります。
楽天キャッシュや楽天ポイントの色々な活用方法
その他にも、楽天ポイントや楽天キャッシュの活用方法に関連する記事をまとめてあります。
まとめ
楽天キャッシュ利用時の0.5%還元ルールのうち、あまり明確ではないけど実はポイント還元対象、というパターンとして楽天キャッシュの楽天ポイントとしての使用があります。知っておくと、それなりにお得なのでご紹介しました。