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【チャージ系ポイ活の大衆化】高還元ルートの最近の動向を解説

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様々な決済サービスを多段に活用することで、より高いポイント還元率を目指す高還元ルート

最近では大手メディアのニュースでも取り上げられているようで、チャージ系ポイ活が大衆化しつつある印象を受けます。

本記事では、そんな高還元ルート関連のポイ活に関する最近の話題を確認しつつ、今後使いにくくならないかと心配などもしながら、概要を解説してみます。

目次

高還元ルートとは

様々な決済サービスを多段に活用することにより、より高いポイント還元率を目指す高還元ルート。ポイントの二重取りを発展させたチャージ系ポイ活ですね。

高還元ルートの活用例

例えば以下のような感じで、楽天証券の積立で計3~4%、楽天ペイで計4~5%、楽天ポイント加盟店で計3~4%の還元率を確保できます。その他、各種電子マネーやプリペイドカードでの決済も高い還元率で利用できます。

出典:Vポイントをメインにしたベストコーデの解説記事より
関連記事:JAL Pay楽天キャッシュのポイント利用

上図は高還元ルートの活用例です。

この図では、一番左のクレカ(起点)を使ってJAL Payにチャージし、そのチャージしたJAL Payの残高を次のANA Payの残高にチャージする、といったチャージ手順を繰り返します。最終的にチャージした残高を買い物等で利用(出口)することでルートが完結します。当然ルートが長くなると手間が増えます。

このように、各決済サービスのロゴや還元率をパーセンテージ(%)で表す数値から構成されるフローチャートのような形式で表現されることが多く、知らない方にとってはよく分からない存在であり、ときに不気味で近寄り難い印象すら与えかねないもの、それが高還元ルートというある種の集合知に対する私の理解です。

高還元ルートに沿って残高のチャージや利用を行うことにより、各決済サービスでポイント還元を受けられるので、ポイントの二重取りや三重取りが可能になります。特に楽天ギフトカードというPOSAカードを購入し楽天ペイや楽天証券で利用するルートが定番です。

例えば、このような高還元ルートを活用した電子マネー等への残高チャージを家計管理の一環で毎月のルーチンにしておけば、あとはチャージした残高を日常的な生活費等の支払いに使うだけでポイント還元率を実質的に高めることができるので、あまりポイ活そのものに時間をかけたくない方にとっても人気のある手法です。

私も重宝しており、当サイトでは以下のような記事にまとめています。

大手メディアでのニュース等

そんな高還元ルートに関する話題が最近では大手メディアのニュースでも取り上げられているようです。その様子をいくつか挙げてみます。

NHKのテレビ番組にて高還元ルートの紹介

2025年2月に首都圏情報ネタドリ!(首都圏ナビ)にて、ポイ活芸人として有名な井上ポイントさんを取材した際の様子が放映されており、その中で高還元ルートにも触れられています。NHKで扱うのかとビックリ。

出典:値上げ時代のポイ活のコツ 井上ポイントさんおすすめは 千葉・市川など地域通貨活用する人も | NHK

この図はなぞなぞみたいですが、起点クレカ→F→J→W→Rで2.5%還元ですね(直接JでなくF経由にする必要性があるクレカはありましたっけ)

東洋経済オンラインにてミニストップでの楽天ギフトカード品切れの話題

2025年2月に東洋経済オンラインにて、この高還元ルートの一例と共に、ミニストップで楽天ギフトカードが品切れになっている様子、さらにはその品切れを懸念してか楽天ギフトカードを店舗内の別の棚に隠す人まで現れる状況が紹介されています。

このように、通常はクレジットカードで1.0〜1.5%が還元されるところを、ミニストップで購入した楽天ギフトカードで買い物をすることで、最大4.5%還元というクレジットカードの3倍のポイントを得ることができる。ミニストップに行くだけで、リスクなしに1万円当たり450円分のポイントが得られるというスキームなのだ

(中略)

問題は在庫の払底だけにとどまらない。ミニストップで販売されている楽天ギフトカードを店舗内の別の棚に隠す人も出てきたというのだ。

これは、毎月5日、15日、25日にWAONで支払うと還元されるポイントが2倍となる「お客さまわくわくデー」を起因としたものだと考えられる。わくわくデーの前日に楽天ギフトカードを別の棚に隠し、ほかの人に見つからないようにしておき、わくわくデー当日に購入しようとした人物がいたとみられる。

出典:ミニストップからプリカが消えた「ポイ活」狂騒曲 最大4.5%還元に群がるガチ勢、問題行動も発生 | 家計・貯金 | 東洋経済オンライン

ミニストップを活用したルートはトータル還元率が高く人気です。もちろん商品を棚に隠すのはNGです。

日経クロストレンドにて高還元ルートの解説

少し前の記事ですが、2024年5月に日経クロストレンドにて、高還元ルートの具体的な解説も。

5種類くらいの高還元ルートが挙げられています。

高還元ルートと関連する最近の話題

高還元ルートそのものではありませんが、高還元ルートと密接に関連する最近の話題にも触れておきます。

V NEOBANKデビットが常時1.5%でチャージ用途にも万能

先日、住信SBIネット銀行 Vポイント支店、通称 V NEOBANKのデビットカードがリニューアルされ、常時1.5%還元となりました。今のところ高還元ルート向けのチャージ用途にも万能で、ポイ活ユーザの注目を集めています。

これはデビットカードなので、クレカをあまり利用しない方もチャージ系ポイ活に興味を持つ機会になるかもしれません。

セゾンのリボ祭りで多額のチャージ残高が流入

お祭り状態で早期終了になってしまったセゾンカードのリボキャンペーン、通称(?)セゾンのリボ祭り。

多くのポイ活ユーザがこのキャンペーンに参加するため、2月中旬から3月上旬にかけて多額のチャージを行っているはずです(もちろんチャージ系以外の利用もあるはずですが)

(数値に根拠はありませんが)仮にクレディセゾン単体の会員数の0.5%弱に相当する10万枚のカードで最大のキャッシュバックを受け取るための条件となる15万円分のチャージ系利用を行ったとすると、150億円もの金額が電子マネーやプリペイドカードの残高に流れていることになります。

このような状況により、前述のミニストップをはじめとする各コンビニにおける楽天ギフトカードの在庫は品薄になっていたとか(ミニストップだけかな?)

今後は高還元ルートが使いづらくなる?

前述のような各メディアでのニュースに高還元ルートが取り上げられる背景として、SNSや動画、ブログ等において高還元ルートに関する情報が掲載、拡散されてネットを中心に広く認知されつつあることが挙げられるかと思います。

従来は、知っている人だけ、手間をかけられる人だけが利用していた高還元ルートですが、広まりすぎると徐々に使いづらくなるかもしれませんね。

よくある懸念としては、楽天ギフトカードの販売終了や(既に品薄で影響は出ていますが)、現在の高還元ルートにおけるハブとして中心的な役割を果たしているJAL PayやANA Payのルート(快適な空の旅?)の封鎖などがあります。

ちょっと違いますが、投資における “靴磨きの少年” の逸話と似たような要素も少なからずあるのでは。お得系の話題に詳しくなかったはずの身近な人が “クレカでチャージすると還元率がね!” と話し始めたときには、高還元ルートの状況が急変する日が近いのかもしれません。

まとめ

様々な決済サービスを多段に活用することで、より高いポイント還元率を目指す高還元ルート

最近では大手メディアのニュースでも取り上げられているようで、チャージ系ポイ活が大衆化しつつある印象を受けます。

本記事では、そんな高還元ルート関連のポイ活に関する最近の話題を確認しつつ、今後使いにくくならないかと心配などもしながら、概要を解説してみました。

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