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(従来版) 全家計の支出ルートをクレカ中心に整理 v1 [~2023年7月]

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最新の記事は、以下のv3をご覧ください。

本記事(v1)の内容は、2023年7月までの内容を記録のため残してあるものです。

支出をできるだけポイント還元のあるクレジットカード支払いルートに集約中です。

そのために、全家計の支出ルートを整理することにしました。

なんとなく可視化できたので、本記事にまとめておきます。

私が使用している三井住友カード プラチナプリファード の場合についてまとめていますが、還元率等を読み替えれば、三井住友カード ゴールド(NL) でも同様です。

また、それ以外のカードの場合でも “1枚のカードに支出を集約” という意味では、適宜読み替えながら何かしら参考にしていただけるかと思います。

Stable Diffusionで作成してみました
Stable Diffusionで作成してみました
注意

本記事の内容は、個人的な調査結果に基づくものです。その正確性や、前提条件が誰にでも当てはまることを保証するものではありません。
またクレジットカードのサービスや特典に関する正確な情報は、発行元のホームページ等をご確認ください。本記事の内容は、本記事を作成、更新した時点の情報をもとに記載しています。

更新履歴

決済サービスの変更等に伴い支出ルートに変更があれば、当面この記事を更新予定です。


[2023年7月11日] MIXI Mからファミペイ、ANA Payへのチャージ不可になった点を反映 ※代替ルートが決まり次第、本記事を更新予定
[2023年7月2日] ファミペイバーチャルカードのANA Payへのチャージがボーナス付与対象外になった点などを反映
[2023年6月22日] PayPayの他社クレカ不可の件が延期になった点などを反映

目次

全家計の支払いルート

家計の支出ルートをクレカ中心に整理します。

本記事では、上図について説明します。

(参考) MIXI Mからファミペイ、ANA Payへのチャージ不可により、検討中の次バージョンは以下です(記事の本文には未反映)。

検討中の次バージョン(記事の本文には未反映)

MIXI M/ファミペイ関連部分は複雑なので別図です。(これも次バージョンでは置き換え予定)


本記事のテーマ

還元率の安定したメインカードに支出を集約し、
家計の一元管理” と “ポイント獲得効率” の両立を目指す感じです。

メインカード1枚による支出の一元管理

家計をシンプルに管理するには、メインカードに支出をまとめることをオススメします。

例えば、三井住友カードの場合は、会員ページ (Vpass) で、いつ、どのカード (本人のカード or 家族カード) で、いくら利用したか、まとめて確認できます。他のほとんどのクレジットカードも同様です。

ポイ活の最先端を追い続けられる?

色々なクレジットカードや “○○ペイ” を使い分ければ、個々の支払いはお得になります。

しかし、サービス改定の多いこの決済サービス業界の最先端を追いかけ続け、ず~っと支出ルートを分散させた状態を維持、管理していくのはちょっと…と感じる人もいるハズ(私です)。

(ポイ活を趣味として楽しむ分には良いですが)

とは言いつつ、ポイント獲得効率も確保

手間はかけたくないですが、できるだけポイントは貯めたいもの。

私が使用している三井住友カード プラチナプリファードは、数あるクレジットカードの中でも “ポイント特化型” という特徴があります。これをメインカードにすれば、ポイント獲得の効率もアップします。

どうしても現金や口座引き落としになるもの

ほとんどの支出はクレジットカードのポイント還元対象ルートに集約できます。

ただし、以下の支払いは(あれば)、現金や口座引き落としになる場合があります。

  • 住宅ローン
  • 一部の教育費 (学費)
  • 一部の保険料
  • 慶弔費的な支出
  • 町会費
  • iDeco

メインポイントはVポイント

三井住友カードなので、貯まるポイントはVポイントです。

使い道に迷っても、Vポイントはクレジットカードの支払いにそのまま充てられるので(1ポイント=1円の現金化相当)、困ることはありません。

また、2024年春にTポイントとの統合も予定されているので、さらに利便性がアップするでしょう。

用途ごと

使い分けが必要な最低限の単位で、用途を切り出しました(図中の青字の1~6)。

順に説明していきます。

1 支払い全般 (基本コレ)

クレジットカード自体による支払いが可能なものは、優先的にこのルートを使用します。

プラチナプリファードでは、一般的なお買い物であれば、ベースとして最大2%の還元率を確保できます(基本還元率1% + 継続特典(100万円利用で10000P))。

さらにこのルートでは、プリファードストア(最大+9%)、家族ポイント(最大+5%)、Vポイントアッププログラム(最大+5%) による還元率アップが可能です。

還元率や獲得ポイントのシミュレーションについては、本記事の後半で触れていきます。

三井住友カードの7%還元特典

三井住友カード定番の特典として、セブンイレブンやローソン、マクドナルドやドトール、すき家では +7%還元になります。

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※プラチナプリファードでは、この7%還元もプリファードストアの特典にまとめられています。

eL-QR対応の地方税

図では省略していますが、eL-QR対応の地方税をクレジットカードで支払うことも可能です。

2023年4月から、eL-QR(地方税統一QRコード) を用いたクレジットカードやスマホ決済による地方税の納付が可能になりました。

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クレジットカード支払いの場合、システム利用料がかかりますが、ポイント還元率1%以上を確保できていれば損はしません。

税金の納付は、ある程度まとまった金額の支出なので、ゴールドカード系の “100万円修行” にも使えます。

なお、eL-QRでは “○○ペイ” によるスマホ決済も可能なので、そのルートは後述します。

2 PayPayおよびLINE Pay、eL-QR以外の請求書払いも

次は、PayPayとLINE Payです。どちらを使っても良いです。

LINE Payでは、クレカ支払いのまま請求書払いもできます。

PayPayの他社クレカ利用不可の件は延期

PayPayの他社クレジットカード支払い不可の件は延期になったので、2025年1月まではPayPayを使えます。

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PayPayは使いたい

“キャッシュレス決済はPayPayのみ可” というお店がたまにあるので、PayPayは必要です。

PayPayは、クレジットカードを登録して使用できます (VISA、Mastercardなら可)。

その際、PayPay自体のポイント還元はありませんが、クレジットカード側のポイントは通常どおり獲得できます。

※あと、たまたまお店が “PayPay支払いにより10%還元” のようなキャンペーンを開催していれば、そのキャンペーンによるPayPayポイントは獲得できます。

LINE Pay は PayPay の代わりになる

PayPayの店舗バーコードは、LINE Payで読み取って支払うことができます。

詳細は以下の記事にまとめてあります。

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LINE Payとの連携は三井住友カードならでは

VISAブランドの三井住友カードは、ポイント還元つきでLINE Payのチャージ&ペイを利用できます。

このルートは、あまり積極的にアピールされていない気がしますが、地味に便利です。しかも事前チャージ不要なチャージ&ペイなので手間が省けます。

LINE Payはクレカ支払いのまま請求書払いにも対応

LINE Payは、クレカ支払い (チャージ&ペイ) のまま、請求書払いもできます。(PayPayでは不可)

お住まいの地域によっては、公共料金の支払い方法としてクレジットカードに対応していない場合等もあるでしょうし (例えば水道料金等)、その他にも、たまには請求書による支払いをする機会もあるかと思います。

そんなクレカ非対応の請求書系の支出に備え、クレジットカード経由の請求書払いルートは確保しておきたいところ。

LINE Payは、後述のeL-QRには対応していないものの、その他の請求書払いには対応しているケースが多いかと思います。

3 交通系電子マネーへのチャージや、カード利用金額調整

次に、上記以外の支払いです。

主に、”クレジットカード支払いできない”、”クレジットカード支払いできるけどポイント対象外” というパターンに対処するための迂回ルートです。

例えば、三井住友カードでは、前述のPayPayやLINE Pay以外の電子マネーやプリペイドカードへのチャージはポイント付与の対象外となるケースが多いです(継続特典の集計も同様)。

そんなポイント対象外になる支払いをポイント対象に復帰させるには、MIXI Mが便利です。

MIXI Mの活用

MIXI Mでは、プリペイド式のクレジットカード(バーチャルカードおよびリアルカード)を発行できます。

プリペイドのクレジットカード残高は、スマホアプリ上で管理できます。

三井住友カードの場合は、ポイント還元つきでMIXI Mにチャージできます。

他にも、エポスカード(ゴールド、プラチナ)との連携も人気&お得です(選べるポイントアップショップでMIXI Mを選択可能)。

MIXI Mにチャージすれば、VISAやJCB/QUICPay+のプリペイド式クレジットカードとして使用できます。それをGoogle PayやApple Payに登録すれば、交通系電子マネーへのチャージも可能です(訳が分からないかもしれませんが割と簡単です)。

カード利用金額の”ちょい足し”

このルートは、クレジットカードの利用金額を “ちょい足し” したい場合にも便利です。

ゴールドカード系の “100万円修行” にも便利です。

(参考)以下は、三井住友カードで特典条件の利用金額としてカウントされる旨の記載です(ゴールド(NL)の場合ですが、私が実際に使用してみた結果からもプラチナプリファードの継続特典でも同様のようです)。

4 地方税(eL-QR)、電子マネーチャージ、ブランド変換 ※工事中※

このルートは少し複雑です。

※ポイ活好きのための趣味的ルートのような感じなので、無理に使う必要性はありません。

(2023年7月11日追記) 2023年7月14日以降、MIXI Mからファミペイ、ANA Payへのチャージが不可となります。代替ルートが決まり次第、本記事を更新予定です。

2023年5月から、ファミペイがApple Payからのチャージに対応し、さらに3Dセキュア対応のファミペイバーチャルカードも利用可能になったので、便利なルートです。
以前は、MIXI MのJCBブランドが3Dセキュア未対応だったので、うまく補完できるようになりました。


※2023年5月時点で、以下のApple Payからファミペイへのチャージ上限は月2万円です。上限を超える利用については、ANA PayへのチャージはファミペイをバイパスしてMIXI Mからチャージすることも可能です。

ファミペイを経由することで、ファミペイボーナスの0.5%還元があります。

地方税の支払い

このルートでは、楽天ペイによるeL-QR支払いが可能です。

毎年4~5月の固定資産税や自動車税の支払いに備え、毎月最大2万円ずつコツコツとチャージできる方にはオススメです。

面倒な場合には、前述のとおりクレジットカードで地方税を支払っても良いですし、チャージ上限が大きいファミマTカードを使用することもできます(もちろんファミペイを経由しないルートでもOKです)。

詳細は機会があれば別記事にまとめますが、流れとしては、

三井住友カード
 → MIXI M(Apple Pay)
 → ファミペイ残高 ( ファミペイ & ファミペイ バーチャルカード(Apple Pay) )
 → WAON(Apple Pay) or nanaco(Apple Pay)
 → 楽天ギフトカード (ミニストップ or セブンイレブン)
 → 楽天キャッシュ
 → 楽天ペイでeL-QR支払い

です。長いですね。
※WAONやnanacoを経由せずファミペイで楽天ギフトカードを購入してもOKです。

その他にもチャージルートはありますが、2023年5月現在は、このルートが便利そうです。

このルートの還元率にこだわるなら、エポスゴールドカード、もしくはエポスプラチナカードからMIXI Mへのチャージが、最も還元率が高いです。

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電子マネーやスマホ決済残高のチャージ

このルートでは、WAON、nanacoといった電子マネーへのチャージや、ファミペイ、楽天ペイといったスマホ決済向けの残高のチャージが可能です。

ルート累計の実質還元率は最大で2~3.5%です。TOYOTA Walletの利用時に、最も高い3.5%になります。

面倒なので無理に使わなくても良いのですが、お得なキャンペーン等があった際に、このルートがあれば損した気分にならなくて済みます。

なお、WAONは会員登録しておけばイオングループの対象店舗で1%還元になります。ミニストップがお近くにある方は、WAONルートの方がお得ですね。

あとは、2023年5月からApple Payに対応したANA Payは、TOYOTA Walletにチャージできます(2023年5月25日時点)。TOYOTA Walletの残高を使って支払うと、1%の残高キャッシュバックになります。

TOYOTA Walletまでのルートは、

三井住友カード
 → MIXI M(Apple Pay)
 → ANA Pay キャッシュ残高 (ANA Pay & バーチャルプリペイドカード)
 → (Apple Pay不要) TOYOTA Wallet (iD / Mastercard残高 or QUICPay残高 )

です。これも長いですね。

iPhoneをお使いでない方は(Androidの場合)、ファミペイ部分をスキップしてMIXI Mから直接ANA Payにチャージすることも可能です。

(2023年5月30日追記) 2023年7月1日以降、ファミペイバーチャルカード(Apple Pay)からWAON、nanacoへのチャージは、ファミペイボーナス付与対象外です。

(2023年7月2日追記) 2023年8月1日以降、ファミペイバーチャルカード(Apple Pay)からANA Payへのチャージは、ファミペイボーナス付与対象外です。

JCB、Mastercardブランドへの変換

このルートでは、最初はVisaブランドの三井住友カードで支払ったお金を、最終的にJCBブランド、あるいはMastercardブランドのクレジットカードとして使うことができます。

つまり、クレジットカードのブランド変換のようなことができる訳です。

繰り返しになりますが、面倒なので無理に使わなくても良いのですが、お得なキャンペーン等があった際に、このルートがあれば損した気分にならなくて済みます。

ファミペイバーチャルカードがJ/Secure (3Dセキュア)に対応しているので、”3Dセキュア対応のJCBブランド” でないと支払えないようなケースにも、このルートが使えます。
※3Dセキュア未対応のJCBブランドでも良ければ、MIXI Mでも大丈夫です。

TOYOTA WalletのMastercardブランドはプリペイドカードかつバーチャルカードなので、一部対応できない支払いはありますが、それでも便利かと思います。

5 つみたて投資

三井住友カード プラチナプリファードでは、SBI証券の投資信託で積立額の5%のポイントを獲得できます(ゴールドでは1%)。

毎月の積立額の上限は5万円(2,500ポイント)、年間で最大30,000ポイント獲得できます。

つみたて投資系の還元率としては最高クラスなので、つみたてNISAや投資信託等をされる方は、SBI証券とセットでのご利用が良いでしょう。

なお、つみたて投資分の支払いは、継続特典の利用金額としてはカウントされません。

6 サブカードと○○ペイ

上記のルートで、ほぼ全ての支出をカバーできますが、他のケースに対応できるよう、サブカードをいくつか用意しておくと万全です。

三井住友カード プラチナプリファードをメインカードとした場合、補完として以下のサブカードが便利そうです。

もちろん、どれもメインカードとして使えるスペックの人気カードなので、状況に応じてメインカードに切り替えることもできます。

三井住友カード ゴールド(NL) ※Mastercard

メインカードと同じVポイントが貯まるので、ポイントの統合ができて効率的です。
利用明細の確認も、メインカードと同じVpassで可能です。

ブランド補完として、Mastercardを発行すれば、au PAYへのチャージ等、VISAで対応できないルートに対応できます。

ゴールド(NL)は年会費がかかりますが、一度年間100万円の利用をすれば年会費が永年無料になるので(100万円修行)、大きな支出があるタイミングに合わせて発行しておくと良いでしょう。

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エポスゴールドカード

優秀なスペックで人気のカードです。

前述のMIXI Mへのチャージの際、実質還元率が最大2.5%となります。

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楽天カード、ファミマTカード等 ※JCB 

ブランド補完としてJCBのカードが欲しい場合に便利です。

JCBブランドのカードはファミペイへのチャージに使えます。
楽天カードは楽天キャッシュへのチャージに使えます。

とりあえず楽天カードは持っておく、くらいでも良いと思います(下記のバナーより発行可能です)。

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還元率

本記事では、三井住友カード プラチナプリファードの場合の還元率を記載しています。

※プラチナプリファードではなく、三井住友カード ゴールド(NL)やエポスゴールドカードでも、同じようなルートでそれなりに還元率は確保できるかと思います。

  • A 最大2%
    基本還元率1% + 継続特典(100万円利用で10000P)

  • B

    • 最大+9%
      プリファードストア(特約店)、ポイントUPモール、ココイコ!の利用
    • 最大+5+5%
      家族ポイント(最大+5%)、Vポイントアッププログラム(最大+5%)
  • C 5%
    SBI証券の投資信託の積み立てで5%プレゼント

プラチナプリファードの還元率については、以下の記事でもまとめてあります。

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まとめ

本記事では、クレジットカード中心に全家計の支出ルートを可視化し、まとめてみました。

まだ集約しきれていない支出があるので、計画的に集約していきたいです。

自分の中では、今回のまとめでリファレンス化できた気がするので、今後状況に応じてクレジットカードの切り替えを検討する際にも、スムーズに進められそうです。

参考

  • 本記事は、Icons8のアイコンを使用しています(Icons by Icons8)。
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メルカード解説記事にて
(メルカリとセットでの登録がオススメなので、その手順をご説明)
楽天カード解説記事にて
(記事中の楽天カード部分にてご説明)
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(旧TカードPRIME)
解説記事にて
PayPayカード解説記事にて
三菱UFJカード解説記事にて
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