【IDARE公式さんとの情報交換】IDAREのサービス改善についてやり取り
先日、IDAREを運営する株式会社Fivotの方から当サイトに直接ご連絡がありまして、プリペイドカードのIDAREのサービス改善についての情報交換をさせていただくことになりました。
フラットに質問や要望などをやり取りをさせていただいたので、本記事ではFivotの方にやり取りの内容の掲載についてご了承を得た上で、その様子をご紹介します。私の考察をゆるく添えつつ。

経緯
先日、IDAREを運営する株式会社Fivotの方から当サイトに直接ご連絡がありまして、プリペイドカードのIDAREのサービス改善についての情報交換をさせていただくことになりました。
本記事では、その情報交換のやり取りの中から以下の話題をご紹介します。
- IDAREで支払い可能な公共料金やサブスク等のサービスが拡充
- IDAREのApple Pay/Google Pay対応の有無
- 利用状況に応じたボーナスの検討や今後のキャンペーン
- IDAREで残高を貯めることに対する安心感の強化
- その他、便利な使い方(dポイント連携や最大5件の自動積立)
ということで本記事は、IDAREをより便利に使うための情報をチェックできたり、普段はなかなか触れる機会が無いプリペイドカードのサービス事業者側の事情を知ることができたり、またIDAREの今後について期待を感じたりすることもできたりする…かもしれない内容となっています。
IDAREのサービス改善についての情報交換
では、順にご紹介します。
IDAREで支払い可能な公共料金やサブスク等のサービスが拡充
IDAREでは最近、公共料金の支払いなど決済可能なサービスや店舗が大幅に拡充されたそうで、Fivotの方曰く「今後も決済できるサービスや店舗をどんどん増やしていく」とのこと。メインの決済ツールとしてIDAREを継続的に活用してもらいたいというお話でした。
支払い可能な公共料金やサブスク等については以下の記事にまとめてあります。

従来からポイ活向けのチャージルートにおいてはIDAREからワンバンク(旧B/43)にチャージしてから公共料金等の支払いをするという使い方がありますが、実際にFivotの方曰く「IDAREからワンバンク様にチャージして公共料金のお支払いに利用されているユーザー様もまだまだ多くいらっしゃる」とのことでした(そういった実態を把握されていることが分かったりするのも新鮮だったりします)。
この点について、実はワンバンクにチャージしなくてもIDAREで直接支払えるケースがあるということになります。IDAREの年率2%ボーナスの条件には平均残高も含まれるので、他のプリカに残高を移さずIDAREの残高を極力キープしながら必要な分だけを直接支払うことにより、ボーナスを最大化できるというメリットがあります。
IDAREのApple Pay/Google Pay対応の有無
IDAREがApple Pay/Google Payで利用できると便利なので、この点について質問してみたところ、Fivotの方曰く「すぐに導入を決定できずにいるのが現状」とのことでした。ただ非常に要望は多く、今後も継続的に検討はされるそうです。
どうやら Apple Pay/Google Payの対応には「導入に伴う初期コストや継続的な手数料」が発生するようで、最初に実装さえしてしまえば後はなんとかなるという訳でもなく、その後も手数料の負担が続く仕組みらしいです。利用者が想像している以上に大手プラットフォーム対応には大きなジレンマがある印象を受けました。
ただ、個人的には物理カードを普段持ち歩かないということもあり、やはりApple Pay/Google Payといったスマホ決済には対応してもらえると非常に嬉しいところです。
ここで、ちょっと脱線…Apple Pay/Google Payではありませんが、個人的にはワンバンクのペアカードのような別のカードや、あるいはEVERINGみたいなウェアラブルデバイスとの間でプリカ残高を共有できたりすると便利だなぁと思ったりもしています。ユースケースは限られますが、家計においては残高を複数の支払い手段の間で共有できると楽なんですよね(私の感想です)。
利用状況に応じたボーナスの検討や今後のキャンペーン
IDAREでは、利用状況に応じてボーナスを獲得できる特典についても検討を進めているそうです。これは、従来の年率2%ボーナスに加えて、別の特典になる可能性が高いとのこと。これはお得になれば嬉しいかも。
Fivotでは、IDAREの残高の一部を融資事業で運用することにより利益を得るスキームが採用されているため「より多くの残高をより長期間IDAREに貯めていただいているお客様には、その分多くの還元をしたい」という方針のようです。ごもっともです。
その一方で、私の認識としては『「ためる」(貯める)と「メインの決済ツール」(使う)には相反的な部分もあるので、ターゲットになりそうな利用者のタイプごとに受け入れられやすい特典/条件になっていることも重要』と考えていることをお伝えしたところ、奇遇にもそれがFivot社内でもまさに議論になっていたポイントだったそうです。IDAREを「貯蓄アプリ」として捉える利用者と「ポイ活ツール」として捉える利用者の両方を満たす設計が大切だと考えているとのこと。
今後どんな特典が登場するか、期待したいですね。個人的には『利用金額ごとに定率還元(もしくは抽選制)のボーナスを付与し、その還元率(もしくは当選確率)は利用状況に応じたランクに応じ決定』のような特典があったら良いなと思いました。
また、今後キャンペーン開催を検討中というお話も伺いましたので、お得な話題があれば当サイトでもご案内したいと思います。
IDAREで残高を貯めることに対する安心感の強化
IDAREには残高を “ためる” というテーマがある点について、法令上の利用者保護の仕組みが銀行預金とは異なるプリカ残高として貯めていくことがちょっと気になったりもするので(IDARE以外のプリカや電子マネーの残高でも同様の話)、せん越ながら利用者がより安心して残高を貯められるような情報発信などを要望としてお伝えし、そのお返事として、利用者からの信頼が重要という趣旨のもとで「お客様に安心していただけるよう情報発信は積極的にしていきたい」というご意向を確認させていただきました。
個人的には、初心者にも分かりやすい形で、Fivotの財務や業績の見通しも含めた情報発信などがあると安心感の強化につながりやすいのではないかと思うのですが、Fivotの方曰く「解釈や切り取り方によって、レピュテーションリスクとなる危険性」もあるとのことで、確かに難しい部分だと感じました。過度な風評は怖いですね。
そもそも非上場企業では業績等を一般に公開する必要性は無いですし、不用意に開示すればスタートアップ企業としての計画に干渉してしまうケースがあるかもしれません。ので、非常に悩ましいのですが、私としては、IDAREに限らず様々なサービスの利用者が、そのサービスの提供元企業に対する理解をより深めやすくなることで安心感を持ってサービスを利用できる環境になれば良いなと思っています。これは、身近なスタートアップの活躍に期待したいという気持ちでもあります。
Fivotの事業については以下の注記の内容などもご覧ください。
その他、便利な使い方(dポイント連携や最大5件の自動積立)
補足として、その他のIDAREの便利な使い方についてです。
まず、IDAREボーナスが dポイントと連携可能になり、マネックス証券等でのポイント投資により間接的に現金化も可能となっています。今後、IDAREボーナスを獲得できる機会が増えればさらに活躍するでしょう。それぞれの内容については、当サイトでも以下の記事でご紹介しています。


あと、私は把握していなかったのですが、IDAREには最大5枚までクレカを登録でき、それらから自動積立でチャージを行う機能があるそうです。これはクレジットカードの利用実績作りにピッタリですね。
例えば、以下のような用途に。
- クレカの年会費が無料化になる条件(一定の回数/金額の利用)を達成するための利用
- クレカの信用情報(CIC)に利用実績を残すための利用(ドル付け)
自動積立は毎日もできるようなので、以下のような使い方ができなくもないかも(たぶん要節度)。
- 一定金額の利用ごとに抽選のチャンスがある某クレカの利用
- (対象かどうか分かりませんが)PayPayカードのPayPayステップの条件達成のための利用
自動積立の説明ページは以下ですね。

例えば、Amazonギフトカードのオートチャージの登録は1件までですし、5件というのは多いですね。
参考:その他の要望など
IDAREのようなプリペイドカードをメインの決済に使用する場合には、やはり残高不足による決済失敗の心配もあるので、一定金額以下になった際の自動チャージや、あるいは決済時に残高不足だった際の即時自動チャージなどが可能になったりすると、より快適に使えそうだなぁと思ったりします。
特に、公共料金等の支払いは延滞したくないので、残高不足対策があると安心です。クレカからの自動チャージは難しいかもしれませんが、不足時の緊急分は口座振替などでも良いので。

参考:アンケートのメール(インタビュー謝礼あり)
そう言えば、10月31日にIDAREのアンケートについてのメールが届いていました。インタビュー参加時には3,000円分のIDAREボーナスをいただけるそうなので、気になる方はメールをチェックしてみましょう。

まとめ
IDAREを運営する株式会社Fivotの方とのIDAREのサービス改善についての情報交換の様子でした。
当サイトとしては珍しく企業様とやり取りできる機会で、とても貴重な経験となりました。
今後も継続的に情報交換などをさせていただく予定です。









