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【ビックリ】Olive×PayPay連携 & Vポイント⇔PayPayポイント交換

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なんと、OliveとPayPayの連携です。

え、競合じゃないの!?って感じですよね。

SMFG 中島社長「三井住友カードとPayPayを持っていればそれで大丈夫」発言
出典:TBS NEWS DIG – YouTube
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更新履歴

[2025年5月19日] 正式発表後の修正版
[2025年5月14日] 正式発表前の暫定版

本記事の内容は、個人的な調査結果や経験、推測、感想に基づいています。
正確かどうか、最新かどうかについては適切な情報をご確認ください。

目次

三井住友カードとソフトバンクの包括提携

2025年5月15日、三井住友カード株式会社とソフトバンク株式会社のデジタル分野における包括的な業務提携が発表されました。

三井住友カードとソフトバンクの包括提携
  • 非金融サービスの展開、データ活用の高度化、生成AI活用によるビジネス創出
  • PayPayとOlive(三井住友カード)の相互優遇、ポイント相互交換 ←本記事の話題
  • その他事業領域での協業検討
出典:PR TIMES

上記のうち、本記事ではPayPayとOlive(三井住友カード)の相互優遇やポイント相互交換について解説します。

プレスリリースは以下です。

会見の内容については、日経新聞の記事ライターの小山安博という方の詳細なX投稿をご覧ください。

PayPayとOlive(三井住友カード)の相互優遇、ポイント相互交換

今回の提携により、両社のサービスにおいて以下の機能が実現されます。不便になる変更は無いので利用者にとってはメリットになるはずです。

Olive×PayPayの連携
  • PayPayで三井住友カードを優遇
    PayPayのクレカ紐づけ決済にて三井住友カード発行クレカが利用料なしで継続利用可能
  • OliveでPayPayを優遇
    Oliveフレキシブルペイの支払いモードの1つとしてPayPay残高モードが追加
  • PayPayポイントとVポイントの相互交換
    PayPayポイントとVポイントの相互交換が可能に
出典:PR TIMES

会見では、コード決済No.1のPayPayとクレジットカードNo.1の三井住友カードによるキャッシュレスNo.1の連合がアピールされていたようです。

6,900万人の利用者を抱えるPayPayと、500万の口座数を有するOlive(三井住友カードのカード会員数としては3,900万人)との間で、顧客を相互に送客するそうで。GMVはPayPayが15兆円、三井住友カードが39兆円。

2年間で500万口座に増えたんですね、Olive。すごい。

また、ポイントサービスの利用者数についてはVポイントは9,000万弱、PayPayポイントは延べ2億9000万(どう数えた延べ?)とのこと。

Olive×PayPayの連携のユースケース

今回のOlive×PayPay連携による新機能が使えそうな場面を考えてみます。

Olive/三井住友カードのユーザがPayPayに乗り入れ

PayPayのクレカ紐づけ決済において三井住友カード発行クレカが利用料なしで継続利用できる点については、Oliveや三井住友カードのユーザがコード決済としてPayPayを利用するきっかけになるでしょう。というか既にその組み合わせで利用しているユーザもいるでしょうから、どちらかというとPayPay離れを食い止めるという表現が合っているのかもしれませんが。

提携カードのANAカード、Amazonカードも優遇の対象らしいです。

ちなみに、PayPayではPayPayカード(PayPayクレジット)を利用するとポイント還元率が上がりますが、三井住友カードの紐づけの場合も対象にするかという点については「条件次第」とのこと(PayPay中山社長)。まぁ会見ではそう答えるしかないですね。さすがに常設のポイント二重取り特典は無いと思います。

なお会見では、三井住友カード以外のクレカを排除するものではないという点にも触れられていますので、三井住友カードだけ優遇された状態が続くとは限りません。PayPayの他社クレカの扱い全般としては2025年度の夏以降、新方式に移行される予定です。

出典:X

あと、個人的な感想として後述しますがOliveや三井住友カードのユーザにとっては従来のLINE Payのチャージ&ペイで利用できていた請求書払いをカバーできていない点が残念です。

PayPay/ソフトバンクのユーザがOliveに乗り入れ

Oliveフレキシブルペイの支払いモードの1つとしてPayPay残高モードが追加される点については、PayPay経済圏やソフトバンク系のユーザが決済手段としてOliveフレキシブルペイを持つきっかけになるかもしれません。

出典:X

おそらく、PayPayマネーライト(貯まりすぎて消化しきれない残高や、ソフトバンクやワイモバイルのまとめて支払いでチャージした残高)も、Olive フレキシブルペイの物理カードやApple Pay/Google Payでの決済に利用できるようになるのでしょう。PayPayのコード決済以外に、Visaクレカとしての決済に利用できるようになるのは便利かと。

Oliveフレキシブルペイで利用できるPayPayの残高の種類は正式発表を待ちたいと思います。ちなみにPayPay残高カードでは、PayPayマネー、PayPayマネー(給与)、PayPayマネーライトおよびPayPayポイント(通常)が利用できます(参考)。

Olive フレキシブルペイでのPayPay残高モードも、対象外となる支払い方法は多少あると思います(参考)。

ついでに、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードと使い分ければ、対象の飲食店やコンビニでの7%還元最大20%還元も活用できます。

ちなみに私は既にOliveアカウントを保有していますが、以下のように “持つだけ” で利用しています。

お得な始め方はこちら。

その他、Olive側(アプリ)でPayPayの残高を確認したり、Olive口座からPayPay残高へのチャージ、Olive口座への手数料無料での出金もできるようになるそうです。

PayPayポイント起点でVポイント経由でウエル活やマイル交換も

VポイントとPayPayポイントの相互交換が可能になる点については、両方のポイントをどちらか好きな方に集約することができますし、さらにPayPayポイントを起点にVポイント経由でウエル活やマイル交換にも発展させる余地もあります。

5月15日時点では等価交換かどうかについては触れられていません。さすがに等価交換だと思いますが。

これで、PayPayポイントもちょっと共通ポイントらしくなりますね。

メインポイントとしてVポイントを利用している私にとっても、等価交換かつ1ステップでPayPayポイントをVポイントに集約できればポイントの管理が楽になります。嬉しいです。

以下はおさらい用に興味がありましたらどうぞ。

共通ポイントの使い勝手○○ペイの決済機能について詳しくチェックしておきたい方は、よろしければ以下の記事もご覧ください。

伏線回収と今後の経済圏

私の憶測や邪推に基づき、伏線かもしれない経緯や今後の経済圏事情について、あることないことを書いておきます。

伏線かもしれない経緯あれこれ

まずLINE Payのサービス終了。Visa LINE Payクレジットカードを発行していた三井住友カードが発行するVisaブランドのクレカではLINE Payとの連携もできて便利でした。そのサービス終了後もソフトバンク系との関係を終了させず、次はPayPayと連携するようスキームを再構築した印象です。

そして、紆余曲折を経てPayPayの他社クレカ利用禁止が撤回になった件。私として色々と違和感があったうちの1つとして、PayPayの他社クレカ紐づけについて “クレジットカードの国際ブランド(Visa・Mastercard)との協議次第で、利用料をご負担いただく可能性” に言及していたことを思い出したのですが、これってその時点で三井住友カード(とその裏にいるVisaやMastercard)へのプレッシャーの類だったんだと想像しました(個人の感想です)

そして、最近リリースされたPayPay残高カード。現時点でVisaブランドのみであり、カード番号での決済にのみ対応したバーチャルカードです。au PAYファミペイJAL Pay等の物理カードやApple Pay等を利用できる○○ペイに比べると若干機能不足な印象でした。…が、ここでPayPay残高がOlive フレキシブルペイの支払い元として使えるようになれば物理カードもApple Pay/Google Payも使えるようになる訳です。一気に解決。じゃあPayPay残高カードの方がむしろOlive連携のためのオマケ機能だったのかという理解にたどり着きます。

私の浅い理解ですが、Oliveフレキシブルペイの支払い元(VFCのAFS相当)として使えるVisaのカード番号が必要だったからPayPay残高カード機能を用意したという流れを想像しています。Visa、三井住友カード側の仕組みに乗っかるだけの構図。また、Oliveフレキシブルペイのポイント払いモードはVポイントを直接支払い元にする訳でなく実態はVポイントPay残高払いモードなので、VポイントPayのバーチャルカードとPayPay残高カードのバーチャルカードは何か近いものなのかなと想像しています。

という感じで、勝手に伏線回収をしてみました。想像です。

今後の経済圏事情は?

ところで今回の連携、リテール分野ではあまりPayPay側にメリットが無いようにも感じます。Olive向けの送客の方が多そうじゃないですか。それでも、提携による他経済圏向けの競争力の維持、強化という意図もあるのかと思います。

PayPayは引き続きスーパーアプリを目指すのだろうと思いますが、今回の連携では自力でなく他社との協業に方針転換しており、トーンダウンした印象です。例えば、PayPayの他社クレカ登録不可が延期になった際には「2025年1月までの1年半は、引き続きユーザーのご意見も取り入れ、「PayPay」と「PayPayカード」をご利用いただくユーザーにとって最高の体験を提供するため、私たちが提供するサービスを徹底的に磨き込む期間にします。」という発言があったり、もともとPayPayカードのスローガンは「 圧倒的No.1のサービスをすべてのお客さまに!」だったりするのですが、これらの言葉が目指していたカタチが今回の連携だったのかはよく分かりません。Oliveに譲ってる感も。

実際、PayPayカードの普及は諦めたのかという質問に対しソフトバンク宮川社長は「諦めていない。これはこれで増やしていきたい。三井住友カードほどのサイズまで到達しようとすると20~30年の戦いになる。PayPayを中心に、カードから証券、銀行までの形がようやくできあがったところだ。急に出来上がらないサイズを持つ三井住友カードとの提携により、その時間軸を補完したい」とのこと。これはつまり、20~30年先の世の中なんて想像もできないので現在の私たちが知っている金融サービスという土俵での競争に関しては諦めたのだと思いました(私は)

外部環境としても、メガバンクと経済圏のスキームにもここ一年間で変化があったので(三菱UFJ銀行とau系、みずほ銀行系と楽天)、そのあたりも含めた勢力図にも注目です。Olive×PayPayのシナジーはありますかね。

SMFGの中島社長は以前から「決済性預金の粘着性が高さ」を重視しているようで、今回の提携によりOliveのユーザ増加を見込んでいる点とも関連性があります。確かに口座も預金も増えそうです。

ついでに、2024年10月にはPayPayアセットマネジメントの事業終了なんかもありました。運用中の各ファンドが繰上償還されたり運用会社が変更になったりと大変そうです。

機能多すぎ

それにしても、OliveもPayPayも機能がどんどん増えていきますね。ほとんどのユーザがついてこれなくなる未来を想像できます。

会見では「OliveとPayPayの両方をスムーズにするのが一番の顧客ニーズではないか」とのことでしたが、大多数のユーザのニーズはもっとシンプルな気もします。

ちなみに、以前から宮川社長と大西社長との間のヘルスケアサービスに関するやり取りから、今回の提携へと話が広がっていったそうです。社長同士で話を広げるのは楽しそうですね。

個人的には手軽な請求書払いの復活に期待

以前は、三井住友カードのVisaブランドのクレカでLINE Pay(チャージ&ペイ)の請求書払いができていたのですが、その後継機能が欲しいんですよね。

LINE Payのサービス終了後は、代わりに高還元ルート経由で電子マネーでの請求書払いを利用することにしています。

今回の連携では、Oliveや三井住友カードのクレジットカードを紐付けしたPayPayで請求書払いができる訳でもなさそうなので、特に何も解決していません。

三井住友カードさんは請求書払いをケアしてくれないのでしょうか。今後に期待。

あと、PayPayの他社クレカ削除キャンペーンに参加した人が三井住友カードのクレカを登録し直したらポイント没収されますかね?怖いんですけど。

その他の提携

メモ程度ですが、今回の提携では以下のような計画もあるようです。

ソフトバンクの子会社であるGen-AXが開発するAIオペレーター(AIエージェント)により、3年後には三井住友カードの年間600万件の問い合わせの過半をAIオペレーターが24時間365日、直接音声対応できるようにするとのこと。すごいですね。

また、AI-Oliveという構想では、未来型のスーパーアプリとして、マネーフォワード連携のデータ活用によりユーザ向けの提案やサポートを行うそうです。

(追記)東洋経済オンラインの解説

後日、この件についての東洋経済オンラインの解説動画が公開されていました。

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