【ビックリ】Olive×PayPayのフレキシブルペイ連携とポイント交換
なんと、OliveとPayPayの連携です。
え、競合じゃないの!?って感じですよね。
公式発表があり、PayPayのクレカ紐づけ決済にて三井住友カード発行のクレジットカードを利用料なしで継続利用できるそうです。やはり請求書払いはノーケアかな…。
PayPayアプリでのクレジットカード紐づけ決済に、三井住友カード発行のクレジットカードを利用料なしでの利用を継続。
— 朝から昼寝 – ポイ活など (@happynapx) May 15, 2025
昨日時点からPayPayのクレカ紐付けの件が追加
そう言えばPayPay他社クレカ削除でポイントがもらえる踏み絵キャンペーンのペナルティは免除されるの?https://t.co/mFCDGhxPnF pic.twitter.com/SRgPgMxADB

ところで、このキャンペーン参加した人が三井住友カードのクレカ登録したらポイント没収されますか?怖いんですけど。

GoogleのAIアシスタント、NotebookLMでこの記事のポッドキャスト風の音声概要を作成してみました(2025年5月時点)。記事の内容を聞き流してみたい場合にお試しください。NotebookLMの音声概要についてはこちら。

2025年5月15日発表 Olive×PayPayの連携
正式発表は2025年5月15日の会見で行われる予定ですが、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)配下の三井住友カードがソフトバンクと包括提携を結び、OliveとPayPayが連携されます。
以下の機能が実現されるとのこと。
- Oliveフレキシブルペイの支払いモードの1つとしてPayPay残高払いが追加(たぶん支払いモード追加)
- VポイントとPayPayポイントの相互交換が可能に(たぶん相互)
6,900万人の利用者を抱えるPayPayと、500万の口座数を有するOliveとの間で、顧客を相互に送客するそうで。
その他、ソフトバンクの生成AIで三井住友カードの事務やコールセンター業務を自動化(AIで実務いけるのか)、加盟店向けのデータビジネス展開も予定されているようです。
新機能のユースケース
今回の連携による新機能が使えそうな場面を考えてみます。
- PayPay/ソフトバンクユーザからOliveへの乗り入れ
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Oliveフレキシブルペイの支払いモードの1つとしてPayPay残高払いが追加される点については、PayPay経済圏やソフトバンク系のユーザが決済手段としてOliveフレキシブルペイを持つきっかけになるかもしれません。
おそらく、PayPayマネーライト(貯まりすぎて消化しきれない残高や、ソフトバンクやワイモバイルのまとめて支払いでチャージした残高)も、Olive フレキシブルペイの物理カードやApple Pay/Google Payでの決済に利用できるようになるのでしょう。PayPayのコード決済以外に、Visaクレカとしての決済に利用できるようになるのは便利かと。
ついでに、Oliveフレキシブルペイのクレジットモードと使い分ければ、対象の飲食店やコンビニでの7%還元(最大20%還元)も活用できます。
あと、PayPay残高をOliveで確認できるようにもなるそうです。
ちなみに私は既にOliveアカウントを保有していますが、以下のように “持つだけ” で利用しています。
あわせて読みたい“持つだけのOliveアカウント” はお得&無料 Oliveは、今のところメインで活用するほどのメリットを感じないのですが、持っているだけでお得になる特典がいくつかあったりします。 ということで、本記事では、お得…お得な始め方はこちら。
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VポイントとPayPayポイントの相互交換が可能になる点については、両方のポイントをどちらか好きな方に集約することができますし、さらにPayPayポイントを起点にVポイント経由でウエル活やマイル交換にも発展させる余地もあります。
これで、PayPayポイントもちょっと共通ポイントらしくなりますね。
メインポイントとしてVポイントを利用している私にとっても、等価交換かつ1ステップでPayPayポイントをVポイントに集約できればポイントの管理が楽になります。嬉しいです。
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以下はおさらい用に興味がありましたらどうぞ。
共通ポイントの使い勝手や○○ペイの決済機能について詳しくチェックしておきたい方は、よろしければ以下の記事もご覧ください。


伏線回収と今後の経済圏
私の憶測や邪推に基づき、伏線かもしれない経緯や今後の経済圏事情について、あることないことを書いておきます。
伏線かもしれない経緯あれこれ
まずLINE Payのサービス終了。Visa LINE Payクレジットカードを発行していた三井住友カードが発行するVisaブランドのクレカではLINE Payとの連携もできて便利でした。そのサービス終了後もソフトバンク系との関係を終了させず、次はPayPayと連携するようスキームを再構築した印象です。

そして、紆余曲折を経てPayPayの他社クレカ利用禁止が撤回になった件。私として色々と違和感があった点の1つとして、PayPayの他社クレカ紐づけについて “クレジットカードの国際ブランド(Visa・Mastercard)との協議次第で、利用料をご負担いただく可能性” に言及していたことを思い出したのですが、これってその時点で三井住友カード(とその裏にいるVisaやMastercard)へのプレッシャーか当てつけの類だったんだと想像しました(個人の感想です)。ちなみに、PayPayの新たな決済方式についての詳細の案内がまだですが、今回のOlive連携の発表に続けて動きがありそうですね、いよいよ決着。

そして、最近リリースされたPayPay残高カード。現時点でVisaブランドのみであり、カード番号での決済にのみ対応したバーチャルカードです。au PAYやファミペイ、JAL Pay等の物理カードやApple Pay等を利用できる○○ペイに比べると若干機能不足な印象でした。…が、ここでPayPay残高がOlive フレキシブルペイの支払い元として使えるようになれば物理カードもApple Pay/Google Payも使えるようになる訳です。一気に解決。じゃあPayPay残高カードの方がむしろOlive連携のためのオマケ機能だったのかという理解にたどり着きます。
という感じで、勝手に伏線回収をしてみました。想像です。
今後の経済圏事情は?
ところで今回の連携、リテール分野ではあまりPayPay側にメリットが無いようにも感じます。Olive向けの送客の方が多そうじゃないですか。それでも、提携による他経済圏向けの競争力の維持、強化という意図もあるのかと思います。
PayPayは引き続きスーパーアプリを目指すと思いますが、今回の連携では自力でなく他社との協業に方針転換しており、トーンダウンした印象です。例えば、PayPayの他社クレカ登録不可が延期になった際には「2025年1月までの1年半は、引き続きユーザーのご意見も取り入れ、「PayPay」と「PayPayカード」をご利用いただくユーザーにとって最高の体験を提供するため、私たちが提供するサービスを徹底的に磨き込む期間にします。」という発言があったり、もともとPayPayカードのスローガンは「 圧倒的No.1のサービスをすべてのお客さまに!」だったりするのですが、これらの言葉が目指していたカタチが今回の連携だったのかはよく分かりません。Oliveに譲ってる感も。
外部環境としても、メガバンクと経済圏のスキームにもここ一年間で変化があったので(三菱UFJ銀行とau系、みずほ銀行系と楽天)、そのあたりも含めた勢力にも注目です。Olive×PayPayのシナジーはありますかね。

機能多すぎ
それにしても、OliveもPayPayも機能がどんどん増えていきますね。
ほとんどのユーザがついてこれない未来も想像できます。
個人的には手軽な請求書払いに期待
以前は、三井住友カードのVisaブランドのクレカでLINE Payの請求書払いができていたのですが、その後継機能が欲しいんですよね。
LINE Payのサービス終了後は、代わりに高還元ルート経由で電子マネーでの請求書払いを利用することにしています。

今回の連携内容では、Oliveや三井住友カードのクレジットカードを紐付けしたPayPayで請求書払いができる訳でもなさそうなので、特に何も解決していません。
三井住友カードさんは請求書払いについてケアしてくれないのでしょうか。今後に期待。
ニュース記事等


まとめ
OliveとPayPayの連携についての話題でした。