銀行口座とweb3ウォレットの違い
銀行口座とweb3ウォレットは、どちらもお金や価値を保管・管理する場所ですが、その仕組みは大きく異なります。
本記事では、それらの違いをまとめておきます。

銀行口座とweb3ウォレットの違いにおいて重要だと思う点
本記事は、銀行口座とweb3ウォレットの違いをまとめるものですが、私は以下の点が特に重要だと思っています。
- 銀行口座は安心/安全に感じる一方、法定通貨や既存の金融システムに依存する仕組み
1つのシナリオとして、国に依存する法定通貨の価値や既存の金融システムが危機に陥った際に影響を受ける可能性がある - web3ウォレットは自己責任の要素が強い仕組みだが、自分の財産を自分でコントロールできる
誰にでも無条件にオススメするものではないけど、銀行口座など既存金融への依存リスクを軽減するための選択肢として、次世代の金融システムにおいて重要な要素
近年、AIの発展もありオンチェーン金融が急激に進歩しているので、単に暗号資産の投資/投機といった狭い意味だけでなく、リテラシーとして把握しておく価値はあるかと思います。
銀行口座とweb3ウォレットの違い
銀行口座とweb3ウォレットは、どちらもお金や価値を保管・管理する場所ですが、その仕組みは大きく異なります。
下図のようになります。
特徴的な点として、web3ウォレットは公開されたブロックチェーン(パブリックチェーン)上の資産を管理するものなので、基本的に誰からでも資産や取引履歴の内容が見えるようになっています。秘密鍵が強力なので(現状では)、他人の手に秘密鍵やシードフレーズが渡らない限り簡単に資産を盗まれることはありませんが、イラストのように、公共の場所に中身の資産が丸見えになった金庫が置かれているようなイメージです。

概要
銀行口座は銀行という管理者に資産の管理を任せる仕組みです。一方、セルフカストディ型のWeb3ウォレットは、自分自身が資産の管理者になります。
そのため、Web3ウォレットは自由度が高い反面、資産を守る責任も自分自身が負う必要があります。
銀行口座とWeb3ウォレットの比較
| 項目 | 銀行口座(従来の銀行) | Web3ウォレット(セルフカストディ) |
|---|---|---|
| 資産の管理者 | 銀行(金融機関) | 自分自身 |
| 資産のコントロール(主権) | 銀行に預けている(主権は銀行) | 100%自分(完全な主権) |
| 鍵・認証情報 | ID・パスワード・暗証番号など(銀行が管理) | 秘密鍵・シードフレーズ(自分で保管)※ |
| 鍵・認証情報を無くすと | 本人確認で再発行・復旧が可能 | 復旧はほぼ不可能(資産を失う) |
| 送金ミス・誤送金 | 条件によっては組戻し・返金の相談が可能 | 原則取り消し不可(戻ってこない) |
| 不正利用・詐欺被害 | 銀行の補償制度がある場合がある | 基本的に自己責任(補償なし) |
| サポート | 窓口・コールセンター・チャット等 | 自分で調べる/ウォレット事業者のサポート |
| 残高や取引履歴の見え方 | 他人には見えない(プライバシーがある) | ブロックチェーン上で誰でも見える(透明) |
| 口座の凍結・制限 | 法令や銀行の判断で凍結・制限(検閲)の可能性 | 基本的になし(誰にも凍結されない) |
| 利用できる時間・場所 | 銀行の営業時間やシステムに依存 | 24時間365日、世界中どこでも利用可能 |
| メリット | 管理をある程度任せられる/法的保護がある | 自由に取引・運用できる/検閲されない |
| デメリット | 自由に使えない場面がある/管理・検閲のリスク | 自己責任が大きい/操作ミスや詐欺のリスク |
※補足
GoogleやAppleのID、メールアドレスなどと連携して利用するウォレット(MPCウォレットやソーシャルログイン型ウォレットなど)では、利用者自身が秘密鍵を直接保管しないケースもあります(関連記事)。
Web3ウォレット利用時の注意点
シードフレーズ(秘密鍵)の管理が最重要
- 絶対に他人へ教えない(家族・運営者でもNG)
- オフラインで安全に保管する
- 紙
- 金属プレート
- 耐火・耐水性のある保管方法がおすすめ
- クラウドやスクリーンショットでの保存は避ける
少額でテスト送金してから本番の送金をする
送金先アドレスやネットワークを間違えると、資産を失う可能性があります。
初めて送金する相手には、まず少額でテスト送金してから本番の送金を行うのがおすすめです。
詐欺サイト・偽アプリ・怪しいDMに注意
Web3では、自分で資産を守る必要があります。
そのため、
- 必ず公式サイト・公式アプリを利用する
- DMで送られてきたURLを安易に開かない
- ウォレット接続(Connect Wallet)
- 署名(Sign)
を求められたときは、内容をよく確認してから操作しましょう。
銀行口座とweb3ウォレットの違いのまとめ
銀行は「管理を任せる仕組み」、Web3ウォレットは「自分で管理する仕組み」。
自由の裏には、100%あなた自身の責任があります。
まとめ
銀行口座とweb3ウォレットの違いについてでした。
web3ウォレットは銀行口座と比べ、大きな自由と大きな責任のある仕組みです。
web3は色々と未成熟な分野なので誰にでも無条件にオススメするものではありませんが、興味がありましたらご参考ください。
私は、Bitget Walletというウォレットをメインで利用しています(後述)。
その他には、MetaMaskやPhantom Walletといったウォレットも有名ですが、最近、日本国内では、LINEで使えるUnifiというウォレットや、HashPort Walletというウォレットも注目されています。


以下は、Bitget Wallet 関連の記事です。私自身の勉強を兼ねて順次追加予定です、たぶん。
機会があれば記事を追加予定です。
- Bitget Wallet の初期セットアップ
インストール/ウォレット作成/セキュリティ設定等 - Bitget Wallet の入出金(入金、出金)
関連:ステーブルコインJPYCでの入出金の概要 - Bitget Wallet での暗号資産/ステーブルコインの売買(スワップ/ブリッジ)
関連:ガス代無料サービス、手数料/ガス代の見方 - Bitget Wallet での色々な取引(株トークン、RWA等)
- Bitget Wallet での DApps への接続
- Bitget Wallet Card の発行(物理カードの券面はこんな感じ)
- PC の Chrome 拡張機能版 Bitget Wallet のインストール
スマホ版と同じウォレットをPCでも利用可 - web3 ウォレットのプライバシーとアドレスの使い分け
用途に応じてウォレットアドレスを分けようという話(元ネタ)









