最大20%のうち何%までいけるか (Vポイントアッププログラム等)
最大20%もの還元率になる三井住友カードやOliveフレキシブルペイでは定番の特典。
還元率をアップさせるための条件は色々あるので、現実的に何%までアップできるか、考えてみました。
[2025年1月30日更新] 2025年2月から改定になる円預金と外貨預金の条件を反映
[2024年4月6日更新] 2024年5月から改定になる SBI証券分のVポイントアッププログラムの条件を反映
[2024年2月4日] 2023年12月からVポイントアッププログラムに加わった外貨預金について追記
[2023年12月12日] 2024年1月からの改定に合わせて、VポイントアッププログラムのNISA関連の条件を修正
[2023年10月2日] サービス改定に伴い、最大還元率を18%から20%に変更
最大20%還元の内訳
最大20%還元というのは、通常ポイントに3つの特典を加えた合計の還元率です。
特典名 | 還元率 | |
---|---|---|
(1) | 通常ポイント | 0.5% (※1) |
(2) | 対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元! (スマホのタッチ決済) | +6.5% (※1) |
(3) | 家族ポイント | 最大+5% |
(4) | Vポイントアッププログラム | 最大+8% (※2) |
合計 | 最大20% (※2) |
(※1) プラチナプリファードの場合、通常ポイント 1% と、プリファード特約店の +6%
(※2) 最大+8%を超える場合、および合計で最大20%を超える場合もあるが、景品表示法により適用される還元率の上限は20%
なお、ゴールド (NL) やプラチナプリファードの継続特典 “100万円利用で10,000P” の実質還元率 1% は上記に含みません。
各特典について順に説明します。
(1) 通常ポイント (基本還元率)
三井住友カードでは、ほとんどのカードで基本還元率が0.5%です。
プラチナプリファードのみ、基本還元率が1%です。
(2) 対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!
次に、身近なコンビニやファミレスのうち対象店舗で7%還元になる特典です。
2023年7月から還元率が 5% → 7% にアップしたので、さらにお得になりました。対象店舗は限られているものの、かなり強力な特典だと思います。
概要は以下の記事にまとめてあります。
(3) 家族ポイント
続けて、家族ポイントです。
家族登録1人につき+1%、最大で+5%まで還元率アップできます。
登録できる家族の範囲は、2親等までOKなので、広いと言えば広いです。
(4) Vポイントアッププログラム
最後にVポイントアッププログラムですが、これはちょっとややこしいです。
内訳は以下のとおりです。
項目 | 還元率 | 簡単さ | 備考 |
---|---|---|---|
アプリログイン | +1% | ◎ | 要Oliveアカウント |
選べる特典 | +1% (※1) | ◎ | 要Oliveアカウント |
SBI証券 | 最大+2% | ○ (一部) | 複数条件あり(後述) |
住友生命 | 最大+2% | Vitalityスマート for V ポイントを要契約 | |
外貨預金 | 最大+2% | 要Oliveアカウント 複数条件あり | |
住宅ローン | +1% | 要Oliveアカウント | |
三井住友カード/モビット カードローン | 最大+3% | 非推奨(キャッシング) |
(※1) Olive プラチナプリファードでは選べる特典を2つ選べるため +2% が可能
“簡単さ”は、私の主観でざっくり目安として、◎:簡単、○:やや簡単 という意味です。
各項目については、以降で説明します。
Vポイントアッププログラムの各項目
Vポイントアッププログラムの各項目についてです。
(前提) Oliveアカウント/SMBC IDが必要
Vポイントアッププログラムの利用にはSMBC IDが必要であり、またVpassとSMBC IDの連携も必要です。
SMBC IDは、Oliveに入会済みであれば既に登録済みのはずなので、ざっくり言うとOliveアカウントがあればOKです。
Oliveに入会していなくても、Vpass (三井住友カード) か SMBC ダイレクトの契約があれば SMBC ID の発行は可能です。
Olive(Olive フレキシブルペイ)のお得な始め方については、以下の記事で解説しています。
アプリログイン(◎)、選べる特典(◎)
最初の 2つ、アプリログインと選べる特典は、Olive アカウントさえあれば簡単に条件達成できます。
毎月のアプリログインと、選べる特典の初期設定のみです。
最低限の手順で、この特典を適用する方法については、以下の記事にまとめてあります。
SBI証券(○)
SBI証券の利用は、3つの条件をすべて達成するとVポイントアッププログラムの還元率が+2%となります。
項目 | 還元率 |
---|---|
[特典1] 当月のVポイント投資で合計10,000ポイント以上利用 | +1% |
[特典2] 当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が200万円以上 | +0.5% |
[特典3] 当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が100万円以上 | +0.5% |
上記の項目に関し、以下の細かい条件もあります。
- 特典2,3は、SBI証券の口座を三井住友カード仲介口座、もしくは三井住友銀行仲介口座に設定する必要性あり(SBI証券の口座開設後でも変更可能)
- 特典3は、SBI証券にて「三井住友カードVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)」の登録時、ログインカードの確認画面でOliveフレキシブルペイを選択し、登録する必要性あり(手順)
- 対象カードでSMBC IDに登録も必要(説明箇所)
- SBI証券 Vポイントサービスおよび SMBC IDを条件達成の月末までに設定する必要性あり
- 条件達成と同月のカード利用分に対して還元率アップが適用される
詳細は、公式Webサイト で確認できます。
ちなみに、このVポイントアッププログラムだけでなく、SBI証券では他にも取引に応じてVポイントが貯まるようになっています (参考)。
順に説明します。
- [特典1] 当月のVポイント投資で合計10,000ポイント以上利用(+1%)
-
Vポイントを投資に使用するという条件です。
その月に 10,000P を SBI証券に使用しないといけないため、継続するには毎月 Vポイントが 10,000P 必要です…。
ちょっと普通の条件ではないですね。厳しい。
- [特典2] 当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が200万円以上(+0.5%)
-
集計対象は、NISA口座、かつ投資信託のみです。株式は対象外です。NISAを利用されていない方や、他の証券会社でNISAを利用されている方は、この条件を達成することができません。
長期間積立を続けていれば、そのうち条件を達成できるはずです。
なお、2023年12月までの旧 NISA (NISA/つみたてNISA) の口座と、2024年1月からの新NISA口座の投資信託の保有資産評価額が合算されます。以前から SBI証券で NISAを利用していた人にとって有利です。
- [特典3] 当月末のNISA口座における投資信託の保有資産評価額が100万円以上(+0.5%)
-
前述の条件は200万円でしたが、この条件は100万円です。内容は同じです。
ただし、前述のとおりOlive フレキシブルペイに紐づく VpassID/SMBC ID にて “三井住友カードVポイント認証” の登録が必要です。
住友生命 (Vitalityスマート for V ポイント)
2023年10月2日から、”Vitalityスマート for V ポイント” という健康プログラムを利用することによってVポイントアッププログラムの還元率をアップさせることができます。
個人的には面白いと思います。
毎月 500円の会費がかかりますが、サービス設計がよくできて(る雰囲気は感じ)ますし、きちんと活用すればポイントでそれなりに会費の元も取れそうです。
健康サービスを利用してモチベーションを向上させたい人、かつもともとApple Watchを買うつもりの人にとってはアリかもしれません (ただしApple Watchを購入先はヨドバシカメラが運営するVitality会員専用オンライン販売サイト限定)。
この Vitalityスマート for V ポイント で元を取れるかどうか考えてみたときのメモは以下です。
公式ページの案内は以下です。
外貨預金
2023年12月から追加になった外貨預金です。
2025年2月から改定となります。ちょっと条件が厳しくなりました。
2025年2月以降は試しに少額から始めてみることもできなくなったので、基本的には、外貨預金そのものを利用したい方に向いている条件かと思います。
住宅ローン
住宅ローンの利用はハードルが高いです。
条件達成できるのは、住宅ローンを利用される方で、かつ、借入先として三井住友銀行を選択できる方に限られます。
住宅ローンに関しては、Vポイントアッププログラムの還元率+1%よりも、住宅ローンの金利 0.1%による影響やその他の事情をきちんと冷静に考えた方が良いでしょう。
三井住友カード/モビット カードローン (非推奨)
カードローンの利用はハードルが高いです。
SMBCモビットは、三井住友カードのローンブランドです。キャッシング (貸金) のサービスを提供しています。
借入残高に応じて (最低1万円以上)、Vポイントアッププログラムの還元率が最大3%となります。
Vポイントアッププログラムの還元率+3%による獲得ポイントより、借入自体の金利 (100万円以下なら上限の年利18%のはず) による手数料が高ければ、得をすることはありません。
いずれにせよ、Vポイントアッププログラムの還元率アップのためにわざわざお金の借入を行うことはオススメできません。
私の場合:10%還元 (2025年時点)
私は、本記事の作成時点で10%還元でしたが、その後も10%をキープしています。
内訳 (全体)
10%の内訳は以下です。
項目、特典名 | 私の還元率 | 備考 |
---|---|---|
通常ポイント | 1% | プラチナプリファード利用 |
対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元! | +6% | プラチナプリファード利用 |
家族ポイント | +2% | |
Vポイントアッププログラム | +1% | (後述) |
内訳 (Vポイントアッププログラム)
Vポイントアッププログラムの適用状況は以下です。
項目 | 私の還元率 | 備考 |
---|---|---|
アプリログイン | +1% | |
選べる特典 | – | ご利用特典 100pt を選択 |
SBI証券 | (後日反映予定) | (後述) |
住友生命 | – | |
外貨預金 | – | |
住宅ローン | – | |
SMBCモビット | – |
選べる特典は、ご利用特典 100ptの方を選択しています。私は、対象のコンビニや飲食店を月に1万円まで使用しないことも多いので、確実に100pt獲得できる方がお得だと判断しました (月に1万円の利用=還元率+1%で100P獲得できるかどうかの分岐点)。
SBI証券の分は、一部の条件を達成しているはずだったのですが、「三井住友カードVポイント認証(Vpass/SMBC ID登録)」でOliveフレキシブルペイを登録できていなかったので、未達成のままでした(手順)。登録したので、後日還元率アップできるはずです。
普通に使って何%までいけるか
普通に、というか現実的、平均的に、何%までいけそうか、考えてみます。
まず、特に何もしなくてもベースの還元率が7%です。
さらに還元率をアップさせるには、以下の条件達成が必要です。
- 登録できる家族の数 (家族ポイント)
- Vポイントアッププログラムの活用
登録できる家族が1人だけだと+1%のみですが、5人登録できれば最大の+5%を確保できます。ここは家族構成によります。
Vポイントアッププログラムの方は、アプリログインや選べる特典で+2%は簡単に確保できます。
あとは、SBI証券のNISA口座でコツコツ投資を続ければ、+1%分は達成できるかと思います。
自分だけでできること:計10%還元
上記から、ローン、キャッシング、Vitalityスマート for V ポイントや家族ポイントを除いて計算すると、まず計10%還元になります。
- ベース 7%
- アプロログインと選べる特典 +2%
- SBI証券 +1%
ちょっと準備は要りますが、自分だけで10%は達成できるということです。
さらに家族ポイント次第で:計11~15%還元
そこから先は、家族ポイント分の加算です。
登録できた家族の人数に応じ、計11~15%還元になります。
家族構成や、家族自身の意向にもよるので、なかなか自分の努力だけでは達成できません。
現実的には
ここまでの内容から、自分だけでできること (10%還元) と、家族1~2人くらいの登録 (+1~2%) で、計11~12%還元くらいが限度ではないでしょうか。
なぜか攻略感がでてくる
より高い還元率にしたい!、と感じてしまうのはなぜでしょう。
そんなに対象店舗を頻繁に利用しないので、あまりこだわる必要性は無いはずなのですが…。
ゲームを攻略するような感覚に近いのかもしれません。
(注意) Vpassアプリ上の還元率は前月末時点
Vpassアプリ上に表示される還元率は、前月末時点での達成状況です。
よって、表示されている時点で適用される還元率ではありません。
できればリアルタイム (せめて月初すぐ) に反映されると嬉しいですが、なかなか難しいのでしょう。
まとめ
本記事では、最大20%もの還元率になる三井住友カード定番の特典について、現実的に何%までアップできるか、考えてみました。
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クレジットカード | 紹介コード、解説記事等 |
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三井住友カード各種 (ゴールド(NL)、プラチナプリファード、ビジネスオーナーズゴールド等) ※当サイトでは、規約を守るため、トクフレ (友人) にご登録いただいた方からご希望があった場合にのみご紹介しています | トクフレ (友人) の登録はこちら |
Oliveアカウント (Oliveフレキシブルペイ) | (Oliveアカウント登録&10,000円入金で1,000P) 紹介コード:SF00149-0036590 |
エポスカード (一般およびゴールド、JQ CARDエポスゴールドも) | (このご紹介番号は2025年3月31日まで有効) |
メルカード | 解説記事にて (メルカリとセットでの登録がオススメなので、その手順をご説明) |
楽天カード | 解説記事にて (記事中の楽天カード部分にてご説明) |
VポイントカードPrime (旧TカードPRIME) | 解説記事にて |
PayPayカード | 解説記事にて |
三菱UFJカード | 解説記事にて |
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