2025年、印象に残ったポイ活関連の動向を振り返る
年末ですね~。
2025年のポイ活関連の動向を振り返ってみます。
2025年、印象に残ったポイ活関連の動向
個人的に印象に残ったものを3つ挙げておきます。
- 【殺到】セゾンのリボ祭り
- 【財力】三菱UFJフィナンシャル・グループのバラマキ
- 【終焉】チャージ系ポイ活の大改悪
【殺到】セゾンのリボ祭り
参加者が殺到し早期終了となったセゾンのリボ払いキャンペーン、通称?リボ祭り。
リボ払いのキャンペーンということでチャージ系利用も対象となり 20%キャッシュバックで最大30,000円、しかも参加できるカード枚数に制限が無いため保有カード枚数 × 30,000円のキャッシュバックを狙えてしまうという緩すぎる条件が話題になり、ポイ活ユーザの恰好の餌食に。隙だらけです。

その後の東洋経済の記事によると「このまま継続すれば予算が10億円を超える可能性があった」とのことで、還元率20%で利用金額の総額を概算すると50億円規模に迫る勢いだったのかもしれません。その多くがチャージ利用だったかもしれないと想像すると凄まじい経済効果です。
このように、ポイ活ユーザの殺到により企業財務を痛めつけかねないDoSのようなファイナンスアタック(?)が発生しかけていた(or 発生した)訳ですね。高額なリボ手数料を利用者からあわよくば長期間搾取し続けるリボ払い月々の返済計画が管理しやすくなって便利なリボ払いのキャンペーンが、特典目当てに狙われてしまうとは、何ということでしょう。

その後は既存の各種特典も含めきちんと引き締めがあり(改悪連発)、グローバル事業にも力を入れているクレディセゾンさんでした。

今後はこのレベルのキャンペーンはなかなか無いでしょうね~。
【財力】三菱UFJフィナンシャル・グループのバラマキ
新たな金融サービスブランド「エムット」を立ち上げ、リテール領域において巻き返しを図るべく大規模な施策を次々と展開してきたMUFG。メガバンク最大手のバラマキは圧巻でした。
直近で2025年度末に向けて開始されたキャンペーンも豪華です。

こんなバラマキをしても株主からクレームが来ないくらいに業績は堅調かと思いますが(個人の感想です)、上記のキャンペーンでは意外と定員15万人に達しなかったりするのかもしれません(個人の想像です)。一般的な利用者にとって金融サービスのスイッチングコストというものは大きいので、こういう金に糸目を付けないプロモーションが必要になる局面もあります(個人の意見です)。
ちなみに、上記のキャンペーン開催の直前には、3社のクレジットカード会社のシステム統合が行われていたりもしました。「三菱UFJニコスは2025年12月9日(火)にDCカードとMUFGカードのシステムを統合(一本化)いたしました。」とのことで、無事?完了したようです。お疲れさまでした。システムが整ったので、2026年はバラマキだけでなく機能/マーケ面でもOliveに負けない金融サービスに仕上げて欲しいですね。
最後に、MUFGの今年一番の名ゼリフ(だと私が思っているもの)を再掲しておきます。
コスト負担は重いが、それに耐えられるだけの体力が当社グループにはある。
出典:自前主義を貫く三菱UFJ 単独で新銀行、勘定系にGoogleのクラウド | 日経クロステック(xTECH)
※三菱UFJカードの最大20%還元について、山下邦裕執行役員リテール・デジタル企画部長によるコメント
MUFG関連の最近のキャンペーン情報は以下の記事にまとめてあります。

余談ですが、そう言えば2024年の時点でこんな記事を書いていました。

さらに2つ目の余談ですが、メガバンクと言えば第4のメガバンクを目指すSBI新生銀行にも注目ですね。住信SBIネット銀行の売却やIPOといった大きなイベントもあり、こちらもキャンペーンが豪華です。


個人的には、2026年は既存金融だけでなくステーブルコインやWeb3関連で、特に財力のあるメガバンクやその他の大手事業者の動向にも注目したいと思います。
【終焉】チャージ系ポイ活の大改悪
近年、大衆化が進んできたチャージ系ポイ活が直近の大きな改悪群によって区切りを迎えたように思います。
残されたルートを活用することもできますが、従来のように多段かつ複雑な高還元ルートを普段から常用するポイ活ユーザの数はさすがに減るのでは。メリットが薄くなれば、費用(コスパ×タイパ)に見合わないポイ活は敬遠されるようになるでしょう。たぶん。

特に、以下3件の改悪が大きかったですね。このうち、楽天ギフトカードと三井住友カードの2件は同日に発表され、それが月曜日だったので、チャージ系ポイ活のブラックマンデーとして語り継がれることになるでしょう。あと、JAL Pay。



ちなみに私は、使える高還元ルートがあるうちは、ちまちま利用していくと思います。

まとめ
2025年のポイ活関連の動向のうち、個人的に印象に残ったものをまとめてみました。
あと、モッピーの顔認証の件も気になったんですが、これもポイントというものの資産性や利用者保護あたりに着目すれば確かにポイ活の動向の1つではあるものの、どちらかと言うと炎上ネタという側面の方が強いと思われ主旨が異なるということで割愛します。
という感じで2025年のポイ活関連の動向の振り返りを終えますが、2026年もポイ活に限らず楽しいネタに巡り合える年になると良いですね~。
ちなみに、1年前は以下のような記事を書いてたみたいです。









