【三菱UFJカードが強化】+5%還元対象拡大&一般カード永年無料化
三菱UFJカードの基本スペックが2024年8月1日から強化され、”持っていて損はないクレカ(個人の感想です)” になりそうです(私は既に持っています)。
概要をまとめておきます。
主に2点の強化、+5%還元対象拡大 & 一般カード永年無料化
2024年7月29日、三菱UFJカードのサービス内容の強化について発表がありました。
主に2点です。
- 2024年8月1日以降、三菱UFJカードのサービス内容の強化
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- +5%還元対象店舗の拡大 (最大15%還元)
- 一般カード年会費の永年無料化
公式サイトの特設ページが開設されています。
内容を見ていきます。
+5%還元対象店舗の拡大 (最大15%還元)
三菱UFJカードを利用時、+5%還元相当になる対象店舗が増えます。実際には最大15%還元なのですが、その話は後述します。
くら寿司やスシローを始め、14のスーパーマーケット(※)が追加されます。
(※) 追加になるスーパーマーケット:オーケー、オオゼキ、三和、フードワン、スーパー魚長、生鮮げんき市場、生鮮乃木市場、東武ストア、ドミー、肉のハナマサ、ジャパンミート、ヤマナカ、フランテ、フランテロゼ (同じ系列の店舗もカウントされて計14)
三井住友カード “対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!” と比較対象に
今後、三井住友カード(Oliveフレキシブルペイ)の “対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!”の対抗軸として、より明確に比較しやすくなります。
全国展開しているチェーン店の種類の豊富さでは三井住友カードの方が有利なのですが、対して三菱UFJカードの方は、店舗地域の偏りが大きいものの、より普段使いでお得さを実感しやすいスーパーマーケットを+5%(最大15%)の対象店舗に含めた点が評価できます。
なお、三井住友カード(Oliveフレキシブルペイ)のプラチナプリファードの特約店(プリファードストア)にもスーパーマーケットは含まれますが、そもそも年会費が33,000円(税込)かかるクレカであり、アップする還元率もすべて+1%還元(2024年7月時点)です。よって、今回年会費が永年無料化(後述)されることになった三菱UFJカードでそれを大幅に上回る+5%還元というスペックを備えることになる点は、インパクトが大きい強化です。
最大15%還元、少なくとも5.5%還元
これも三井住友カードのVポイントアッププログラム等と比較されますが、上記の対象店舗での利用は、前述の+5%を含めて、条件を達成すると最大15%還元になります。
この最大15%還元の詳細については、以下の記事にまとめてあります。
ゴールドプレステージ、プラチナAMEXも対象
この最大15%還元の特典は、三菱UFJカードの一般カードだけでなく、三菱UFJカード ゴールドプレステージや三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードも対象です。
プラチナAMEXもかなりコスパの良いプラチナカードだと思いますので、プラチナカードの特典を利用したい方にはアリだと思います(お得な発行方法については後述)。
一般カード年会費の永年無料化
“三菱UFJカード(一般ランク)“の年会費1,375円(税込)が、2024年8月1日以降の入会分より永年無料になります。既に発行済みの”三菱UFJカード(一般ランク)“の年会費についても、今後永年無料化されるそうです(別途案内)。
もともと、年に1回利用すれば年会費が無料になる特典は備わっていましたが、このクレカを保有していることをうっかり忘れて利用しなくなると年会費がかかってしまうので、正直サブカードとして気軽には発行しづらかった印象です。
ということで、この改定は助かります。他社クレカにようやく並んだと言えばそこまでですが、とてもありがたい。
ポイントの集計方法や使い勝手では課題も
注意点として、他社のポイント経済圏に比べ、ポイントサービスとして改善の余地はまだまだありそうです。
獲得できるポイント数は、利用額1,000円ごとに計算されます。対して他社のクレカやポイントサービスでは、100円ごと、200円ごと、のものが多いので、999円以下の利用額が切り捨てられることに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。一応、獲得ポイント数の計算は、5.5%分は1カ月間の利用金額合計、9.5%分は3カ月間の利用金額合計に対して行われるので、そこまでひどく無駄になる訳でもないのですが、数字に表れるスペックなので印象面で…。
あとはポイントの使い勝手ですが、三菱UFJカードで貯まるグローバルポイントの交換先として、最大の還元率で利用できる方法は、Amazonギフトカードへの交換くらいです(参考)。ポイント還元率の有利誤認ほどではありませんが、後でよくよく調べてみたらAmazonギフトカードにしか使えない…というのも悲しいので、せめてクレカの利用金額への充当はできるようにしてほしいところ。あとは一応、ベルメゾン・ポイントとビッグポイントも最大の還元率で利用できます(参考)。
感想
個人的に、2024年はメガバンク系の個人向けサービスの動向には注目しています。特に三菱UFJ フィナンシャルグループ(MUFG)は3大メガバンクの中でも数値的な事業規模が最も大きく、本腰を入れたときのパフォーマンスには期待できます。
キャンペーン施策は好印象
実際、2024年度も中盤ですが、ここまでのMUFGの個人向け金融サービスに関する施策は、ストレートにお得で分かりやすく、訴求力も強いと思います。三井住友カード(Oliveフレキシブルペイ)のようなFintech感こそありませんが、無駄なムーブが無く淡々とストライクゾーンを狙ってくる印象がMUFGらしい(?)です。
例えば、以下のキャンペーンなど(好評につき一部早期終了済み)。
今後の決済アプリのリリースやシステム統合後の施策にも期待
MUFGでは、2024年度には三菱UFJカードと紐づいた決済アプリがリリース予定で、三菱UFJカードの事業自体に関しては、2025年までにMUFGカード、DCカード、ニコスカードの3つのシステムが統合される予定です(参考)。
独自の決済アプリのリリースや、システム統合後に新機能のリリースがあるのかもしれませんが、競合に比べてタイミングが遅すぎて厳しそうですね。しかし、そこは事業規模最大のメガバンク、MUFGの力で圧倒してくるかもしれません。
MUFG以上に期待したいのはSMFG
そして、三井住友カードをメインカードにしている自分としては、このようなMUFGの追随もあるので、SMFG(三井住友カード含む)にはもっと危機感を持ってサービス内容を強化してほしいと思っています。…が、こちらもちょうどOliveが300万アカウント突破で波に乗っていますね。
どうなるでしょう。
高還元ピザハットに魅了
ちなみに、三菱UFJカードの+5%還元の対象店舗の中では、私はピザハットが好きです。ポイントサイトのハピタスやモッピーに案件があるので、これらのポイントサイト経由でWeb(ピザハットオンライン)で注文し、三菱UFJカードで決済すると、ポイントサイトと三菱UFJカードの両方のポイントを獲得でき、合計のポイント還元率がすごいことになります。
- お察しください
三菱UFJカードのお得な発行方法
三菱UFJカードのお得な発行方法については、記事で解説しています。
ポイントサイト経由 or ご紹介特典経由での発行がオススメ
ポイントサイト案件やご紹介特典を利用するとお得です。
プラチナAMEXも良コスパ
年会費が永年無料になった一般カードがお手ごろで最注目ですが、プラチナカードもこっそり良コスパです。
まとめ
三菱UFJカードの基本スペックが2024年8月1日から強化され、”持っていて損はないクレカ(個人の感想です)” になりそうです(私は既に持っています)。
概要をまとめてみました。