ダイニチの家庭用最強クラス加湿器の新機種 (PN/PCシリーズ)
最新機種の情報をまとめ直して、以下の記事を作成してあります。よろしければご覧ください。
そろそろ加湿器のシーズンなので、メーカーの情報を確認していたところ、ダイニチから加湿機の新機種がリリースされていました。
本記事では、最も加湿量の多いPNシリーズ、PCシリーズのラインナップや、従来機種とのわずかな違いについて記載します。
(私は2世代前のHD-243を使用中で、いつ買い替えようか検討中です)。
出典:ラインナップ | 加湿器 | 製品情報 | ダイニチ工業株式会社 – Dainichi
新機種の発表
2023年08月23日、ダイニチからハイブリッド式加湿器の2023年度モデル23機種が発表されました。
最も加湿量の多いPNシリーズ、PCシリーズに注目
幅広いラインナップがありますが、本記事では、最も加湿量の多いPNシリーズ、PCシリーズについての話をします。
出典:加湿器 | 製品情報 | ダイニチ工業株式会社 – Dainichi ※当サイトにて赤枠で注釈
省エネを訴求
従来からのハイブリッド式の加湿について、省エネ性能を訴求しています。
出典:3つの省エネ機能搭載!電気料金値上がりで、節約したいニーズに応えるハイブリッド式加湿器2023年度モデル23機種を発売 | ニュース | ダイニチ工業株式会社 – Dainichi
スペックはほぼ変更なし
PNシリーズ、PCシリーズについては、従来機種と比べてスペックにほぼ変更はありません。
わずかな違いとして、新機種ではどちらのシリーズでもカンタン取替えトレイカバーに対応したという点が挙げられます (詳細は後述)。
それ以外の、加湿性能等の基本的なスペックについては同じです。
私は2世代前のHD-243を使用中
同様に、2世代前であっても新機種と基本的なスペックは変わらないのですが、だいぶ古くなってきました。
いつ買い替えようか、検討中です。
ダイニチのパワフルモデル (PN/PC) のラインナップ
パワフルモデル (PNシリーズ、PCシリーズ) の機種一覧です。
(出典:楽天市場)
or HD-PC1500G |
or HD-PC1800G |
or HD-PC2400G |
|
---|---|---|---|
最安値チェック | |||
最大加湿量(標準モード) | 1,500mL/h | 1,800mL/h | 2,400mL/h |
最大加湿量(静音モード) | 1,200mL/h | 1,200mL/h | 1,600mL/h |
最大加湿量(ecoモード) | 1,200mL/h | 1,500mL/h | 1,700mL/h |
適用床面積(木造和室) | 42m2(25畳)まで | 50m2(30畳)まで | 67m2(40畳)まで |
適用床面積(プレハブ洋室) | 69m2(42畳)まで | 82m2(50畳)まで | 110m2(67畳)まで |
※上記リンクは、在庫状況等により該当の機種が表示されない場合があります。型番をご確認ください。
最大加湿量が型番の数字に対応しています (赤字の箇所)。
最大加湿量2,400mlの最上位機種は、静音モードでの加湿量も高いのが目立たない特徴です。
PNとPCの違いは主に販路
販路等の違いにより型番が分かれています。
-
PNシリーズ: 家電量販店モデル
HD-PN155、HD-PN185、HD-PN245 -
PCシリーズ: ホームセンター・一般電気店モデル
HD-PC1500G、HD-PC1800G、HD-PC2400G
上記の機種については、PNシリーズとPCシリーズの間で、加湿量が同じ機種同士のスペックは同じです。
スペックは同じなので、価格を比較し、選ぶのがよいと思います。あとは、販売店によって保証内容等に違いがあれば考慮するくらいでしょう。
(参考) 1世代前の機種ではモデル間でわずかに違いがあった
1世代前の機種では、家電量販店モデルと、ホームセンター・一般電気店 (一般販売店) モデル の間で、カンタン取替えトレイカバーの対応可否に違いがありました。
カンタン取替えトレイカバーを使用すると、お手入れを一部省くことができるので、メンテナンス性においてメリットがあります。
今回発表された新機種には、そのような違いはありません。
従来機種との違い
今回発表された新機種と、従来機種との違いについてです。
比較する機種は以下です。
-
新機種
HD-PN155(HD-PC1500G)、HD-PN185(HD-PC1800G)、HD-PN245(HD-PC2400G) -
従来機種
HD-154(HD-1500F)、HD-184(HD-1800F)、HD-244(HD-2400F)
わずかな違いは3点
以下の3点について説明します。
-
スペック: 新機種はすべてカンタン取替えトレイカバーに対応
-
価格: 新機種の方が1万円ほど高い (本記事作成時点)
-
修理期限: 新機種の方が修理点検を行える期限が長い
スペック: 新機種はすべてカンタン取替えトレイカバーに対応
スペック表の内容や、商品画像から読み取れるデザイン等は、以下の点を除いて同じです。
唯一のスペック差は、従来機種の一部で “カンタン取替えトレイカバー” に非対応だった点
前述のとおり、従来機種のホームセンター・一般販売店モデル (HD-1500F、HD-1800F、HD-2400F) では、カンタン取替えトレイカバーに非対応です (家電量販店モデルでは対応しています)。
一方で、新機種では、PNシリーズ、PCシリーズの両方がカンタン取替えトレイカバーに対応しています。
よって、このカンタン取替えトレイカバーへの対応有無が、スペックとして読み取れる唯一の違いです。
メンテナンス性における違いですが、使い捨てのカンタン取替えトレイカバーを使用しない場合には、特にメリットはありません。
価格:新機種の方が1万円ほど高い
実際の販売価格については、いま比較すると、当然ですが従来機種の方が1万円ほど安いです (在庫限り)。
なお、ダイニチの加湿器は、ほとんどの機種がオープン価格であり、定価 (小売価格) は決まっていません。よって、定価の比較はできません。
修理期限: 新機種の方が修理点検を行える期限が長い
※この部分は、念のためダイニチのサポートにも確認させていただいた内容です
上記のスペック差以外に、強いてわずかな違いを挙げるとしたら…それは、修理点検のために必要な部品の保有期限の違いです。
※補修用性能部品の保有期間は製造打切り後9年です。
補修用部品の保有期限は、最終製造年を含めて9年間です。
例えば、従来機種では最終製造年が2022年なので、修理点検を行える期限が2031年までです。
ただし、補修用部品については上記のとおりですが、一部消耗品は除くようです (これは私の推測ですが、加湿フィルタ等の消耗品のことを指しているのかと)。
なお、新機種についても、さらに次の機種のリリース予定等により製造打切りになったら、その9年後が補修用部品の保有期限となるはずです。
従来機種 or 新機種、どちらを買うか
スペック、価格、修理期限といったわずかな違いから、判断することになります。
重視する要素があれば、それを優先すればOKでしょう。
あとは、販売店によって独自の保証内容等があれば、それも比較要素になると思います。
従来機種を選ぶ理由
“壊れて修理できなくなったら買い替え!”、と割り切れそうなら、安価に購入できる従来機種でも良いでしょう。
補修用部品の保有期限が短いと言っても、2031年まではまだまだ期間もあります。
※フィルタ等の消耗品はストックもできます。
また、修理できたとしても、それなりに修理費用はかかるはずなので、”壊れたら買い替え” 自体は合理的な選択だと思います。
新機種を選ぶ理由
前述のカンタン取替えトレイカバーや、補修用部品の保有期限の違いを重視、あるいは “とにかく新しい方が良い!” と思う場合には、新機種の方が良いと思います。
他にも、判断に迷ったり、考えるのが面倒だったりする場合も、新機種を選んだ方が無難でしょう。
余計な心配や気疲れを減らすためのコストだと思えば、価格差にも納得がいくかもしれません。
(参考) 従来機種の商品検索リンク
参考までに、従来機種の商品検索リンクを載せておきます。
従来機種が買えるのは、在庫が残っている期間だけなので、タイミングを逃したくない方はご検討ください。
(画像:楽天市場)
HD-1500F |
HD-1800F |
HD-2400F |
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---|---|---|---|
最安値チェック | |||
最大加湿量(標準モード) | 1,500mL/h | 1,800mL/h | 2,400mL/h |
最大加湿量(静音モード) | 1,200mL/h | 1,200mL/h | 1,600mL/h |
最大加湿量(ecoモード) | 1,200mL/h | 1,500mL/h | 1,700mL/h |
適用床面積(木造和室) | 42m2(25畳)まで | 50m2(30畳)まで | 67m2(40畳)まで |
適用床面積(プレハブ洋室) | 69m2(42畳)まで | 82m2(50畳)まで | 110m2(67畳)まで |
メインの以下の記事では、Panasonicの同等機種との比較もしています (ちなみにPanasonicからは2023年に新機種は出ていないようです)。
(参考) 新機種の商品検索リンク
新機種の商品検索リンクも載せておきます (再掲)。
(出典:楽天市場)
or HD-PC1500G |
or HD-PC1800G |
or HD-PC2400G |
|
---|---|---|---|
最安値チェック | |||
最大加湿量(標準モード) | 1,500mL/h | 1,800mL/h | 2,400mL/h |
最大加湿量(静音モード) | 1,200mL/h | 1,200mL/h | 1,600mL/h |
最大加湿量(ecoモード) | 1,200mL/h | 1,500mL/h | 1,700mL/h |
適用床面積(木造和室) | 42m2(25畳)まで | 50m2(30畳)まで | 67m2(40畳)まで |
適用床面積(プレハブ洋室) | 69m2(42畳)まで | 82m2(50畳)まで | 110m2(67畳)まで |
※上記リンクは、在庫状況等により該当の機種が表示されない場合があります。型番をご確認ください。
(参考) その他の機種
本記事では、家庭用最強クラスの加湿器についての話をしましたが、1台の加湿量をそこまで求めていない場合は、パワフルモデル以外の機種が良いと思います。もちろん他メーカーの加湿器もあります。
例えば、私がちょっと気になっているのは、リビングや客間向けに、ちょっとオシャレなこんな機種も良いかもしれません。
まとめ
本記事では、先日リリースされたダイニチの家庭用加湿器の新モデルのうち、最も加湿量の多いPNシリーズ、PCシリーズのラインナップ等や、従来機種との違いについてまとめてみました。
私の買い替えは…今シーズンはとりあえず見送ろうかと思います (まだ使える)。
参考
オフィススペース等向けには、メンテナンス付きの加湿器レンタルサービスもあります (ダイニチ、パナソニックの加湿器から選択可)。