【高還元ルートにも】楽天ポイントをデビットカードの支払いに充当

楽天ポイントは、楽天銀行デビットカードの支払いに充当可能です。

楽天銀行のデビットカードは高還元ルートの起点にもできるので、ポイントを起点にした珍しいルートを構築できる点が興味深いです。

簡単にまとめておきます。

概要

楽天銀行デビットカードでの支払いに楽天ポイントを充当できます。

主な仕様

• 通常ポイントのみ利用可
  期間限定ポイントおよび楽天キャッシュは利用不可
• 1P＝1円

必要な準備、設定等

• 楽天銀行の口座
• 楽天銀行のデビット機能付キャッシュカード
• 楽天会員リンク登録（ハッピープログラムへのエントリー）

ポイントを利用できない支払い等

• 月額使用料、ガソリンスタンド、コインパーキング等での利用
• 海外ATMでの現地通貨の引出、国内ATMでのキャッシュカード機能を利用しての入出金
• 日付（入出金履歴などに表示される楽天銀行内の日付）の更新前後での支払い時のポイント利用

各種条件、注意点等

• 1回の支払い(取引)あたり最低50Pから利用可能、上限は30,000P(ダイヤモンド会員は500,000P)
• 1か月あたりの上限は100,000P（ダイヤモンド会員は最大500,000P）
• 支払い時にポイント残高が不足している場合、普通預金残高から引落し
• 差額調整の発生時には、普通預金残高から引き落とされる場合あり

詳細は公式ページで確認できます。

設定方法

楽天銀行ウェブサイト、または楽天銀行アプリにて設定できます。

設定例

以下は、スマホで楽天銀行ウェブサイトにアクセスした際の設定画面です。

これで、デビットカードでの支払い時にポイントを利用できます。

2パターンのポイント利用設定

利用するポイント数の設定は、以下の2パターンあります。お好みで。

全てのポイントを利用

デビットカードでの支払い時、貯まっている通常ポイントを全て利用するパターンです。

高還元ルートに利用する場合も含め、特定の用途にポイントを使い切りたい場合は、この設定が有利です。

設定したポイント数を利用

デビットカードでの支払い時、貯まっている通常ポイントのうち、予め設定したポイント数を利用するパターンです。※支払い時にポイント残高が不足している場合、普通預金残高から引落し

設定ページはこちら

楽天銀行ウェブサイト、または楽天銀行アプリにて設定できます。

ポイント支払いを起点にした高還元ルート

上記のポイント利用設定を行うと、現金でなくポイントを起点とした珍しい高還元ルートを利用することもできます。

単純にポイントをそのまま利用する場合に比べ、高還元ルートを経由した分、より多くのポイントを獲得することが可能です。ちょっと手間ですが。

本記事の作成時点では、楽天デビットカードの国際ブランドについてはJCBを選ぶのが良いかと思います。ファミペイやJAL Payへのチャージができるからです。MastercardでもJAL Payへのチャージは可能です。

楽天キャッシュを調達する高還元ルート例

利便性の高い楽天キャッシュをチャージするまでのルートの例です。

• 【計1.5%】 楽天デビットカード [1%] → ファミペイ [0.5%] → 楽天ギフトカード(楽天キャッシュ)
• 【計2%】 楽天デビットカード [1%] → JAL Pay [0.5%] → ANA Pay [0.5%] → 楽天Edy → (Androidおサイフケータイ) → 楽天キャッシュ

さらに楽天キャッシュの利用時に、楽天ペイでの支払いなら1.5%(最大で計3.5%)、楽天証券での積立なら0.5%(最大で計2.5%)のポイント還元を受けられます(参考)。

高還元ルートの各パターンについては、以下の記事にまとめてあります。

ちなみに、一応電子マネーやプリペイドカードへのチャージ等については、ポイント付与対象外になるという説明はあるのですが、実際には対象外になっていないようです。個人的に思っているのは、システム的な都合であれば楽天グループの金融サービス統合後に改定等があるかもしれないという点です。

電子マネーやプリペイドカードへのチャージ、金券・宝くじやインターネットゲーム等のコイン購入、その他これらに準ずるものの購入に楽天銀行デビットカードを利用された場合は、楽天ポイントは進呈されません。

出典：楽天銀行デビットカードの特長｜楽天銀行

ただ、通常ポイントはそんなに貯まらない

とても面白い利用方法ですが、楽天デビットカードの支払いに充当できるポイントは、一度にたくさん貯めることが難しい通常ポイントのみです。期間限定ポイントや楽天キャッシュは利用できません。

そのため、このポイント利用設定は、日々のメイン決済に利用できるような使い方とは言えないため、通常ポイントがある程度貯まったときに使うのが良いかもしれません。例えば、通常ポイントが10,000P貯まったら、前述の高還元ルートで楽天ペイを利用すれば計3.5%還元で350Pを獲得できる計算です。

あるいは、楽天デビットカードを普段から使用されている方にとっては便利なオプションだと思います。

こんな使い方もある、というTIPSですね。

なお、楽天カードの支払いへの充当と、楽天デビットカードの支払いへの充当、どちらでも口座残高の収支面での価値は同じです。

まとめ

楽天ポイントは、楽天銀行デビットカードの支払いに充当可能できる件について、まとめてみました。