【10万円で32GB/1TB/8840U】Dell Inspiron 14 のコスパの良さ
コスパ重視でノートPCを探してみた結果、以下のDell Inspiron 14が良かったのでまとめておきます。
ブログ用PC、実用的でコスパの良いものを
ブログ用のノートPCを買い替えます。
要件は、それなりのCPU(PassMark 20,000+程度)と、メモリ32GB、ストレージ1TB、くらいです。
ブログ用なのにメモリが32GBも必要なのかという気もしますが、調べものでブラウザのタブを開きまくったり、画像編集等のため、メモリはたっぷり欲しいのです。IT系の記事作成のため、検証用に仮想マシンを動作させたいこともあると思います。なので、メモリは32GBは必須にします。普段使いなら16GBで十分かと。
ということで、割とシンプルに、実用的でコスパの良いものを探します。
Dell Inspiron 14 (5445) を選定
以前から検討していたとおり、コスパに関してはInspironの14インチモデル(5445)がかなり良いと思いました。無難で丁度良いです。私は、以前から別の用途でもInspironを使用しているので安心感もあります。
これです。
例えば、2024年11月時点で、以下のようなスペックと価格(税込・配送料込み)で購入できます。スペックはオンラインストアの画面で調整できます。
- AMD Ryzen 5 8540U/Windows 11 Home/メモリ 16GB/SSD 512GBで、74,980円
- AMD Ryzen 7 8840U/Windows 11 Home/メモリ 32GB/SSD 1TBで、104,980円
- AMD Ryzen 7 8840U/Windows 11 Pro/メモリ 32GB/SSD 1TBで、121,480円
②のメモリ 32GB、SSD 1TBで10万円くらいならお手ごろですね。できれば③のHyper-Vも動かせるWindows 11 Proにしておきたいのですが(ただ別途Proライセンスを購入して使用した方が若干安い気も)。①もコスパ良いと思います。
私の要件では、②のモデルが合っています。10万円くらいで前述の要件を満たせるのは嬉しいです。
スペックやコスパについての補足は後述します。
スペックやコスパについての補足
Dell Inspiron 14 (5445)、前述の②のモデルのスペックについて、コスパの良さ故に削られている要素もあるので(削り方がちょうど良いとも思う)、そのあたりはチェックしておきます。一応、Dellの別モデルとの比較説明も添えておきます。
普通だけどやや控えめなディスプレイ
ディスプレイのスペックは豪華とは言えませんが、今回の要件であれば問題ありません。FHD+のIPSです。
- 14.0インチ
- 非タッチ
- FHD+ 1920×1200
- 60Hz
- WVA(広視野角)
- IPS
- 非光沢
- 輝度 250 nit
- ComfortView
- 色域 45% NTSC
- コントラスト比(最小) 600:1
輝度 250nit、色域 45% NTSCのあたりは、今回の要件であれば支障はありませんし、ノートPCなら普通かと思いますが、こだわる場合には物足りないかもしれません。外付けモニターとの併用でカバーするくらいでも良いでしょう。
その他、タッチ機能やより高い解像度、あるいはOLED(有機EL)が良い場合には、別のモデルを探す必要性があります。
近いモデルだと、Inspiron 14 Plusは2.2K解像度(2240×1400)、輝度300nitです。その分やや高くなります。
Inspiron 14 Plus ノートパソコン(2024年8月28日発売)さらに高くなりますが、XPS 13 (IntelのCopilot+ PC) であれば、フレームレス、500-nit、100% sRGB、2000:1 コントラスト比、120Hzレートを備えており、贅沢です。
XPS 13(9350)ノートパソコン(2024年9月20日発売)インタフェースも贅沢はせず
Type-CのUSBポートは1つです。USB 3.2 Gen 2 (10 Gbps) のType-C ポート(DisplayPort Altモード1.4/Power Delivery対応)で、Thunderboltではありませんが、映像出力とPDに対応しているので実用上は問題ないでしょう。別途HDMIポートやType-Aポート(2つ)もあります。
給電(USB PD)に対応した外付けモニターを用意しておけば、PCとディスプレイをUSB Type-Cのケーブル1本で接続するだけで、モニターへの映像出力 (DP Alt mode)、PCへの給電 (USB PD)が利用できます。
あとは、SDカードスロットがあるのは地味に助かるかもしれません。
ちなみに、USBポートのデータ転送速度はあまり気にしません。そんなに高速に転送したいデータは無いので。
近いモデルだと、Inspiron 14 PlusはThunderbolt 4を1ポート備えています。
Inspiron 14 Plus ノートパソコン(2024年8月28日発売)高くなりますが、XPS 13 (Intel CPUのCopilot+ PC) であれば、Thunderbolt 4を2ポート備えています。
XPS 13(9350)ノートパソコン(2024年9月20日発売)Wi-Fi 6Eで事足りる
無線LANアダプタは、Wi-Fi 6E 対応(AX211, 2×2)ですが、これも十分です。
そもそも自宅の1Gbpsのインターネット回線やエントリーモデルのWi-Fiルータで事足りているので、Wi-Fi 6Eに関しては、むしろオーバースペック気味です。
ちなみに、LatitudeやXPS 13ならWi-Fi 7に対応しています。
内蔵カメラはWindows Hello顔認証には非対応(指紋でOK)
オンライン会議等に使えるカメラを搭載していますが、IR非対応なのでWindows Hello の顔認証には使えません。指紋認証によるWindows Helloは利用可能です。そんなに支障は無いかと。
顔認証が必要な場合には、別売りのWebカメラ(外付け)を用意すればOKです。
ちなみに、Latitudeなら、Windows Hello の顔認証に対応しています。
やや重たいけど許容範囲
最小重量は1.61 kgということで、軽さをアピールしているようなモバイルPCに比べるとちょっと重たいです。もちろん、もっと重たいPCはたくさんあるので、比較対象によります。
ちなみにXPS 13なら、そもそもサイズが1インチ小さいのですが、1.18kg~1.22kgと軽いです。
XPS 13(9350)ノートパソコン(2024年9月20日発売)さらにちなみに、世界最軽量の富士通 FMV Zeroは639g、とても軽い。私も以前の軽量モデル(748g)を使用していますが、本当に軽くて持ち運びもしやすいです。シュッとしてカッコ良い。高いけど。
LIFEBOOK WU5/J3
2024年10月モデル (FMV Zero 世界最軽量)
カスタムメイドモデル
CPUはAMD Ryzen 7 8840Uで十分
ついでにCPUですが、Ryzen 7 8840Uは2023年末頃に発表されたAMDのCPUです。最新のAMD Ryzen AI 300はCopilot+ PC向けですが、機能も価格帯も異なるので今回は見送り。
PassMarkスコアは23,921。今回の要件であれば十分かと思います。
消費電力の低い末尾UのSKU(Ryzen 7 8840U)ですが、高性能な末尾HSのRyzen 7 8840HS(24,529)と大きな差はありません。体感上、その差に気付くことも無いでしょう。むしろ、消費電力が高いとバッテリの持ちが悪くなるケースや、あるいは性能が高くても設置環境によっては排熱等で問題が生じるケースもあるでしょうから、性能を最重視するような要件が無ければ低消費電力のCPUで良いかと思います(個人的なInspironの使用経験からも)。
ちなみに、これらのCPUにはAMD Ryzen AIとして16TOTPのNPUも搭載されていますが、この微妙なスペックのNPUを使う機会があるのかは分かりません。
(実はまだ悩んでる) HP Envy x360 14-fa(AMD)
コスパに関しては、上記のとおりDell Inspiron 14でOKだと思います。
が、ここまで書いておいて、色々見ているうちに実はちょっと迷ってしまっているのが、以下のHPのEnvy x360 14-faです。ちょっとお高いのですが、これもスペックがイイ感じで。
HP Envy x360 14-fa(AMD)
CPUは高性能な方のAMD Ryzen 7 8840HS、メモリ ~32GB、ストレージ ~1TB、そしてディスプレイが豪華で14.0インチ有機ELタッチディスプレイ 2.8Kブライトビュー OLED(2880×1800 )、400nit、最大レート120Hz、Windows Hello顔認証対応、Type-Cポートは2つ、質量は1.39kgと、Dell Inspiron 14の控えめなスペックを全面的に上回っています。価格はややお高めですが、悪くないと思います。
(参考) 周辺機器
(後日追記) HPの方を購入
ここまでDellのPCのことを書いておきながら、最終的にHPのPCを購入することにしました。
まとめ
コスパ重視でノートPCを探してみた結果、以下のDell Inspiron 14が良かったのでまとめてみました。