楽天の期間限定Pは使いたいけど通常Pは残したい ―ポイント利息等で解決―
楽天の期間限定ポイントはさっさと使い切りたいけど、通常ポイントを普通の買い物に使うのはもったいない!…と思われる方もいらっしゃるかと思います。
そうなんです、通常ポイントには、楽天証券での投資や楽天カードの利用金額の支払い等々、便利でお得な使い道があるので、期間限定ポイントとは別に残しておきたい訳です。
本記事では、そのようなポイントの使い方を実現しやすくするため、楽天ポイント利息と、楽天ペイの優先利用設定について説明します。
本記事の概要
本記事では、下図のような内容について説明します。
- 要点
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- 期間限定ポイントは使いたい、けど通常ポイントは残したい
- そのために、楽天ポイント利息の “貯めトクモード” を活用する
- 楽天ペイでも期間限定ポイントを優先的に使えるよう、”優先利用設定” を活用する
通常ポイントの方が貴重
楽天のポイントサービスには、通常ポイントと期間限定ポイントの2種類のポイントがありますが、通常ポイントの方が貴重です。通常ポイントは期間限定ポイントに比べ、有効期限だけでなく、その使い道においてもメリットが多いためです。
例えば、期間限定ポイントは以下の用途に利用できませんが、通常ポイントであれば利用できます。
【期間限定ポイント対象外のサービス】
楽天銀行のデビッドカードやプリペイドカードのチャージ等
出典:楽天ポイントが使えない!期間限定ポイントの対象外は?支払いに使えない原因は? | 楽天スーパーポイントギャラリー
楽天証券のポイント投資
楽天カードの支払い充当
楽天Edyのチャージ
楽天ウォレットの交換
他社ポイントやマイルへのポイント交換
楽天pointclubのポイント運用
楽天チケットのチケット購入
など
通常ポイントは、現金の代替に近い用途として、楽天証券での投資や楽天カードの利用金額の支払いに使えます。その他、ライフスタイルによってはマイルに交換したいケースもあるかと思います。
対して期間限定ポイントは、その有効期限までに楽天のサービスあるいは楽天ペイでの買い物に利用しないと使い切れないため、制限が多いです。なお、時期が限られますが自動車税や固定資産税などの地方税の支払いに期間限定ポイントを利用すると便利です。iPhone等のApple製品を購入予定の方は、楽天スーパーSALEや楽天お買い物マラソンの際にApple Gift Cardを購入し、ショップ買いまわりのカウントに含めることもできます。
通常ポイントと期間限定ポイント、さらに楽天キャッシュも含めた使い分けについては、以下の記事にまとめてあります。
上記の事情から、”期間限定ポイントは使いたい、けど通常ポイントは残したい” という考えに至る訳ですね。知らぬ間に通常ポイントを使い切ってしまうのは、ちょっともったいないと感じてしまいます。
期間限定ポイントは使うけど、通常ポイントは使わない設定
前述のような、期間限定ポイントは使いたい、けど通常ポイントは残したいという願いを実現するため、以下2つの設定を活用します。
- 楽天ポイント利息の “貯めトクモード”
- 楽天ペイの “優先利用設定”
楽天ポイント利息の “貯めトクモード“
楽天ポイント利息の画面で、”貯めトクモード” をONにすればOKです。
これで、通常ポイントを利息プラスポイントに移して利用されないようにすることができます。
- 貯めトクモードをONにすると
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- 通常ポイントが毎日0時から自動で利息プラスポイントに移される(=退避) ※手動で移すことも可能
- 利息プラスポイントは、いつでも簡単に引き出して使える(=自分で引き出さない限り使えない)
- ポイント運用や投資と異なり、元本割れの心配は無し
- 利息と言いつつも、利率は年利0.108%なので利息でポイントはほぼ増えない(毎月末日23時59分59秒時点の残高に対する利息)
- 通常ポイントが退避される様子
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以下のように、通常ポイントが少しでも貯まっていたら、次の0時から順次、そのポイントが自動で利息プラスポイントに移されます。
- 使ってしまう前の手動退避が必要なケースも
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なお、まだ退避されていない通常ポイントが残っているタイミング(次の0時以前)では、その通常ポイントを利用できてしまうため、ポイントを使用する際には、先に手動で退避(利息プラスポイントに追加)をする必要性があります(あるいは次の0時以降に自動的に退避されるまで待つか)。
以下の
今すぐ追加する
ボタンで、手動で退避することができます。退避前の通常ポイントが残っていることに気付かず使ってしまうケースを完璧に防ぐためには、このように手動での対応が必要であり、お任せという訳にはいきません。
通常ポイントを獲得したら即時で利息プラスポイントに移してくれれば良いだけなのですが、実際には上記のようにポイント獲得とポイント使用のタイミングによって、利息プラスポイントへの自動追加が間に合わないこともあります。ちょっと不便ですが、このような機能があるだけありがたいと言えばありがたいです。
- 使うときは引き出す
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退避しておいた通常ポイントを使用したい場合には、
引き出す
ボタンで、利息プラスポイントから通常ポイントに戻ります。引き出した直後、通常ポイントとしてすぐに使用できます。
なお、ポイントを引き出した場合、引き出したタイミングから丸3日間、自動追加がストップし “一時OFF” となります。丸3日後に、再び自動追加がはじまります(参考)。
楽天ペイの “優先利用設定“
楽天ペイの画面で、”支払い元” を “楽天キャッシュ” に(支払い元は別のものでも良いですが楽天キャッシュがオススメ)、そして “ポイントをすべて使う” をオンにした上で、さらに “優先利用設定” を “利用可能ポイント” にしておけばOKです。(たぶん初期設定がこのようになっているかと思います)
これで、楽天ペイでの支払い時に、まず楽天ポイントを優先して使用し、その次に楽天キャッシュが使用されるようになります。また、前述のとおり利息プラスポイントに退避した分の通常ポイントが勝手に使用されることもないので、結果的に期間限定ポイントが優先的に使用されます。
2つのタブで設定が必要です。
まずは “コード・QR払い” のタブを選択し設定します。
次に “ポイントカード” のタブを選択し設定します。
- 期間限定ポイントを優先的に使用
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通常ポイントと期間限定ポイントどちらも保有している場合、期間限定ポイントが優先的に使用されます(参考)。
また、複数の期間限定ポイントを保有している場合、有効期限の近い期間限定ポイントが優先的に使用されます(参考)。
- 使ってしまう前の手動退避が必要なケースも
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前述の “貯めトクモード” についての説明で触れましたが、まだ退避されていない通常ポイントが残っているタイミング(次の0時以前)では、その通常ポイントを利用できてしまうため、ポイントを使用する際には、先に手動で退避(利息プラスポイントに追加)をする必要性があります(あるいは次の0時以降に自動的に退避されるまで待つか)。
手順については前述の “貯めトクモード” の説明をご覧ください。
貯まった通常ポイントの使い道
通常ポイントが貯まったら、利息プラスポイントから引き出してお好きな用途に使いましょう。
楽天証券での投資や楽天カードの利用金額の支払いに使えます。その他、ライフスタイルによってはマイルに交換したいケースもあるかと思います。
私の場合、通常ポイントが数百ポイント貯まったくらいで、楽天証券で投資信託を買い足しをしています。かぶミニで株を買い足していくのもアリだと思います。株の方が他の証券会社に無料で移管しやすいです。
楽天証券のお得な活用方法については、以下の記事にまとめてあります。
楽天ポイントの有効期限は最後にポイントを獲得した月を含めた1年間なので、何かしら楽天ポイントを貯められているうちは、ずっとポイントを貯め続けることもできます。ただし使い忘れないよう要注意ですね。
期間限定ポイントや楽天キャッシュも含めた使い道
期間限定ポイントや楽天キャッシュも含めた使い道については、以下の記事にまとめてあります。
まとめ
楽天の期間限定ポイントはさっさと使い切りたいけど、通常ポイントを普通の買い物に使うのはもったいない!…というニーズに対応できる、楽天ポイント利息と、楽天ペイの優先利用設定について説明してみました。