【スペック比較】HD-244とFE-KXP23 家庭用最強クラスの加湿器
最新機種の情報をまとめ直して、以下の記事を作成してあります。よろしければご覧ください。
家庭用の加湿器のうち、加湿量が最も大きな機種として、ダイニチ(D)のHD-244(HD2400F)とパナソニック(P)のFE-KXP23があります。
本記事では、その2機種について、シリーズのラインナップとスペック比較結果を手短にまとめます。
ラインナップ
本記事では、最上位モデルのHD-244とFE-KXP23を比較しますが、先に双方のシリーズのラインナップを確認しておきます。
ダイニチ HD SERIES パワフルモデル
給水タンク容量が最も大きいシリーズで(6L×2)、十分な加湿性能を確保できます。
(画像:楽天市場)
HD-1500F |
HD-1800F |
HD-2400F |
|
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最安値チェック | |||
最大加湿量(標準モード) | 1,500mL/h | 1,800mL/h | 2,400mL/h |
最大加湿量(静音モード) | 1,200mL/h | 1,200mL/h | 1,600mL/h |
適用床面積(木造和室) | 42m2(25畳)まで | 50m2(30畳)まで | 67m2(40畳)まで |
適用床面積(プレハブ洋室) | 69m2(42畳)まで | 82m2(50畳)まで | 110m2(67畳)まで |
※「木造和室」は木造住宅、「プレハブ洋室」は気密性の高いプレハブや鉄筋コンクリートマンション等の住宅のことです。
モデル間のスペック差は主に加湿量ですが、静音モード時の最大加湿量の差が大きいです。
静かに動作させつつ加湿性能を確保したい場合には、HD-244のスペックが高いです。
パナソニック 大容量タイプ
こちらも同様の給水タンク容量(6L×2)、加湿性能を確保できます。
ダイニチと異なり、加湿量2,000ml/hのモデルがあります。
(画像:楽天市場)
最安値チェック | |||
定格加湿能力 | 1,500mL/h | 2,000mL/h | 2,300mL/h (ターボ時) |
適用床面積(木造和室) | 42m2(25畳)まで | 56m2(34畳)まで | 64m2(39畳)まで |
適用床面積(プレハブ洋室) | 69m2(42畳)まで | 92m2(56畳)まで | 106m2(64畳)まで |
※「木造和室」は木造住宅、「プレハブ洋室」は気密性の高いプレハブや鉄筋コンクリートマンション等の住宅のことです。
こちらも、モデル間のスペック差は主に加湿量です。
“静かモード”というモードがありますが加湿量は不明です(湿度40%を目指すモードのようです)。
ダイニチHD-244とパナソニックFE-KXP23の比較
最上位モデルのHD-244とFE-KXP23を比較します。
どっちが良い?
私の主観ですが、この記事を書いた時点では、
- 性能とメンテナンス性で選ぶならHD-244
- 電気代や交換部品を含めたコスパで選ぶならFE-KXP23
という印象です。
基本スペック
外観、リンク | (画像:楽天市場) 楽天市場Amazon |
(画像:楽天市場) 楽天市場Amazon |
発売年 | 2020年 | 2017年 |
最安値(2022年11月時点) | 4万円台後半 | 6万円台前半 |
加湿量 | 2,400ml/h | 2,300ml/h |
方式 | ハイブリッド式 (温熱気化+気化) |
気化式 |
給水タンク | 6L×2 | 6L×2 |
適用床面積(木造和室) | 67m2(40畳)まで | 64m2(39畳) |
適用床面積(プレハブ洋室) | 110m2(67畳)まで | 106m2(64畳) |
消費電力(最大) | 818W | 46W |
連続加湿時間 | 約5.0時間(※1) | 約5.2時間(※2) |
外形寸法(mm) | 410×450×348 | 560×280(+脚部25)×700 |
カタチ | 立方体に近い(転倒しづらい) | 縦長(たぶん転倒注意) |
吹き出し口 | 上部 | 上部 |
質量 | 約9.6kg | 約16.1kg |
運転音(最大値) | 48dB | 44dB(ターボ時) |
運転音(静音時等) | 31dB(静音時:最大加湿量1,600ml/h) | 34dB(中運転時:定格加湿能力1,500ml/h) 27dB(“静かモード”時) |
安全装置 | 転倒自動停止装置、室温異常自動停止装置、等 | 転倒スイッチ、チャイルドロック、等 |
メンテナンス | (後述します) | (後述します) |
-
HD-244は、ハイブリッド式の安定した加湿性能があります。
ハイブリッド式のため、静音モードでもしっかり加湿できます。
本体価格は若干安いです。 -
FE-KXP23は、加湿量に対して圧倒的に消費電力が低いです。
気化式でここまでの加湿量は驚きです。
本体価格は若干高いですが、電気代を含めたコスパを重視すると、FE-KXP23一択でしょう。
また吹き出し口が高い位置にあり、床置きでも効率よく加湿できそうです。
ナノイーについてはスルーします。
※1 加湿量は室温20℃、湿度30%の場合(おそらくJEM1426相当)。数パターンのカタログ値のうち最小値を記載しています(おそらく最大加湿性能での運転時)。
※2 JEM1426に基づく、室温20℃ 湿度30%の場合。
メンテナンス
メンテナンスについては、以下の記事にまとめてあります。
まとめ
本記事では、家庭用最強クラスの加湿器であるダイニチのHD-244とパナソニックのFE-KXP23のスペックを比較してみました。
この2機種のどちらかを購入する際には、求めている性能やメンテナンス性をもとに選ぶことになると思います。
メンテナンス性を含めた比較や、さらに加湿器の全般的なことについては、以下の別記事にまとめてあります(長文)。