TikTok Lite ポイント交換時に本人確認が必要?手順や考察
TikTok Liteでポイントを交換する際に本人確認を求める画面が表示されるケースがあります。
本記事では、TikTok Liteで本人確認を実施する場合の手順や、あるいは本人確認を実施することに不安を感じる場合の参考情報や個人的な考察をまとめておきます。特に推奨も非推奨もしていません。各自での判断となります。

TikTok Liteで本人確認が必要になった?
TikTok Liteでポイントを交換する際に本人確認を求められるケースがあります。本人確認を求められないケースもあるようで、具体的な条件は不明です。

私が把握しているのは、以下のような点です。
例えば、
- 3,000円分以上のポイント交換時に本人確認を求められる(求められないケースも)
一方で、
- 100円分など少額のポイント交換では本人確認を求められない
- 翌日以降に再度試すと本人確認を求められなくなることもある?(X上の投稿を参考)
といった状況のようです。
TikTok Liteの本人確認の手順(私の実績)
私は本人確認を済ませてみました。
本人確認後、即時で認証が完了し、ポイントを交換できるようになりました。

TikTok Liteの本人確認の手順を簡単に解説します。
ポイント交換の際に、以下の画面が表示されたら本人確認が必要です。


提出する身分証明書を選択します。運転免許証がおすすめらしいです。私は運転免許証を選択しました。

運転免許証を準備しましょう。

TikTok Liteのアプリに対し、カメラへのアクセス許可を(本人確認の手続き中だけでも)設定しておく必要性があります。

運転免許証の表面と裏面の撮影後、顔写真のセルフィ―撮影を行います。

撮影を終えると、手続きは完了です。

私の場合は、待ち時間なく、即時で認証が完了しました。

その後、すぐにポイント交換ができました。
私の好きな交換先は、安定のえらべるPay。

TikTok Liteのポイント交換と本人確認の実施体制
気になる方はご参考ください。考察も含む少し細かい話です。
TikTok LiteはTikTokと同じくByteDanceにより運営されており、おそらく同様の事業体制のもとでポイント交換(支払い)や本人確認が行われているのかと思います。
ポイント交換については、TikTokの認定支払いサービスプロバイダーとしてPIPOが利用されます。PIPOは、ByteDanceのエコシステムにおいて決済機能を担う自前の機構(The Global Payment businessを担う会社(余談:求人の年俸は~$492,800))という扱いのようです(参考1、参考2、参考3)。TikTokのクリエイターへの報酬支払いや、TikTok Shopでの注文の際の決済処理あたりが対象の業務なのかと。日本法人であるPIPO JPはByteDanceと同じ登記住所です(ByteDance、PIPO JP)。
TikTok Liteにおいては、少なくとも他社ポイント(ギフト)である、えらべるPay、giftee Box、楽天ポイント、PayPayポイントへの交換時には、PIPOが決済処理を行っているように見えます。



このPIPOのプライバシーポリシーには、必要な場合にのみ、身分証明書やパスポートの写しを収集する旨の記載があります。これは本人確認の手続きに該当しますね。
マネーロンダリング防止や不正防止といった観点自体は正当なものだと思います。例えば、何かしらズルをして貯めたポイントの交換などは不正に該当するでしょう。あと、TikTok Liteは18歳以上の方が利用できるので、その年齢確認が必要と判断されるケースもあるのかもしれません。


Web公開されている英語版はこちら

(TikTokでは保存されない)
ただ、本人確認を求められるようになる条件は不明です。例えば、前述のように1回あたりのポイント交換の額が高額であったり、累計のポイント交換の回数や額がそれなりになったりすると発動するのかもしれません。
TikTok Liteの本人確認の手続きでは、Shufti Pro (シュフティ・プロ) というByteDance配下ではない外部の企業のサービスが利用されています。

Shufti Pro はイギリスの企業で、国際的にはそれなりの規模、実績のあるIDV(Identity Verification)の事業者のようです。2023年にGartnerに代表的なベンダーとして評価されており、2025年のFortune Business Insightsのビジネスレポートでも言及されています。楽天グループの海外配送サービス、Stripe等における本人確認サービスとして採用されています。ISO 27001:2022、SOC 2 Type 2、GDPR等にも対応しています。
ここまでの情報は、TikTok Liteにおけるポイント交換や本人確認がどのような実施体制になっているかについて、簡単にまとめてみたものです。
TikTok Liteでは、マネーロンダリング防止や不正防止といった目的でShufti Proの本人確認を実施し、その際に使用した個人情報がPIPOに保存されるということですね。
TikTok(の関連企業であるPIPO)に個人情報を提供することにプライバシー面での不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。許容できない場合は、TikTok Liteでの本人確認の実施は見合わせた方が良いでしょう。
個人的には、上記のように公表されている体制自体は「普通かな」といった印象です。私自身は、前述のとおり本人確認はしました(しなくても良いならその方が嬉しいですが)。もちろん絶対安全ですという断定や判断はできないので(何をもって安全と言えるかという基準も難しいですし)、各自にてご判断いただく必要性があります。
あと直接関係ありませんが、参考までに、TikTokは総務省や文科省と連携したプロジェクト等に参加したりもしています。イメージアップを狙った活動ですかね。


まとめ
TikTok Liteでポイントを交換する際に本人確認を求める画面が表示されるケースがある件についてでした。

