【ネタプラ経過】メタプラネット株 #2
先日購入してみたメタプラネット株の話の続きです。個人的な勉強メモも含みます。

経緯
2025年10月17日時点で、試しにメタプラネットの株式を現物で100株だけ購入してみました。1株393円でした。

株価上昇
少し株価が上がりましたね。
ここ数日ジワジワと上昇してきたところに、本日は自社株買い(の枠設定)の発表もあって一時541円の高値になりました。

ちょっと含み益。

mNAV 1倍に復帰。


信用倍率を見てみたところ、476.03倍でした。
トントン上昇していくとは思えませんし、また下落することもあると思いますが、まだしばらく様子見しようかと。
自社株買い(ただし借入金)
本日10月28日に、キャピタル・アロケーション・ポリシー(資本配分方針)策定と、それに沿った自社株買い(の枠設定)についての開示がありました。
メタプラネットは、資金調達・投資・株主還元に関する方針を定める新たなキャピタル・アロケーション・ポリシーを策定しました。優先株式と普通株式の活用を通じて、BTCイールドおよび企業価値の最大化を目指します。 https://t.co/8W9VBejPf7
— Simon Gerovich (@gerovich) October 28, 2025
自己株式の取得枠設定およびクレジット・ファシリティ契約締結に関するお知らせ pic.twitter.com/1YeCPyjp16
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) October 28, 2025
「当社株価が本源的な経済価値を十分に反映していない状況にある」ので、キャピタル・アロケーション・ポリシーの一環として、mNAVが1倍を下回る場合のために自社株買いの枠を設定しておくといった内容です。BTC イールド(1株当たり BTC 保有量の増加率)の最大化と資本効率の向上が目的となっています。
この自社株買いは、2025 年 10 月 29 日~2026 年 10 月 28 日の期間で、上限は総額で750億円、株式数で1憶5千万株という枠が設定されています。主に mNAV 1倍割れの対策であると考えられるので、無条件に自社株買いを行うというものではありません。
なお、原資は BTC を担保とした借入です。利益剰余金とかではありません。金利もあるでしょう。この借入は、自社株買いだけでなく、BTC の追加取得、BTC インカム事業への充当、また将来的に予定している優先株式の発行に向けたつなぎ資金の役割といった様々な用途に対応するものです。
ちなみに、キャピタル・アロケーション・ポリシーでは、以下の3点が基本原則として挙げられています。
- 優先株式(永久型優先株式、上場を目指す)の有効活用
- 普通株式の発行(MSワラント行使)は、mNAV 1倍を下回る水準では実施しない
- mNAV 1倍を重要な判断基準として自社株買いをする(ただし借入金)
自社株買いは株主へのフォローになるのはもちろんですが、mNAV が 1倍を下回っていると今後もビットコインを買い集めていくための資金調達に不都合があるので、そういった意味で切実な対策なのだと思います。
メタプラネットの仕組みの勉強
やはり100株だけでも保有していると当事者意識が湧いてきて、ちょっとはメタプラネットの仕組みについて調べてみようと思ったりします(株を買う前に調べましょう)。
そんな中、メタプラネットの公式Youtubeチャンネルがあることに気付きまして、以下の動画3本は良いと思いました。
メタプラネットの概要から、BTCイールド(BTCゲイン、BTC円ゲイン)、mNAVの概要、また mNAV が1倍超であることとBTCイールドを確保することの関係性を理解できると思います。たぶん。また、BTCイールドにより、ビットコイン現物への投資よりメタプラネット社への投資の方が優れているという説明もあります。
メタプラネットに限らず、デジタル資産トレジャリー(DAT)企業の財務戦略というのは特殊だと思うので、第三者でなく当事者の解説を聞けるという点は貴重かと思います。
ちなみに、上記の動画はメタプラネット株の暴落や海外公募増資より前の時点のものです。動画の中では、mNAV 3~6倍を想定しているといった言及もあり、直近の mNAV 1倍割れの状況との乖離がかえって興味深いです。資金調達手段は色々あるはずですが、普通株式の発行については mNAVのプレミアムが無いとBTCイールドを稼げる根拠が無くなってビットコインを買いづらいものと理解しています。逆に、先日まで株価が高騰していたことが今年のビットコイン購入の目標を前倒しで達成できた要因の1つになったのだろうとも思いました。
あと余談ですが、こんな記事も出てました(有料会員のみ)。EVO FUND の話。どこからどこまでが誰のストーリーなんでしょうね。闇深そうで。

まとめ
メタプラネットの株式を100株だけ購入してみた話のその後の経過でした。
本記事では優先株式については触れていないので、また機会があったら勉強メモ程度に経過と共にまとめてみたいと思います。
もちろん誰にもオススメはしていませんのでご了承ください。












