【欲しいけど】メルカードゴールドに相応しいメルカリ出品者だったら
メルカード ゴールドが発表されまして、個人的に割と好きな感じなのですが、私ごときではメルカリ出品者としてのレベルが及ばず、このクレカの面白さをフル活用できなさそうだなぁと思った話です。
メルペイ、「メルカード ゴールド」の提供開始
2025年3月17日、株式会社メルペイからメルカード ゴールドが提供開始されました。

- 利用限度枠は最大で300万円(通常のメルカードは90万円)
- 還元率はメルカリで1~4%、メルカリ以外で1%(一部0.5%もしくは無し)
- 買い物だけでなくメルカリでの販売額も合算した年間利用額に応じたボーナス(最大で200万円利用時に計20,000P、通常の還元率と合わせて実質2%還元)
- ショッピング保険、スマホ保険、旅行保険、空港ラウンジ利用・空港宅配サービス、海外緊急再発行サービスといった付帯サービス
- 年会費は5,000円(税込っぽい)、年間50万円以上で翌年度無料(永年無料ではない)
- 国際ブランドはJCBのみ
通常のメルカードはメルカリ専用で使うか、あとは毎月8日は +8%還元の特典のために利用するくらいでしたが、ゴールドランクになるとそれなりに使い道も広がりそうです。
基本的なスペック等については以下をご覧ください。

以降、本記事では私が気になったところを中心に話をします。
個人的には割と好き
個人的に割と好きな感じでした。
シャンパンゴールドな券面

2024年12月に通常ランクのメルカードのブラック券面がリリースされましたが、今度はゴールドランクでシャンパンです。この色はイイ感じかと。
まぁ発行したとしても物理カードは持ち歩かない気がしますが…たまに見て楽しむくらい?
メルカリでの販売額も合算した年間利用額ボーナス
メルカード ゴールドでは、年間利用額に応じたボーナスポイントの特典が用意されているのですが、他のクレカとの大きな違いは、メルカリでの販売額も集計対象になる点です。

まず、基本的なボーナスポイントのルールとしては、50万円、100万円、200万円の利用金額を達成するごとにポイントを獲得でき、最大で200万円利用時に計20,000Pを獲得できるというものです。通常の還元率1%と合わせると、100万円利用時典と200万円利用時典で実質2%還元になります。
他のゴールドカードでは100万円利用時に実質1.5%還元になるものが多いので、200万円利用時に実質2%還元という数字だけで比較すると、スペックが高いようにも思います。ただ、メルカリのポイントは他のクレカで貯まる共通ポイントに比べてお得な使い道が少なく、集計方法が決済ごとであるため(端数分のポイント獲得ロスあり)、還元率が0.5%高いくらいでは優位と言い切れません。一応、年間200万円まで適用できる特典がある点は良いと思います。
ただ、注目すべき点は、この年間利用額の集計方法として、メルカードやメルペイでのお買い物の際の支払い金額以外に、メルカリに商品を出品して売れた際の販売金額も対象になることです。CtoCのマーケットプレイス事業を持つメルカリならではの施策で、面白いですね。
メルカード ゴールドのボーナスポイントについての詳細は、以下のヘルプページをご覧ください。

(参考)各種付帯サービスも少々
あとは、以下のような付帯サービスもありますが、注目するほどの内容は無いと思います。個人的には、広く浅く付帯サービスを用意するより、身近なメルカリのカードなので日常の安心感につながるスマホ保険あたりに全振りしたり、個人賠償責任保険に対応したりするくらいが良かったかも。
- ショッピング保険
- スマホ保険
- 旅行保険
- 空港ラウンジ利用・空港宅配サービス
- 海外緊急再発行サービス
ショッピング保険では、メルカリやJCB加盟店でメルカードで購入した商品が、破損・故障・盗難した際に補償を受けられます。補償限度額300万円まで対応していますので、これは良いと思います。
あとスマホ保険については、通信料金をメルカード ゴールドで支払っていれば、自己負担額1万円、補償限度額3万円で補償の対象になります。しかし、メルカリにて購入したスマートフォンは補償対象外という条件。
旅行保険については、国内旅行は利用付帯、海外旅行は自動付帯で、いずれも最大1,000万円の補償です。
海外緊急再発行サービスでは、海外旅行中にメルカード ゴールドが紛失・盗難にあった場合に、所定のJCBプラザ ラウンジ、JCBプラザにて一時的に利用できるカードの再発行サービスを受けることができます。
詳細は以下のヘルプページをご覧ください。

私ごときではメルカリ出品者としてのレベルが及ばず
上記のようなメルカード ゴールドのスペックの中でも、特にメルカリでの販売金額もボーナスポイントの対象になるという点がとても面白いと思ったのですが、そもそも私には年間何十万円もの売り上げはありません。
買い物をしなくても、年間50万円以上の売り上げがあれば翌年度の年会費が無料に、また200万円以上の売り上げがあれば計20,000Pの獲得が可能になるという、ユニークな使い方も理論上は可能なのですが。
私のように不要品をたまに出品してたまに売れるくらいのペースでは、ほとんど利用金額の集計の足しになりません。せめて年会費が無料になる50万円くらいあれば。
一方で、メルカリを事業等に活用されている方で、それなりに売り上げが安定的に見込める場合には、このメルカード ゴールドを発行する意義が大きいと思います。
という感じで、自分がもしメルカード ゴールドに相応しいメルカリ出品者だったら…と変な憧れだけは膨らみましたが、まぁ無理そうです。あと、普通の用途であればやはり別のクレカを使うので、自分には通常ランクのメルカードが合っているかなという感想です。
メルカード ゴールドのお得な発行方法は?
ちなみに、本記事の作成時点でメルカード ゴールドのポイントサイト案件は無いようです。
メルカード ゴールドは、通常ランクのメルカードからの切り替え(アップグレード)、および新規発行の両方が可能のようです。ただし、メルカードとメルカード ゴールドの併用や所持は原則できません。
3月17日よりメルカリアプリの利用者は段階的に利用できるようです。私の場合、メルカリアプリを最新バージョンにアップデートすると、支払い
画面にメルカード ゴールドへのアップグレードメニューが表示されました。
初年度の年会費が無料になるインビテーションが届いた方もいらっしゃるようです。
通常ランクのメルカードの新規入会と利用で最大16,000円分の特典がもらえるキャンペーンは2025年4月1日まで開催中なので、興味がある方はご検討を。超メルカリ市は3月18日で終了しますが、メルカード分のキャンペーンはまだ続きます。

(余談)リップルマークの位置

今回の券面を見ていて、ICチップのすぐそばにタッチ決済(非接触IC決済)に対応していることを表すリップルマークがあるのは合理的な気もしたのですが(よく見たら楽天カードも同様だった)、そもそもアンテナがカード全体をカバーしているようなのでICチップにマークを近づける意味は無さそうです。

むしろ端にマークがあった方がICチップの位置を気にせずカードを自然にかざしやすいかも。このあたりのデザインってどんな背景なんでしょうね。
メルカードゴールドの公式ページ等
メルカード ゴールドの基本的なスペック等については以下をご覧ください。

まとめ
メルカード ゴールドの話題でした。
