【やっと引き継げた】Google検索結果のサイト名に “朝から昼寝”
私しか気にしていないと思うのですが、当サイトのGoogle検索結果におけるサイト名の表示に “朝から昼寝” がようやく反映、というか全体的な流れとしては旧サイトからの引き継ぎができてスッキリしたという話です。

SEO、あるいは当サイトの裏事情(?)、もしくはその両方に興味がある方はよろしければご覧ください。
Google検索結果におけるサイト名とは
Googleの検索結果においてURLの上に表示される文字列の部分は “サイト名” と呼ばれており、Webサイトの管理者がWebSite構造化データを設定することにより指定できます。

Google 検索でのサイト名の生成方法
Google 検索の検索結果ページに表示されるサイト名は、サイトのホームページのコンテンツとウェブ上の参照元ページを考慮して、自動的に生成されます。Google 検索のサイト名は、個々の検索結果のソースを最もよく表し、説明するように作られます。希望するサイト名を指定するには、ホームページに WebSite 構造化データを追加します。Google のサイト名システムでは、og:site_name、、見出し要素の内容や、ホームページ上のその他のテキストも考慮されますが、希望するサイト名を指定するためには WebSite 構造化データが最も重要です。
Google では自動生成されたサイト名を手動で変更することはできません。ただし、代替名を指定することで、第 1 希望のサイト名が選択されなかった場合に、Google の自動システムでその代替名が考慮されるようにすることができます。
出典:Google 検索でのサイト名 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
WordPress等のCMSを使用している場合は、プラグインやテーマの動作に任せるなり、手動で設定するなりすれば指定できます。
1年間以上反映されずモヤモヤしていた
当サイトの場合、旧サイト(はてなブログ)から現在のサイト(レンタルサーバ)に2024年1月1日に移行したのですが、旧サイトがGoogleの検索結果に載った場合に表示されていたサイト名 “朝から昼寝” を新サイトの検索結果に表示されるよう引き継ぎたかったのですが、なかなかそれが叶わずモヤモヤしていました。
2024年1月の移行直後の時点で “朝から昼寝” というキーワードでGoogle検索した結果は、以下のような状況でした(旧サイトも検索できるままにして移行しました)。

まだ旧サイトの検索結果の方に “朝から昼寝” が表示されています。これをなんとか新サイトに引き継ぎたかったのです。新サイトの検索結果には、happynap.netというドメイン名が表示されていますが、分かりづらいです。
サイト名を引き継ぐための前提
上記のサイト名を新サイトの検索結果に引き継ぐための前提です。
新旧両方のサイトに同じサイト名は表示できない
前提として、旧サイトと新サイトはドメインも異なる別のサイトなので、両方のサイトの検索結果に対して同時に “朝から昼寝” を表示させることはできません。
Google のシステムでは通常、グローバルな性質を持つ 2 つの異なるサイトに同じサイト名を使用しません
出典:Google 検索でのサイト名 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers
なんとかして、”朝から昼寝” というサイト名を新サイトの検索結果に引き継がないといけません。
移行後も旧サイトを残して rel=”canonical” と案内文
2024年1月の旧サイトからの移行に際し、旧サイトを公開したまま、rel=”canonical” (JavaScriptで)と案内文の記載により、新サイトに移行したことを示すことにしました。
もしかすると、旧サイトの公開停止や、リダイレクト等の強いサイト移転シグナルの設定をした方が(参考)、サイト名の引継ぎも早くなったのかもしれませんが、試していないので分かりません。
WebSite構造化データを設定できていることの確認
新サイトで、WebSite構造化データを設定できていることを確認しておきます。


(本記事作成時点では、この確認画面に辿れなくなっているかも?)
その他、schema.orgのValidateでも確認できます。
サイト名を引き継ぐために試したこと
上記のサイト名を新サイトの検索結果に引き継ぐため、以下のようなことを試してみました。
2024年6月:旧サイトの名前をちょっと変えてみる
移行から半年近く経過した2024年6月になっても旧サイトの検索結果に “朝から昼寝” が表示されたままなので、試しに旧サイトの名前の後ろに “(引っ越し前のやつ)” を付けてみました。

2024年7月:旧サイトのトップページをGoogleのインデックスから削除してみる
前述の試行で特に効果が見られなかったので(効果を確認できるほど十分に長い期間でもない気がしますが)、WebSite構造化データを保有している旧サイトのトップページをGoogleのインデックスから削除してみました。

2024年8月:旧サイト全体を一時的にGoogleのインデックスから削除してみる
前述の試行で特に効果が見られなかったので(効果を確認できるほど十分に長い期間でもない気がしますが)、旧サイト全体を一時的にGoogleのインデックスから削除してみました。

これで、Googleのインデックスからは “朝から昼寝” というサイト名を持つ旧サイトのデータが無くなり、新サイトのみが “朝から昼寝” というサイト名を持つはずです。
2024年8月:新サイトのサイト名をちょっと変えてみる
前述の試行で特に効果が見られなかったので(効果を確認できるほど十分に長い期間でもない気がしますが)、新サイトのサイト名をちょっと変えてみることにしました。サブタイトル的にキャッチフレーズを付けてみます。
SEO SIMPLE PACKを使用して、以下のように設定しました。

これにより、関連する項目は以下のように設定されます。
- ホームの
<title>
要素: 朝から昼寝 ―ITと家計と日常のブログー ※SEO SIMPLE PACKの設定 - Website構造化データの
name
: 朝から昼寝 ―ITと家計と日常のブログー ※SEO SIMPLE PACKの設定 - 各ページの上部に表示されるサイト名: 朝から昼寝 ※WeorPressの設定→サイトのタイトル
<meta>
要素のog:description
:ITと家計と日常のブログ ※WordPressの設定→キャッチフレーズ
2024年10月:旧サイトのサイト名をさらに変える
前述の試行で特に効果が見られなかったので(効果を確認できるほど十分に長い期間でもない気がしますが)、今度は旧サイトのサイト名をさらに変えてみることにしました。”朝から昼寝” の文字列を消します。

また、Googleのインデックスから旧サイトを一時的に削除していましたが、これもキャンセル(復旧)しました。旧サイトがインデックスに再び載るようになります。

旧サイトから明示的に、”朝から昼寝” というサイト名を削除してインデックス登録し直すイメージです。
2024年10月:旧サイトの検索結果から “朝から昼寝” が消えた
ちょっと効果がありました。

旧サイトの検索結果のサイト名から、”朝から昼寝” が消えました。”はてなブログ” になりました。たぶん親ドメインのサイト名が表示されているのかと思います。
が、新サイトの検索結果には相変わらず “朝から昼寝” は表示されません。
2025年2月:新サイトの検索結果に “朝から昼寝” が反映された
その後、新サイトの検索結果には特に効果は見られず半ば諦めかけていたところ、突如、新サイトの検索結果に “朝から昼寝” が反映されました。

happynap.netの文字列から、”朝から昼寝” に変わってくれました!
こうなって欲しかったのです。
旧サイトからの移行後、1年以上かかりました。
これがサイト名反映の決め手か(そんな訳はない)
実は、上記のように新サイトの検索結果に “朝から昼寝” が反映されるほんの数日前に、当サイト運営に関する振り返り記事を公開しており、その記事の中で本件に関するお気持ち表明をしていたところだったので、もしかしたらこのお気持ちがGoogleの中の人の目に留まり、個別に対応してくださったのかもしれません(そんな訳はない)。

個別対応などあり得ないのですが、あまりに上記の記事と検索結果への反映のタイミングが近かったので、もしかしたらと思った次第です。
ちゃんと気持ちを表現することも大事ですね。
参考


まとめ
私しか気にしていないと思うのですが、当サイトのGoogle検索結果におけるサイト名の表示に “朝から昼寝” がようやく反映、というか全体的な流れとしては旧サイトからの引き継ぎができてスッキリしたという話でした。
知見になってないですが、できることをすべて実施してあとは待つということですね。
