giftee for Business事業の概要やえらべるPayの仕様を調べてみる
えらべるPay等の人気のデジタルギフトサービスを提供するgiftee for Businessの概要を調べてみました。
本記事では、デジタルギフトを受け取る私たちエンドユーザの視点だけでなく、エンドユーザにデジタルギフトを贈る企業等の視点も考えながら、このgiftee for BusinessやえらべるPayの仕様について簡単にまとめてみます。
ついでにギフティの決算説明にも少しだけ触れておきます。こんな記事の需要は無い気もしますが、もしかしたら “へぇ~” と思う部分があるかもしれません。
giftee for Businessとは
giftee for Businessは、株式会社ギフティが提供する法人向けのデジタルギフト(eギフト)のサービスです。えらべるPayもこのサービスを通じて利用できるデジタルギフトの1つです。
企業等はgiftee for Businessを利用することにより、自社のショップやサービスのキャンペーンの景品(マーケティング等)、あるいは従業員向けの記念品(福利厚生等)など、様々なシーンでスマートにギフトを贈ることができます。
従来型のギフトと異なり、在庫管理や配送や人手にかかるコストを削減しつつ、小額なインセンティブでより多くのユーザにリーチし、機動的なプロモーション等を展開することができます。以下は決算説明時の資料より。
株式会社ギフティとして売り上げも伸びています。2024年度は通期予想で91億円。TikTok Liteの影響も多少あるかもしれませんね。
また、YouGotaGift.com Ltdという海外MENA地域でeギフトプラットフォーム事業を展開する企業を子会社化する等、海外展開にも積極的です。
私自身、受け取る側の立場としてデジタルギフトは手軽で便利だと思いますし、えらべるPayも楽しくて好きです。
えらべるPayの仕様をチェック
では、このgiftee for Businessのうち、今回はえらべるPayについて確認してみます。
ギフト一覧ページにて、えらべるPayを選択
giftee for Businessの公式ページのギフト一覧にて、えらべるPayを選択します。他にもたくさんのギフトの取り扱いがあります。
ギフトの詳細や交換先一覧の確認
えらべるPayの詳細ページでは、このデジタルギフトの詳細や、交換先の一覧を確認できます。
公式サイトに掲載されている交換先の一覧については、以下の記事にまとめてあります。
デジタルギフトのコスト
企業等が顧客や従業員に対してえらべるPayをはじめとするデジタルギフトを配布する場合に発生するコストについても確認してみます。
発行手数料は 10% or 1万円 or 6,000円 or 3,000円
デジタルギフトを利用する際には、その額面に加え、発行手数料と消費税がかかります。
例えば、顧客や従業員にデジタルギフトを配布する企業等は、以下のような金額を支払うことになります。
上記はgiftee Boxの場合の例ですが、200円のデジタルギフトを100個発注する場合の金額です。ギフトの額面が合計20,000円、加えて発行手数料が6,000円、それに対する消費税が600円ということです。ギフトはエンドユーザーが受け取るものであるためか、消費税は発行手数料に対してのみかかるようです。
発行手数料は発行方法によって異なりますが、上記は、「CSVファイル形式で納品」、「API連携による発行」の場合の金額です。
以下が発行手数料の詳細です。商品代金が少ない場合には手数料も割高になりますが、小規模なプロモーションも手軽に展開できるというメリットもあります。
「CSVファイル形式で納品」、「API連携による発行」の場合
商品代金と発行手数料がかかります。
発行手数料は一部商品を除き、商品代金10万円以上の場合、商品代金の10%です。
商品代金10万円未満の場合、下記の通りとなります。発行手数料は課税対象です。
- 商品代10万円未満3万円以上:1万円
- 商品代3万円未満2万円以上:6,000円
- 商品代2万円未満:3,000円
※発行手数料には、ギフトを発行するためのシステム料や事務手数料が含まれます。
※発行手数料は、1回のご納品ごとに発生します。複数回に分けてのご納品をご希望の場合は、発行手数料にご注意ください。
※発行手数料率はギフト提供ブランドごとに異なりますので、「ギフト一覧」のギフト詳細画面よりご確認をお願いします。
※お支払いは銀行振込(振込手数料は貴社負担)のみとなります。弊社が提供するgiftee Plus Solutions(ギフト配布システム)をご利用の場合
商品代金および発行手数料に加えてシステム利用費用が別途発生いたします。
弊社にて提供しているgiftee Plus Solutions(ギフト配布システム)については以下をご確認ください。※最新のサービス資料については、弊社担当またはサポートサイト右上の「お問い合わせ」よりお問合せください。
出典:購入時にどのような費用がかかりますか – giftee support
※資料ダウンロードをご希望の方は弊社担当にご連絡いただくか、こちらからお問合せください。
(参考) デジタルギフト採用によるコスト削減効果
発行手数料が割高に感じるかもしれませんが、通常の物理的なギフト配布に比べて配送費や人件費等のコストを大幅に削減できるということを訴求しているようです。多少盛られている感もありますが、そういうメリットがあるということです。
ギフトの申し込み方法
実際に企業等がデジタルギフトを顧客や従業員に配布したい場合には、申し込みが必要です。手続きには審査も含まれます。
詳細は、公式サイトをご覧ください。
従業員配布用のギフト用の申し込みもあるようです。
補足情報
補足情報をいくつか記載しておきます。
一部の交換先が制限された特別バージョンも
状況に応じ、一部の交換先が制限されたバージョンのデジタルギフトを選択することもできます。
例えば、”えらべるPay【従業員配布用 / PayPay無し】“というバージョンのえらべるPayでは、PayPayポイントに交換できないようになっています。”ブランドのレギュレーション”とあるので、PayPayポイント側の都合なのかと思います。
※従業員の皆様に「えらべるPay」を配布される場合、必ず本ギフトをご利用ください。
出典:ギフト詳細
※通常のえらべるPayとの違いは、「PayPayポイントが非掲載」という点のみです。
ブランドのレギュレーションにより、「PayPayポイント」の従業員配布は不可となりますのでご理解の程よろしくお願いします。
gift walletについての詳細情報は無い
なお、複数のえらべるPay等の残高を合算できるgift walletについての詳細情報は公開されていません。
gift walletは企業等が配布するものではなく、配布されたデジタルギフトの交換先の一つであるためだと思います。つまり企業等から直接発注を受けずに株式会社ギフティが直接ユーザーに提供するサービスという意味です。
gift wallletについては、以下の記事にまとめてあります。
(投資情報) 株式会社ギフティの初配当と累進配当
ちなみに、株式会社ギフティは先日の決算発表にて、成長投資を優先しつつも、初配当を実施するとともに累進配当と増配にも言及しています。
2024年11月の決算発表後はストップ高だったそうで。
えらべるPayのお得な活用方法
ポイ活関連の話題として、えらべるPayのお得な交換先等については以下の記事にまとめてあります。
えらべるPayのお得な獲得方法
えらべるPayは、様々なキャンペーン等で獲得することができます。
お得で簡単な獲得方法として、TikTok Liteの紹介キャンペーンがあります。まだの方はどうぞ。
まとめ
えらべるPay等の人気のデジタルギフトサービスを提供するgiftee for Businessの概要を調べてみました。