【7株→105株で電子マネーもらえる】東京海上HDで株式分割&株主優待導入
東京海上ホールディングス(8766)が、2026年8月25日に「1株→15株」の株式分割と、長期保有者向け株主優待の導入を発表しており、ちょっと話題です。たぶん。
私は先日、7株(分割後に105株)を購入しました(7株で5万4千円くらい)。妻にも購入してみたらどう?と話をしています。あと、子どもの口座で買っておいてみようかな?という感じです。もちろん投資なので得をする保証はありません。

【7株→105株で電子マネーもらえる】東京海上HDの株主優待導入
1.1株を15株に分割
- 基準日:2026年9月30日
- 効力発生日:2026年10月1日
- 分割比率:1株につき15株
- 売買単位は100株のまま
分割により、最低投資金額が分割前の15分の1になります。
例えば分割前に100株持っている株主は、分割後に1,500株を保有することになります。
あるいは、分割前に 7株だけ買っておくと、分割後には105株になり、1単元以上を保有できる計算にもなります。これで後述の株主優待を受けることができます。
2.株主優待を新設

初回基準日は2027年3月31日で、以後は毎年3月31日が基準日です。
| 条件 | 優待内容 |
|---|---|
| 100株以上を3年以上継続保有 | 初回7,500円相当 |
| 初回優待の翌年以降も100株以上を継続保有 | 毎年2,500円相当 |
優待品は「複数種類から選択できる電子マネー等」とされています。具体的な電子マネーの種類や申込方法、贈呈時期などは未発表です。
初回7,500円は、3年分をまとめて受け取るような設計です。その後は、保有条件を満たしている限り年2,500円相当になります。
優待利回りをざっくり計算してみると、仮に分割後の株価が100株で5万円だったとして、毎年2,500円分の電子マネーをもらえる優待の利回りは5%相当になります。
継続保有条件には注意

「3年以上」と認められるには、毎年3月31日と9月30日の株主名簿に、次の条件で連続7回以上記載される必要があります。
- 100株以上を保有
- 同一株主番号で記載
- 途中で株主番号の連続性が途切れていない
売却などで株主番号の連続性が途切れると、それまでの保有期間は通算されず、再取得後から数え直しになります。貸株サービス、証券会社の変更、相続などが株主番号に与える影響については、制度の詳細発表後に確認した方が確実です。
また、今回の15分割によって分割後の100株は買いやすくなりますが、分割前の保有期間までさかのぼって「100株以上保有していた」と扱われるわけではありません。
初回の2027年3月に優待を受けるには、2024年3月31日から2027年3月31日まで、各判定日に100株以上を継続保有している必要があります。
今から株式を購入しても、最初に優待を受けられるのは 2030年3月末です。
配当は実質的に変更なし

2027年3月期の配当予想は次のように修正されました。
- 第2四半期末:122.50円(分割前)
- 期末:8.17円(分割後)
- 期末配当の分割前換算:122.55円
- 年間の分割前換算:245.05円
従来予想は年間245円だったため、株式分割を考慮すると実質的に同水準です。今回の発表を「実質増配」と捉える内容ではありません。
自社株買いも実質変更なし
自社株買いの取得上限株数は、分割に合わせて次のように変更されます。
- 変更前:1億3,000万株
- 変更後:19億5,000万株
- 取得価額上限:2,000億円のまま
- 取得期間:2026年5月21日~12月23日のまま
株数は15倍になっていますが、取得価額の上限は変わっていません。分割に伴う機械的な調整であり、自社株買い枠が拡大したわけではありません。
要点
今回の施策の要点は以下です。
- 15分割により最低投資金額が大幅に下がる
- 個人投資家が参加しやすくなり、株主層の拡大が期待できる
- 優待を3年以上の継続保有に限定し、短期的な優待取りを抑えている
- 優待初年度を7,500円、その後を年2,500円とする設計
- 配当や自社株買いの実質的な水準は維持されている
特に、分割後100株という低い保有水準で優待対象になる点は、個人株主の裾野を広げる施策として合理的です。
一方、企業価値を直接高める施策というより、投資単位の引き下げと長期保有の促進を目的とした株主政策と見るべきです。
一般的な注意点
- 株式分割そのものによって企業価値や保有資産価値が増えるわけではありません。
- 分割後は理論上、株価も15分の1に調整されます。
- 株主優待制度は将来、内容の変更・縮小・廃止が行われる可能性があります。
- 3年間の株価下落リスクに対し、7,500円の優待が損失を補償するものではありません。
- 現時点では電子マネー等の種類や贈呈時期など、制度の詳細が未確定です。
- 投資判断では優待だけでなく、業績、配当方針、保険引受収益、海外事業、自然災害リスク、金利・為替の影響も確認する必要があります。
結論としては、既存株主に経済的な不利益を与えず、投資単位を大きく下げながら長期株主を増やす設計です。株主政策としては合理的でポジティブですが、株式分割・優待新設だけを理由に企業価値が上昇したと判断するのは適切ではありません。
まとめ
東京海上ホールディングス(8766)の株主優待の話題でした。
今から買っても最初にもらえるのは 2030年3月末なので、優待利回りと配当利回りを含め総合的にイイなと思えたら、最低限は、とりあえず 7株買っておいてあとは放置という感じでしょうか。ちなみに、20株買うと 300株で3単元になります。




