ファミペイ関連決済サービスのスペックまとめ（翌月払い／ファミペイカード／ファミマカード）

ファミペイ関連の決済サービスのスペックをチェックしてみましょう。

まぁまぁややこしいので、しっかり理解したい場合は気合いが要るかもしれません。

公式サイトより分かりやすくまとめている気もしますが、特にファミマさんからは何もいただいていません。ご連絡をお待ちしています（？）。

ファミペイ関連の決済サービスの一覧

最初に、ファミマに関連する決済サービスの一覧です。最初から結構ややこしいです。

本記事では、上記の各サービスのスペックについての話をします。

ファミペイは株式会社ファミマデジタルワンが提供するサービスです。ファミマカードはポケットカードです。個人的には、他の “○○ペイ” の経済圏に比べ、孤軍奮闘っぽい感じがしてハラハラしつつも軽く応援したい気持ちを抱きながら注視しています。

ファミペイ関連の決済サービスの概要

上記の各サービスの概要です。

ファミペイは多様な決済方法に対応しているので、しっかり活用できれば支払い時に困ることはほとんど無いと思います。また、関連サービスを全て利用する必要性もありません。

支払い方法の詳細については、公式サイトをご覧ください。

ファミペイ関連の決済方法

ファミペイ関連の決済サービスでは、以下の決済方法に対応しています。

上記とは別に、単独のクレカとしてファミマカード（旧ファミマTカード）が使えます。Apple Payに対応しています。

ファミペイ関連の還元率

ファミペイ関連の還元率は以下のとおりです。

1. ファミペイ払い 通常還元　0.5%
2. ファミペイ翌月払い ご利用特典　0.5%
3. ファミペイ翌月払い ステップボーナス　0.2% or 9%
   • ステップ1　0.2%（計1.2%還元）
   • ステップ2　9%（計10%還元）

①のファミペイ払いの通常還元率 0.5%については、以下のようにチャージ系の利用が対象外となります。

WAONへのチャージ
nanacoへのチャージ
Suicaへのチャージ
PASMOへのチャージ
ICOCAへのチャージ
ANA Payへのチャージ
ARIGATOBANKへのチャージ
ハチペイへのチャージ
IDAREへのチャージ
B/43へのチャージ

JAL Payへのチャージ
バンドルカードへのチャージ
Ｗｅｓｍｏ！チャージ

出典：ファミペイカード・ファミペイバーチャルカード（Apple Pay・Google Pay）の利用で、ファミマポイント付与対象外となるお店や商品はありますか？ – ファミペイ・よくあるご質問

その他、請求書払いの際にも①の0.5%還元は対象外となり、代わりに1件あたり10Pの還元となります。詳細は後述します。

ファミペイ翌月払いの②のご利用特典や③のステップボーナスについては、ポイント還元の対象外となる利用はありませんが、毎月の還元ポイント数が500Pまでという上限が設けられています。詳細は後述します。

ファミマカードの還元率についても後述します。

各決済サービスの補足

各決済サービスについての補足事項です。

ファミペイアプリ

ファミペイ関連の決済サービスを利用するためには、まずファミペイアプリのインストールが必要です。

決済サービス以外に、クーポンやポイント等の利用のみでもOKです。

紹介特典で100Pを獲得できるキャンペーンがあります。よろしければご利用ください。

公式ページは以下です。

FamiPay残高

FamiPay残高へのチャージは、ポイ活でも利用されるケースが多いです。

事前にチャージが必要です。お得なクレカからチャージすると良いでしょう。

先日、他社クレカからのチャージ額の上限が小さくなってしまったので、以前より使いにくくはなったのですが、個人的にはまだ便利です。楽天カードのあとリボキャンペーンで30,000円とか40,000円のチャージをしたい場合など。

ポイント還元率については前述のとおり0.5%で、チャージ系の利用は対象外です。

ファミペイ バーチャルカード

ファミペイを利用する際には、ファミペイアプリ内でバーチャルカードを発行しましょう。

カード番号を用いたオンライン決済や、Apple Pay／Googleでの決済を利用できます。

公式ページは以下です。

ファミペイ翌月払い

“翌月払い” とありますが、契約の実態としてはクレジットカードと同様です。CICの信用情報にも載ります。

年会費無料で1%還元で利用できるので、普通のクレカという感じです。

還元率がアップするステップボーナスについては後述します。

良いキャンペーンが開催されているときに申し込むとお得です。

公式ページは以下です。

ファミペイカード

FamiPay残高と翌月払いで利用できるリアルカードです。

翌月払いに登録している方のみ発行できます。

本記事の作成時点では、カード発行手数料1,100円が無料となっていますので、翌月払いを利用している方は発行しておくと良いでしょう。物理カードが必要な切符受け取りやカード差し込み決済などに対応できます。

公式ページは以下です。

ファミマカード

ファミマカードは、ファミペイとは独立したクレジットカードです。かつてのファミマTカードがリニューアルされたものです。

ファミマカードをファミペイ連携しておくと、ファミマでの支払いが5%割引となります。カード利用金額の請求時に割引が適用される仕組みです。生活動線がファミマで構成されている方？にとってはかなりお得かと思います。

注意点として、タバコ、チケット類、Apple Payでの決済は1%割引になります。特に、物理カードを使わないと5%割引にはならないという点が大きいです。スマホ決済を使いたい場合には非常に残念。

あと、ファミペイチャージをした場合には割引対象外となりますが、代わりに0.5%のファミマポイントの還元を受けることができます。

公式サイトは以下です。

ファミペイの活用TIPS

ファミペイを中心とした決済サービスを活用するためのTIPSです。だんだん濃い内容になっていきます。

基本的なクーポンや各種特典

クーポンなどがお好きでしたら、ファミペイアプリのクーポンやファミマ店舗で目印をチェックすると良いでしょう。

詳細は公式サイトにて。

ファミペイのポイント連携

ファミペイアプリはdポイント、楽天ポイント、Vポイントと連携できます（連携ポイント）。楽天ギフトカードのようなPOSAカードの購入時にはこれらの連携ポイントは貯まりませんが、ファミリーマートで飲食物や日用品の買い物をする際には貯まるので、登録しておくと良いでしょう（参考）。

ファミペイでバーコードを提示して決済すれば、ファミマポイントの還元とは別に、設定してある連携ポイントが還元率0.5%で貯まります。つまり+0.5%還元です。

1と5と0が末尾につく日のPOSAカード購入 1.5%還元キャンペーン

POSAカードの購入がお得になる常設キャンペーンがあります。

1と5と0が末尾につく日の +1.5%還元は常設です。通常還元の 0.5%とは別に付与されます。

楽天ギフトカードの購入は対象外です。

ファミペイのポイント獲得シミュレーション

ファミペイの獲得ポイント数をシミュレーションできるページがあります。

ファミペイのポイント還元の仕組みをしっかり把握しておきたい方はチェックしておきましょう。

このシミュレーションで確かに計算はできるんですが、ほとんどの利用者が “結局なんでそういう計算になるの？” と思ってしまいそうな還元ルールのややこしさを改めて感じます。

（オススメはしませんが）ステップボーナスで最大10%還元

FamiPay残高でなく、ファミペイ翌月払いのステップボーナスを活用して高還元率を確保する方法です。

ファミペイ翌月払いの最高還元率は、ステップボーナスの条件をすべて達成した場合に適用される10%です。この還元率は、楽天ギフトカードのようなPOSAカードの購入時にも適用されます。ポイント還元の対象外となる利用が無いという強力な特典です。

ファミペイカードの初期設定完了が条件となる0.2%還元は、上記のステップ1に相当します。

ステップ2の場合は0.2%の部分が9%になるのですが、これはファミペイローン契約が条件です。その名の通りローン契約なのですが、借り入れをしなくても適用されるので、借金や金利支払いをせずに還元率をアップできます。信用情報（CIC）への記載が嫌でなければ…ですが。オススメはできません。

今後、本命のローン契約の予定がある場合や、もしもの時のために信用情報に余裕？を持たせておきたい場合には、ファミペイローンの契約は慎重に判断すべきです。

このステップ1、ステップ2のポイント還元の上限は500P/月なので、ステップ1では 25万円までの利用、ステップ2で5,556円までの利用が対象です。ステップ2なら年間で66,667円分の利用です（6,000P還元）。

2025年12月からステップボーナスがリニューアルされ、上記のように最大10%還元となりました。こんなに高い還元率を設定してでもローン契約者数を増やすことにメリットがあるんですね、金融サービスの闇を感じます。

注意点として、毎月エントリーが必要である点、ポイント付与タイミングが従来より遅い翌月末に変更になった点が挙げられます。

詳細は公式サイトにて。

補足事項

ファミペイ関連の決済サービスについての補足事項です。さらに仕組みを理解しておきたい方に。

残高等は共通

ファミペイ払いでは、FamiPay残高や翌月払い、ファミマポイントを使用して決済ができます。

ファミペイ払いの各決済方法（コード決済、バーチャルカード、ファミペイカード、請求書払い）の、いずれも同じ残高等（FamiPay残高や翌月払い、ファミマポイント）が利用されます。残高等が統合されているイメージです。

注意点として、翌月払いが有効の場合には、FamiPay残高が利用枠の分だけ増えて表示されるので、そんなにチャージ残高がある訳ではないという点は把握しておきましょう。

ちなみに、翌月払いの利用上限額を0に設定しておくと、上記のような残高が増えて表示される挙動は回避できます（が、当然ながら翌月払いでの支払いもできなくなります）。

支払いに利用される残高等の優先順位

ファミペイでの支払い時、残高等が利用される優先順位は以下のようになっています。

お買い物の際に、前もってチャージしている残高を使用せず、FamiPay翌月払いを優先して利用(支払)することはできますか？

2024/07/17ナレッジ

回答
ファミペイ翌月払い残高を事前にチャージしたFamiPay残高より先に利用することはできません。

利用される優先度は以下の順となります。
1.ファミマポイント期間限定
2.ファミマポイント通常
3.FamiPay残高
4.FamiPay翌月払い
※「ファミマポイントを使う」をオンにしていない場合はお支払に1,2は含まれません。

1.2.3.の順でFamiPay残高を使い切らないと、ファミペイ翌月払いを利用することはできません。

出典：お買い物の際に、前もってチャージしている残高を使用せず、FamiPay翌月払いを優先して利用（支払）することはできますか？

この優先順位は残念ながら変更できません。

つまり、残高を残したままステップボーナスのポイント還元を受けるために翌月払いで支払うといった使い方はできない訳です。

3種のカードの比較

公式の比較表があります。

2つのカード番号

ファミペイには、2つのカード番号があります。

プリペイドカードであるバーチャルカードのカード番号と、通常のクレジットカードと同等の翌月払い（とファミペイカード）のカード番号は異なります。

翌月払いのカード番号は、FamiPay翌月払いマイページから確認できます。

ファミマカードについては単独のクレカなので、そのカード番号は上記とは別です。

ファミペイの決済・チャージが停止されるケース

”通常と異なるお取引” が検知されて決済機能が停止してしまうケースがありました（私の体験談）。

この場合、復旧するまで決済できなくなります。翌月払いは契約していない状態での話です。

ファミペイ、ファミマカード以外の選択肢

ファミペイ関連の決済サービス以外の代替案についても触れておきます。

ファミマカードの代替

ファミマカードではファミマで 5%還元を受けられますが、そのためだけに常に物理カードを携帯しないといけません。イマイチです。

代替として、例えば Amazon Mastercard／Amazon Prime Mastercardであれば、ファミマで1.5%還元を受けられますし、Amazon関連の他の特典も受けられるので、結構バランスは良かったりします。

JQ CARDセゾンGOLDでの2.5%還元は廃止されました。

全体的な代替

様々な決済方法をシンプルにカバーできるという意味では、ファミペイ関連の決済サービス以外には、本記事の作成時点では PayPayカードや楽天カードあたりは便利かと思います。

ただし、PayPayカードや楽天カードのクレジットだけではお得に請求書払いができないので、その点ではファミペイがシンプルに便利です。

我が家では、また別のクレカやルートを使っています。その様子は以下の記事にまとめています。

まとめ

ファミペイ関連の決済サービスのスペックのまとめでした。一度整理しておきたかったのでスッキリ。

紹介特典で100Pを獲得できるキャンペーンがあります。よろしければご利用ください。