【4年間未使用時の退会について追加あり】ANA Pay関連規約の改定
予定どおり2025年1月28日にANA Payの規約改定が実施されたのですが、メインのANA Payの残高統合の件以外に、4年間利用が無いアカウントの退会に関する項目が加わっていたたので、一応メモしておきます。
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ANA Payの残高統合以外にも変更が
今回の改定は、主にANA PayキャッシュとANA PayマイルがANA Pay残高に統合されることによる関連規約の変更でしたが、それ以外の項目も加わっていました。
残高統合については、以下の記事にまとめてあります。
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加わっていた項目は、ANA Payを長期間利用していない場合の退会に関する内容でした。
後述します。
残高を4年間未使用時の退会
ANA Payの残高を最後に使用した翌月から48か月間利用が無いANA Payアカウントを、サービス提供元であるANA Xの裁量により退会できるという項目が追加されていました。
以下の部分です。
第37条(長期間使用されないANA Payアカウントの退会)
利用者が最後にバリュー口座にチャージ、または利用者が最後にバリュー口座のバリューを使用した翌月から起算して48カ月間利用がないANA Payアカウントを、当社の裁量により解除(退会)することができるものとします。解除(退会)時期が近づくと、メールで通知されます。
解除(退会)した場合、利用者のバリュー口座に残存しているバリューは失効するものとし、当社は利用者に対してバリュー相当額の払戻し・返金は行いません。また本アプリに記録された利用履歴、その他一切の会員の情報はすべて消滅するものとします。尚、バリューの有効期限は第11条に定めるものとします。
出典:ANA Pay会員規約 | ANAマイレージクラブ
1/28の日中には新旧の会員規約が両方掲載されていたのですが、夜には古い方が削除され、新しい方のみが掲載されているようです。
と言っても、新たな不利益は無い
一見サイレントな不利益改定かと心配にもなりますが、そういう訳ではなく、ANA Pay残高(旧ANA Payキャッシュ)の有効期限はもともと48か月間だったので、その期間を経過したらアカウントも削除することにしますね、というだけの話だと理解しました。
会員規約の該当箇所には、”バリュー相当額の払戻し・返金は行いません” とありますが、そもそも残高を未使用のまま48か月間経過したのであれば、その残高は既に失効している訳です。失効した残高は払い戻しされません。そのため、今回の改定により新たに不利益が生じることはありません。
むしろ、放置状態のアカウントをしっかり削除してくれるのであれば、利用者にとって利益があると言えます。
比較してよいのか分かりませんが、最近ではKyashのアカウント閉鎖の案内もありました。このKyashの件は、最悪6カ月間未使用だっただけで残高が消滅してしまう可能性があるので、なかなか危ないです。
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まとめ
予定どおり2025年1月28日にANA Payの規約改定が実施されたのですが、メインのANA Payの残高統合の件以外に、4年間利用が無いアカウントの退会に関する項目が加わっていたたので、一応メモしておきます。
今後もJAL Payとコンビで快適な空の旅を利用させていただきたいです。
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