○○スクール(習い事)、エステ、公営施設でクレカ支払いが失敗する理由
以前から、○○スクール (習い事) の支払いのみクレジットカード決済が失敗しており、不思議に思っていました。
理由を調べてみたところ、”自動的にリボ払いにする設定 (三井住友カードではマイ・ペイすリボ)” のせいでした。
本記事では、”マイ・ペイすリボ” が有効な三井住友カードのクレジットカードを使うと、特定業種 (各種学校、エステ、公営施設等) での決済が失敗する件をまとめます。
注意
本記事の内容は、個人的な調査結果に基づくものです。その正確性や、前提条件が誰にでも当てはまることを保証するものではありません。
またクレジットカードのサービスや特典に関する正確な情報は、発行元のホームページ等をご確認ください。本記事の内容は、本記事を作成、更新した時点の情報をもとに記載しています。
○○スクール (習い事) のクレジットカード決済が失敗
他の決済は全く問題ないのに、特定の料金の支払いでのみ決済が失敗するという状況でした。
その決済は、”○○スクール (習い事)” の料金の支払いです。
料金は支払わないといけないので、カード会社に問い合わせるまでの間は、仕方なく別のクレジットカードで決済していました。
カード会社に問い合わせ
三井住友カードの場合、決済に失敗するときは以下URLから確認や問合せができます。
上記URLにアクセス後、”上記に該当しない場合” の箇所にあるリンクから問合せフォームを利用できます。
出典:三井住友カード
カード会社からの回答は、登録してある電話番号に対し、”原則SMSにて、受付日の翌日に回答” となります。”原因によっては携帯電話番号への電話回答となる場合” もあるそうです。
カード会社からの回答
きちんと翌日にSMSで回答をいただきました。
見慣れない内容でしたが、”なるほど” という感じで、以下のことが分かりました。
- 自動リボ払い設定では特定業種 (各種学校、エステ、公営施設等) の決済ができない
- カード会社で一時的に対処してもらえた
- 自分のクレジットカードが自動リボ払いになっていた (のを忘れていた)
自動リボ払い設定では特定業種の決済ができない
三井住友カードの公式FAQ等に記載は見当たらないのですが、少なくとも今回の回答によると、特定の業種、”各種学校、エステ、公営施設等” の料金に関しては、自動リボ払い設定が有効なクレジットカードによる支払いが不可のようです。
正確には、支払い不可でなく、”取引保留” になったようですが、決済 (今回はオンラインでの決済) が成功しなかったという意味では、結果的に決済失敗と同じでしょう。
今回の支払いは、”○○スクール(習い事)” の利用料金だったのですが、これは上記のうち “各種学校” に該当していたのかな、と思います。
※業種によって1回払いとなる理由について、もう少し調べてみた結果は後述します。
カード会社で一時的に対処してもらえた
前述の三井住友カードからの回答のとおり、保留にならないよう対処してもらえたので、1週間以内に再決済すれば保留にならずに1回払いで決済ができるようになりました。
数日後、無事に決済されていることを確認できました。
この決済のみ、支払い区分が “リボ払い” でなく “1回払い”になっています。
ちなみに、ストライプで決済された場合、店舗名が表示されず “オンライン決済” と表示されるようです。
次回の支払いも同じことが…
しかし、次回の支払いも、同じように決済失敗するはずです…。
決済失敗するたびに問い合わせるのは面倒なので、それまでに、後述の自動リボ払い設定の解除か、別のクレジットカードを使うか (MIXI M等)、といった対処を検討予定です。
自分のクレジットカードが自動リボ払いになっていた (のを忘れていた)
そもそも、”マイ・ペイすリボ” が有効になっていることを忘れていました。
リボ払いは、残高に応じて高金利(年利15.0%)の手数料が発生するので使わない方が良いものです。
なぜ、”マイ・ペイすリボ” が有効になっていたかを考えてみました。
おそらく、昔持っていたクレジットカードの年会費を割引にする等の特典を利用するため、”自動リボ払いにして、支払い金額を高くしておく(手数料が発生しないように)” という設定をしてあったのだと思います。
現在使用しているクレジットカードは、”マイ・ペイすリボ” を利用しても年会費が割引になる対象ではありません。
基本的に、”マイ・ペイすリボ” は解除してしまった方が良さそうです。
ただ、これは余談ですが、三井住友カードの “マイ・ペイすリボ” には、リボ払いの手数料が少しでも発生すればポイント還元率 +0.5% になるという大きめの特典があります。ポイ活という意味では、そのままでも良いかもしれません。
業種によって1回払いとなる理由
今回、自動リボ払い設定が有効なクレジットカードによる支払いが失敗した理由は、上記の業種に対する決済は “1回払い” にしないといけないというルールがあるためと推測されます。
“リボ払い” = “1回払いではない” という扱いなのでしょう。
このルールが、法令等によるものか、それともカード会社ごとの独自ルールによるものか、は分かりませんでした。
本記事では、三井住友カードの場合について記載していますが、以下の理由から、他のクレジットカード会社の場合も、何かしら配慮はされていると考えられます。
特定継続的役務提供に対する決済サービスは注意事項が多い
一応、少し調べてみたところ、”特定継続的役務提供” というワードが関係しそうです。
“特定継続的役務提供” は、以下のように学校やエステ関係の業種が該当します。
長期・継続的な役務の提供と、これに対する高額の対価を約する取引のこと。現在、エステティック、美容医療、語学教室、家庭教師、学習塾、結婚相手紹介サービス、パソコン教室の7つの役務が対象とされています。
特定継続的役務提供|特定商取引法ガイド ※消費者庁の特定商取引法ガイド
昔から消費者と事業者との間でトラブル等も多かった経緯もあるようで、規制が多そうです。
ちなみに、学校やエステ以外に、三井住友カードの回答にあった “公営施設” というのは関係無いかもしれませんが、詳細は不明です。
決済サービス側での扱い:SMBCグループの場合
決済サービス側の例としては、店舗にクレジットカード決済等のシステムを導入するための “stera pack” というサービス (三井住友カードの子会社のSMBC GMO PAYMENTが提供) の留意事項でも、関連しそうな業種については一括払いのみとなる旨、明記されています。
出典:SMBC GMO PAYMENT (一例として)
また、”特定継続的役務提供” で条件に該当する場合、この決済サービス自体の申込みができないようです。
出典:SMBC GMO PAYMENT (一例として)
決済サービス側での扱い:ストライプの場合
今回、私が利用した “○○スクール(習い事)” の利用料金は、ストライプという決済サービスを利用していたようです。
ストライプ側には、上記の “stera pack” のような、”特定継続的役務提供” に関する注意事項等は見当たりませんでした。
決済サービスの事業者によって、SMBCグループのような国内大手と、ストライプのようなグローバルな独立系とでは、色々と事情が違うのかもしれません。
まとめ
本記事では、”マイ・ペイすリボ” が有効な三井住友カードのクレジットカードを使うと、特定業種 (各種学校、エステ、公営施設等) での決済が失敗するという件についてまとめてみました。
自分のクレジットカードが自動リボ払いになっていたのを思い出せてよかったです。
次回の支払いまでに、対処しておこうと思います。