【3選】シュッとしたノートPC(1kg以下、13.3インチ)
モバイルノートPCは14型が増える一方、1kg以下&13.3型のいわゆる”超軽量”タイプの方も洗練しつくされて魅力的です。
個人的に、この超軽量タイプのノートPCが好きで、ちょこちょこ眺めています。
本記事では、私の主観で、1kg以下&13.3型のノートPCを3つ選びました(+余談あり)。
続編?は以下の記事です。
本記事の目的
- シュッとしたノートPCを探す。
求めていること
シュッとしている
私の主観で、このような擬態語を使うことにします(本記事では)。
超軽量で無駄なく必要な性能を確保したノートPCを”シュッとしている”と呼びます。
単なる機械としてだけではなく、機能美や使いやすさを感じながら、気分よく使えるものを探します。
用途は、ビジネス~普段使い用
文書作成、リモートワーク、ネットや動画視聴等くらいの用途です。持ち運びもします。
このご時世なので、PCローカルにたくさんデータは置きません。
また、システム管理作業を伴うようなITエンジニア系の業務も想定しておきます。
個別に高い性能が要求されるデータ処理やゲーム、動画編集の用途は想定していません。
重視するポイント
今回、重視するポイントは以下です。
- 1. 1kg以下 & 13.3型
- 2. Intel 第12世代 + 価格に見合ったスペック
- 3. 予算20万円以内
1. 1kg以下&13.3型
超軽量タイプが個人的に好きです。
13.3インチのディスプレイは文書作業やネット利用にとって最低限の大きさであり、外出時のカバン収納にもストレスになりません。
また、1kg以下の重量は本当に軽いので、外出時はもちろん、家の中でも片手で気軽に持ち運びできるというメリットがあります。
14型トレンドの一方で
ワークスタイルの流れやハードウェアの進歩により14型ノートPCが増えています。
14型は、”13.3型に近い大きさで15型に近い画面サイズ”を実現できます。
一方で13.3型は減りつつあり、PCメーカーによっては既にラインナップから削られています。
逆に、このようなトレンドの過渡期だけに、いま売られている13.3型は成熟しており、完成度や人気の高いものが多いです。
また、14型でなく、あえてディスプレイの大きさを13.3型に据え置くことにより、その分、軽量さ、コンパクトさを追求できます。
2. Intel 第12世代 + 価格に見合ったスペック
超軽量タイプというだけでかなり絞られるので、あとはCPU世代でおおまかに選定後、いくつか細かいスペックをチェックします。(今回はIntelモデルの中から選びます)
CPUは、性能が向上した第12世代のものを選びます(Intel Thread Director等)。
その他のスペックもチェックしますが、最近のメーカー製PCは、ある程度快適に使用できる最低限のスペックを備えているので、特に心配していません。
どちらかと言うと、有意なスペックが妥当なコスト感で備わっているかをチェックします。
チェックするスペック
必須条件でなく、コスト感やトレードオフ要素が妥当なら評価します。
- CPU世代:12世代を優先
- CPU型番:Uで十分、Pはバッテリ駆動時間や重量とのトレードオフに注意
- メモリ:8GB必須、できれば12GB以上
- ストレージ:128GB SSD必須、できれば256GB以上
- ディスプレイ解像度:Full HDで十分、ノートPCなので4Kは不要
- バッテリ駆動時間:10時間以上必須、長いほど良い
- 端子:USB Type-C(Thunderbolt4)は必須、その他USB Type-A、HDMI、有線LANは評価
- Athena認定:Intel Evo Platform取得済みのものは使用感の目安として評価
- OS:Windows 11 Homeで十分、Proは評価
以下は好み(できれば)
- キーボード:キーストローク1.5mm以上、キーピッチ19mm、Fn押下不要な独立したメニューキー、PageUp/PageDn/PrintScreen/Breakキー
- ポインティングデバイス:2つボタンあれば評価
- スピーカー/マイク:ヘッドセット無しで音声/動画の視聴やオンライン会議できれば評価
3. 予算20万円以内
妥当と思われるコスト感として、20万円以内のものを探します。
また、カスタマイズやモデル違いによりコスト感が変わるかどうかもチェックします。
この価格帯より安いものを探す場合は、”1kg以下”という条件を”1.3kg以下”くらいに緩めたり、15.6型も選択肢に含めたりすると、一気に安くなります(10万円以下も)。
選び方
上記の条件を満たすノートPCの中で、おすすめできそうなものを3つだけ選びました。
(参考になりそうなお買い得品やモデル違いも一緒に載せています)
- 機能的:dynabook GZ/HVシリーズ
- 狙い目:ThinkPad X1 Nano Gen 1 (第11世代)
- 超軽量:LIFEBOOK UHシリーズ
機能的:dynabook GZ/HVシリーズ
1つ目はdynabookです。
dynabook GZ/HV
パッと見では分からないようなところに堅実なこだわりのあるモデルです。
dynabook GZ/HV Webオリジナル 型番:W6GZHV5CBL
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181,500円(税込、送料無料、2023年1月時点)
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重量約875g、Core i5-1240P(第12世代、PassMarkスコア17,374)、8GBメモリ、256GB SSD、約24時間バッテリ駆動、306.0×210.0x17.9mm
GZ/HVはカスタマイズ可能なWeb販売向けモデルですが、メモリ8GBだと一般向けモデルのG6/V相当です。
CPUがPを採用しているにもかかわらず、24時間ものバッテリ駆動が可能です(CPU型番末尾が低消費電力のUでなく性能重視で高価なPです)。
また、お急ぎ30分チャージも可能です(30分の充電で、バッテリー駆動時間の約40%を充電)。
他にも評価すべきポイントとして、LPDDR5メモリ、端子の種類と数(有線LANポートあり)、高い排熱性能、筐体のMIL規格準拠、等が挙げられます。
端子は、USB3.1(Gen1)Type-A×2、Thunderbolt 4(USB4 Type-C)×2、有線LAN×1、HDMI×1、マイク入力/ヘッドホン出力端子×1、です。
このように、よく見ないと分からないようなところに堅実なこだわりがあって良いですね。
色も、”オニキスブルー”と、これもまたよく見ないと分からない良い色合いです。
補足(余談)として、キーボードはPageUp/PageDnが独立していない点以外は条件通りです(矢印キーの部分にスペースあるのでPageUp/PageDnキーをつけてほしい…)。
狙い目:ThinkPad X1 Nano Gen 1 (第11世代)
2つ目はThinkPad X1 Nanoです。
ThinkPad X1 Nano Gen 1
定番のハイスペックモバイルノートです。
ThinkPad X1 Nano Gen 1
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157,960円(税込、送料無料、2023年1月時点)
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重量約907g~、Core i5-1130G7(第11世代、PassMarkスコア8,909)、16GBメモリ、512GB SSD、約22.8時間バッテリ駆動、292.8×207.7×13.87mm
なぜThinkpad X1 Nanoが16万円以下で買えるかというと、1世代前のモデルだからです。これはIntel Coreの第12世代でなく第11世代を搭載したものです。
最新モデルならこの価格帯では買えないスペックなので、第12世代に対するこだわりが無ければアリでしょう。
※最新のGen2より10万円ほど安いです。
ディスプレイが2160×1350(16:10)と、一般的なFull HDよりも高い解像度です。
スピーカーはキーボード面に配置されており、Dolby Atmos対応で、PC本体のスピーカーがある程度使えます。
Intel Evo Platform対応品です。
HDMI端子が無いので、必要ならType-Cとの変換アダプタを常備しておくと良いでしょう。
補足(余談)として、キーボードはPageUp/PageDnが独立している点は良いのですが、その他は条件を満たしていません。
カスタマイズ、モデル違い
CPU世代にも妥協しない場合は、Gen2です。
ThinkPad X1 Nano Gen 2
- 268,378円(税込、送料無料、2023年1月時点)
上記のNano Gen 1と同等スペックですが、CPUがCore i5-1240P(第12世代、PassMarkスコア17,374)、メモリがLPDDR4でなくLPDDR5に最新化されています。
OSはProなので、Homeにすると少しだけ安くなります。
なお、発熱に関するレビューを複数見かけたので、高負荷状態で長時間使用する場合には注意した方が良いでしょう。
通常の使用であれば問題無いかと思います。
超軽量:LIFEBOOK UHシリーズ
3つ目は富士通のUHシリーズです。
世界最軽量モデル(WU-X/G2)と、モデル選びの参考をいくつか載せておきます。
LIFEBOOK WU-X/G2 (世界最軽量)
“軽さ”重視なら間違いありません。私もこのシリーズを愛用しています。
LIFEBOOK WU-X/G2 カスタムメイドモデル
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169,664円(税込、送料無料、2023年1月時点)
2023/1/11 14時までの20%OFFキャンペーン価格、アカウント登録でさらに2%オフ -
重量約634g~、Core i5-1235U(第12世代、PassMarkスコア13,637)、8GBメモリ、256GB SSD、約11時間バッテリ駆動(25Wh)、307×197×15.5mm
世界最軽量というだけあって驚異的な軽さです。
この軽さで、先ほど条件に挙げたスペックを満たしています。
メモリやSSD容量はカスタマイズにより増やせます(このモデルをカスタマイズした方が増額分が小さいです)。
補足(余談)として、キーボードはPageUp/PageDnが独立していない点以外は条件通りです(矢印キーの部分にスペースあるのでPageUp/PageDnキーをつけてほしい…)。
カスタマイズ、モデル違い
モデル違いで、以下も要注目です。
LIFEBOOK WU2/G 2022年9月モデルのアウトレット品
LIFEBOOK WU2/G 2022年9月モデル(軽量)OUTLET
- 129,263円(税込、送料無料、2023年1月時点)
これも2023/1/11 14時までのキャンペーン価格
(最新モデルのアウトレット品)
CPUは第11世代ですが、10万円台前半なのでコスパ十分でしょう。
LIFEBOOK WU2/G2
UHシリーズは個人的に赤(ガーネットレッド)が良いと思うのですが、この色を選べるモデルは限られています。
LIFEBOOK UH90/G2 (返品再生品)
返品再生品で、通常の新品より3万円ほど格安になっています。※お一人様1台限り
UH90/G2は、UHシリーズの中でIntel Evo Platformに対応したモデルです。
FMV Zero(WU4/G2)※WEB MART限定モデル
FMV Zero(WU4/G2) カスタムメイドモデル
こだわりのオールブラックでとても”シュッとした”、Web販売限定モデルです。デザインが気に入ったら替えがききません。
キーボードは、かな印字が無しです。
まとめ
本記事では、”シュッとした”ノートPCの3選を紹介しました。
どれもカッコ良いです。
主観で好きにまとめただけなので、私は記事を書いていて楽しかったです。
続編?は以下の記事です。
余談
“3選”に絞り込むまでの間に、以下のPCもチェックしました。
- ASUS:1kg超。
限定キャンペーン実施中!仕事から遊びまで人気PCを多数ご用意! - Dell:New Latitude 7330 Ultralight プレミアムが1kg以下だが高価。
- パソコン工房:”5選”なら含めたかも。14型だけど16GBメモリの1kg以下モデルが10万円台前半とコスパ優秀。しかも”無地の天板”が選べる。
- VAIO(ソニー):13.3型が無い。スペックはアリ。
- マウスコンピュータ:1kg超。
- NEC:”5選”なら含めたかも。スペック、コスパ十分だが、”3選”に入る特徴を見出せず。
- レッツノート(パナソニック):13.3型が無い。高価。
- HP:1kg以下あり。Ryzenのみ。AMDも含めるならコスパ優秀。