【ネタプラ経過】メタプラネット株 #3
先日購入してみたメタプラネット株の話の続きです。取り急ぎ、今回はニュースだけメモしておきます。

経緯
2025年10月17日時点で、試しにメタプラネットの株式を現物で100株だけ購入してみました。1株393円でした。


DAT企業の規制強化の検討に関するニュース
2025年11月13日、日本取引所グループ(JPX)が暗号資産トレジャリー企業に対する規制を検討中とのニュースがあり、メタプラネットの株価が一時大幅に下落しました。

東証の前場終値が393円でmNAV 0.89、お昼のPTSではさらに363.9円まで下落しました。


現時点では具体的な方針は決まっていないものの、「裏口上場の防止を目的とした不適当な合併などに対するルールの厳格化や、新たな監査の義務化」が検討されているとのこと。
暗号資産の購入計画を保留したという上場企業3社は、すべてメタプラネット以外の企業のことだと思いましたが、書き方が微妙でよく分かりません。ただし少なくとも「これらの企業は、事業戦略としてデジタル資産の保有を始める場合、資金調達能力が制限される」とあるので、今後のDAT企業の資金調達方法(財務戦略)に影響を与える可能性があると考えられます。
ニュース記事では「JPXが暗号資産トレジャリー企業に対する規制強化の方向にかじを切ったのは、日本の関連企業の株価が急落し、個人投資家などが損失を被ったとの懸念から」とあり、その後メタプラネットの株価下落に触れています。この部分は、ほぼ名指しですね。
サイモン社長が素早いコメント。想定していたかのような(規制の話くらいは想定していたのでしょうけど)。
本日、一部報道において、JPX がデジタル資産関連事業へ移行する企業のうち、いわゆるバックドア・リスティング(裏口上場)や十分なガバナンス手続きを経ていない事例に着目している可能性が指摘されています。…
— Simon Gerovich (@gerovich) November 13, 2025
書面も出てますね。
本日の一部報道について pic.twitter.com/BsbSYNeRkN
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) November 13, 2025
JPXからもお知らせが。
なお、メタプラネットの株価は後場に400円台には復帰しています。
個人的には、この規制がDAT事業で先行するメタプラネット社に対して100% ネガティブとも言い切れないのかなとは感じましたが、先行きは分かりません(株価がこんなに下がるくらいのニュースではあります)。ただ、取材に応じてバラすJPX関係者がいたのなら、そっちの方が危ないのでは…と思ったり。
決算発表
あと、2025年第3四半期決算も出ていました。トレジャリー事業以外のインカム事業等に関する説明も確認したいですね。
メタプラネット 2025年第3四半期決算
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) November 13, 2025
売上高: 24.01億円(前四半期比+94%)
営業利益: 13.39億円(前四半期比+64%)
純利益: 127億円
純資産: 5,329億円(前四半期比+165%、2,010億円から) https://t.co/fhRBWR2HmU
営業外収益、営業外費用及び法人税等調整額の計上に関するお知らせ pic.twitter.com/2zW3e4DL0B
— Metaplanet Inc. (@Metaplanet_JP) November 13, 2025
メタプラネットのIR・資本戦略ヘッドの奥野さんの説明。当日の夜中に発信されています。
本日3Q決算を発表しております。
— 奥野晋平(Shinpei Okuno) (@Shinpei3350) November 13, 2025
「デジタル・クレジット(Digital Credit)」とは、ビットコインなどのデジタル・キャピタルを裏付けとし、透明性・保全性・永続性を備えた新しい形の信用創造の仕組みであり、ビットコインを基盤とする利回り付き金融商品の総称… pic.twitter.com/5g0j7ycF1m
3Q末時点における弊社のバランスシートのご照会(資産)
— 奥野晋平(Shinpei Okuno) (@Shinpei3350) November 13, 2025
BTCの純度は99%(総資産5507億円のうち5427億円がBTC)
規模が大きくなることでBTCの純度が100%に近づきます
ビットコインを裏付けとした証券(デジタルクレジット)を発行できるバランスシートを追及しています pic.twitter.com/amzyq7A27g
超長期資産のビットコインでファイナンスする永久型優先株式(メタプラネット・プレフ)と、それを活用するデジタル・クレジットの話です。優先株式の発行を進めていく意向が強調されています(現状、普通株式の発行は資金調達手段として有効でないと言及)。
バランスシートに保有ビットコインの一部(約200億円)が固定資産でなく流動資産に計上されているのは、先日の1億ドルの借り入れの担保では、という話を見かけました。
詳細は決算短信にて。

(追記)決算説明資料
11月14日に2025年12月期第3四半期決算説明資料が公開されていました。
こんなマイルストーンらしいです。残り18万BTCを仮に1,500万円/BTCで購入するにしても2.7兆円必要ですね。

その額の具体的な資金調達方法は示されていません。優先株式の次の手段もあるのかな。現状はこんなTAM(Total Addressable Market)のイメージ。

インカム事業の売上が23億円に(Q2の倍以上)、売上原価0です。これが拡大すれば優先株式の配当原資になります。

(追記)優先株式についての解説動画
優先株式についての解説動画は以下です。
まとめ
メタプラネットの株式を100株だけ購入してみた話のその後の経過でした。
もちろん誰にもオススメはしていませんのでご了承ください。









