【2025年春】PayPay新機能など(銀行残高、残高カード、ポイント充当等)
2025年春、PayPayのアップデートが色々と発表されたり(、されそうになったり、いつされるんだろうと思ったり)していますので、関連ニュースも含めて簡単にまとめておきます。
PayPayのアップデートやニュース
こんなトピックです。
- PayPay銀行残高
2025年4月15日開始、新しい支払い方法として紺色PayPay - PayPay残高カード
2025年4月22日規約改定、だけど本記事の作成時点で詳細は未発表 - PayPayポイントのPayPayカード支払いへの充当
2025年4月1日規約改定、だけど本記事の作成時点で詳細は未発表 - PayPay他社クレカの紐づけ継続
2025年1月に予定していた他社クレカ利用停止は見送りか - 新たに6カ国4つの海外キャッシュレス決済サービスと連携
2025年4月14日開始、日本人の消費者には特に関係なし - (ニュース) PayPay給与受取の導入企業数が100社を突破
2025年4月10日時点
簡単に触れていきます。
PayPay銀行残高

2025年4月15日開始、新しい支払い方法として銀行残高から引き落しの紺色PayPayが利用できるようになりました。PayPayによるPayPay銀行の子会社化も発表されています。
PayPay銀行残高では、PayPayのコード決済で支払った際、PayPay銀行の残高から決済金額が直接引き落しされます。デビットカードのようなイメージ。チャージ不要です。
この機能は、PayPayアプリでなく、PayPay銀行アプリの中でのみ提供されます。取引履歴はPayPayアプリとPayPay銀行アプリのどちらからでも確認できます。
なお、PayPay銀行残高はPayPayステップの対象にはなりません。カウントされず、利用特典(ポイント還元)も無いので、ポイ活的なお得さはありません。その分、預金金利を訴求しているようです。

PayPay銀行残高はPayPayステップの対象外、つまりポイント還元もカウントもされないので、決済手段としてのメリットは特に無いような。銀行残高の使い方という意味では、チャージした残高で支払えばPayPayステップの対象になりますし、さらにPayPayクレジットの方が還元率の面で有利です(詳細はPayPayステップの説明ページにて)。
ただ、クレジットやチャージを利用しない or できない or したくないという方には、もしかしたら便利なのかも。例えば、不慣れな方が、まずは紺色PayPayからスマホ決済デビューしてみるケースとか。
気になったのは、支払元が銀行口座ということで、不正利用対策や補償のあたりです。規約は確認していませんが。利用限度額は、PayPay銀行からPayPayの残高へのチャージと合算して1日あたり100万円だそうです(変更可)。
あと、メモ程度ですが、併用払い時には決済と一部返金でフローの優先順位が逆になりますね。変な使い方に気を付けましょう(誰目線)。


PayPay残高カード
これは、2025年4月22日の規約改定に含まれる支払い方法ですが、本記事の作成時点で詳細は未発表です。
たぶんPayPay残高のカード決済対応だと思うのですが、以下の記事にまとめてあります。

PayPayポイントのPayPayカード支払いへの充当
2025年4月1日の規約改定に含まれるポイントの使い方ですが、本記事の作成時点で詳細は未発表です。
PayPayポイントが、PayPayカードの利用金額の支払いに充当できるようになるはずです。
既に規約には存在するけど、その機能は存在しないという状況です。そのうち実装されるでしょう。

PayPay他社クレカの紐づけは継続
2025年1月に予定していた他社クレカ利用停止は見送りになっています。

下図によると、そろそろ新たな決済方式の詳細告知があると思いますが。手数料率に注目です。

新たに6カ国4つの海外キャッシュレス決済サービスと連携
2025年4月14日より利用可能になった新機能です。
店舗に掲示されたPayPayのQRコードにて、海外の決済サービスである「K PLUS」(タイ)、「Kaspi.kz」(カザフスタン)、「Bluecode」(ドイツ、オーストリア)、「BigPay」(タイ、マレーシア、シンガポール)での支払いを受け付けることができるようになりました。ということで、日本人の消費者にとってはほぼ関係ありません。
観光客の方が多く訪れる加盟店の方にはメリットがあるのでしょう。たぶん。以前からAlipay等での決済も可能で、今回の追加によりPayPayの店頭QRコードが対応する海外のキャッシュレス決済サービスは14の国と地域、25サービスにもなります。

Alipay+を利用している加盟店が対象です。

(ニュース) PayPay給与受取の導入企業数が100社を突破
2025年4月10日時点で、給与デジタル払いサービス「PayPay給与受取」の導入企業数が、100社を突破したそうです。
PayPay株式会社は、賃金のデジタル払いが認められる厚生労働大臣の指定を最初に受けた第1号ですね。営業も早い。
人事給与システム「奉行Edge 労務管理電子化クラウド」との連携もできるそうです。
ただ、個人的には要るかと言われたら要らない機能ですね。語弊はありますが預金の亜種に給与を振り分けるような感じなので。家計簿アプリでの残高管理機能があれば便利そうです。あとは何かキャンペーン等があれば良いですね。
- PayPay給与受取(上限20万円、PayPay株式会社)
- Airワーク 給与支払(上限30万円、株式会社リクルートMUFGビジネス)
- 楽天ペイ給与受取(上限10万円、楽天ペイメント株式会社、楽天Edy株式会社)
- au PAY 給与受取(上限10万円、auペイメント株式会社)


まとめ
2025年春のPayPayのアップデートやニュースでした。
あまり必要性を感じないものも多いですが、進化してますね。決済機能が増えすぎると利用者がついてこれなくなるのでは…と思ったり。
共通ポイントの使い勝手や○○ペイの決済機能について詳しくチェックしておきたい方は、よろしければ以下の記事もご覧ください。

