暑い日にうつむいたまま座り込んでいる人を見かけたら
暑いので熱中症に要注意です。
先日、朝6時くらいにジョギングしていたところ、歩道の脇におじいさんが座り込んでいるのを見つけたときの話です。
毎日暑い
出典:環境省熱中症予防情報サイト
梅雨が明けてから、しっかり天気の良い日が続いていますね。
ただとても暑くて、日本各地で熱中症警戒アラート発表中です。
涼しいうちにジョギング
日中はさすがに暑くて無理なので、私は朝の涼しいうちにジョギングをします。
ただ、朝6時でも日の当たる場所は暑くなるので危ないですね。
なるべく街路樹や建物などがあって日陰の多いコースを選びます。
歩道の脇に座り込んでいる人が
この日も天気は良く、朝6時頃ですがそこそこ暑くなってきていました。
ジョギングを開始してしばらく進んだところで、歩道の脇に座り込んでいる人を見かけました。
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見た目では70代くらい?のおじいさん
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歩道の脇のフェンス下の基礎ブロックにちょこんと腰掛け、膝を抱えてうつむいている (表情は読み取れず)
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荷物は小さなレジ袋を手にぶら下げているだけ
すぐ近くにはバス停があるのですが、ベンチが備わっていないので、バス待ちの際に座る場所が欲しかったらその基礎ブロックに腰掛けるかなぁ、という場所です。
声をかけてみる
“どうしたんだろう…” と思いつつ、いったんおじいさんの横を通り過ぎたのですが、数mほど進んだところで引き返し、状況確認のため声をかけることにしました。
※以下の会話では、字数の都合上、おじいさんのことを “お” と記載します。
(1)
私 「おはようございます」
お 「(すぐに顔を上げて) おはようございます」
即反応して、返事をしていただけたので、意識レベルは全く問題無さそうです。
(2)
私 「大丈夫ですか?」
お 「大丈夫です、ありがとうございます」
お礼を添えていただけるくらい、しっかりされています。
念押しで、もう1回だけ確認しておきます。
(3)
私 「気持ち悪くなったりしていませんか?」
お 「大丈夫です、ありがとうございます」
体調が悪くなっている訳ではなさそうです。
ひとまず安心した私は、その場を離れてジョギングを続けました。
おじいさんとのやり取りは、これでおしまいです。
ただ振り返ってみると反省点もあるので、以下にまとめておきます。
振り返りと反省点
参考情報
熱中症に対する情報を、改めて色々と確認してみました。
以下は、厚労省のリーフレットです。
出典:熱中症を防ぎましょう | 厚生労働省
これから熱中症になるかもしれない
前述のやり取りから、最低限、おじいさんの意識がしっかりしていて、体調が悪くなっている訳でもないことは確認できました。
しかし、これからどんどん暑くなる朝に、そこそこ日の当たる歩道の脇にそのまま座り続けるのは危ないです。
今、大丈夫でも、これから熱中症になるかもしれません。
このあたりの配慮が足りなかったと反省しています。(実際にそのおじいさんがその後熱中症になった訳ではない(と思うの)ですが、今後に向けた反省点という意味です)
振り返ってみると、前述の会話の中で、以下のような確認をしておきたかったです。
(あと前述の会話 (1) ~ (3) のうち、(2) と (3) は冗長なので1つにまとめて、別の確認をすれば良かったです)
水分補給できる飲み物を持っているかの確認
おじいさんの荷物は、手にぶら下げた小さなレジ袋だけだったので、おそらく飲み物は持っていなかったと思います。
一応、飲み物を持っているか確認し、やはり持っていないということであれば、飲み物を携行してこまめに水分補給するよう声かけまでした方が良かったです。
(バス待ちなら) あと何分くらいでバスが来るかを確認
おじいさんが、あとどれくらいの時間、そこに座っていないといけないのか、確認しておけば良かったです。
バス停に掲示された時刻表の確認や、Web/アプリ等でバスの運行状況の確認はできます。
あまりに長時間、待たないといけないようであれば、また別の対処が要るかもしれません。
その他の可能性
実は、おじいさんを見つけてから声をかけるまでの間、熱中症の疑い以外にその他の可能性も考えていました。
いずれにせよ、体調や安全の面で問題が無いかは気になります。
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昨晩、酔っ払って休憩したまま朝になった
朝6時だったので、可能性として真っ先に考えたのはコレです。 -
熱中症とは関係なく具合が悪い
持病等を含め、体調が悪くなって休んでいるのかもしれないと思いました。 -
その他もろもろの事情 (認知症、特性等)
あくまで可能性としてですが、徘徊等のケースもあり得ます。
心配し始めるとキリがない
夏に外出していると、このようなケースは少なくないと思います。
ただ、気にしだすとキリがないですね。
熱中症は特に、本人がなかなか気づかない、また具合が悪くても言い出せないケースもあるようなので、周囲のサポートは重要と言われているものの、それでも街中で見知らぬ人に対してどこまで踏み込んでいいのか、悩ましい部分もあります。
ただシンプルに、他人からの声かけを通じて、自分で熱中症を防ごうという意識を高めるきっかけになる場合もあるでしょう。地域コミュニティとして大事なことかと思います。
(余談) ジョギング中の水分補給グッズ
私は1時間程度のジョギングをするくらいなのですが、最近使っているお気に入りはこれです。
このグニャグニャした素材の水筒?は、(ソフト) フラスクと呼ばれます。
容量が絶妙で、400mlくらい。短時間のジョギングにちょうど良く、ランニング用のバッグにも納めやすいです。
中身の残りの量が少なければコンパクトになってくれますし、ボトル側面に固い芯のようなバンド (スパインと呼ばれるパーツ) が入っていて、グニャグニャしすぎず片手でも飲みやすいのです。
パーツは分解でき、割と洗いやすくなっています。
同じような入れ物を色々探したのですが、私にとってはこれが一番でした。
まとめ
先日、朝6時くらいにジョギングしていたところ、歩道の脇におじいさんが座り込んでいるのを見つけたときの話でした。
熱中症には気をつけましょう。