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寒い廊下に遮熱カーテン&ひと工夫

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玄関横の廊下が寒いので対策しました。

本記事は、お手ごろな遮熱アコーディオンカーテンを設置した際のまとめです。

電気代も高いので、節電対策にもおすすめです。

目次

求めていること

玄関横の廊下が寒いのを何とかしたい

玄関横の廊下が寒い
玄関横の廊下が寒い

私の家は、玄関の横にお手洗いがあり、居間(客間)から短い廊下で隔てられています。

このように部屋の外にある独立したお手洗いは何かと便利ではあるのですが、冬になると玄関がかなり冷えるため、隣接する廊下が寒くて困る訳です。

小型ヒーターを使おうにも、玄関の空間全体を暖めるというのは効率が悪いです。なので、居間~お手洗いまでの動線部分だけでも寒くならないようにしたいと思いました。

こんな風に断熱したい(理想)
こんな風に断熱したい(理想)

重視するポイント

私が重視するポイントは以下です。

  • 1. 熱は通さず、人は通す
  • 2. 工事不要、取り外せる
  • 3. ピッタリ、しっくり

1. 熱は通さず、人は通す

“断熱しつつ、人が通るときには邪魔にならない”という機能性が最も重要です。

ただ熱は通さないけど人は通すという都合の良い素材は無いので、現実解としてはカーテン系になります。

例えば、荷物を持って行き来する出発時や帰宅時には、開いたままにしておきたいので、やはりカーテンが便利そうです。

2. 工事不要、取り外せる

基本的には寒い時期にだけ使用するので、春になったらキレイに取り外したいです。
(夏の冷房時にも同様に使えそうですが)

つっぱり棒で簡単に取り付けられるカーテンがあるので、それ系を探してみます。

3. ピッタリ、しっくり

防寒対策はスキマ厳禁なので、ピッタリサイズのものが良いでしょう。

ただし、ピッタリし過ぎて圧迫感が強くなると困るので、内装にしっくり馴染むようなデザインのものを選びたいです。

次に商品を選んでいきます。

選び方

工事不要なタイプとして、つっぱり棒で取り付けられるカーテンを探します。

カーテン

以下のスペックが条件です。

  • 生地:保温性の高いタイプ
  • 幅:140cm以上 (設置場所の実寸×1.1以上)
  • 長さ:250cm以上 (調整できるもの)
  • デザイン:シンプルなもの

生地は、シースルー素材もあるのですが、私はシースルーではなく保温性能が最も高そうなものを選ぶことにしました。

幅については要注意です。
アコーディオンカーテンの寸法(140cmとか95cm)は、完全に伸び切ったときの幅なので、実際に使用するときにその幅(伸び切った形状)を維持することはできません。防寒対策として使う場合には、少し余裕をもった寸法で選んでおく方が良いです。
個人的には、防寒用なら設置場所の実寸×1.1以上のものが良いと思います(本記事では120cm強くらいの幅の場所に140cmのものを設置しています)。

長さは、家の天井高に合わせればOKです。

デザインは、お好みです。

私が購入したカーテン

以下のカーテンを購入しました。




(画像:楽天市場)

楽天市場
Amazon

のれんメーカーの商品で、日本製です。しっかりしていると思います。

遮熱効果、保温効果のあるタイプの生地を選びました。

長さは250cmのタイプが最長で、10cm単位で長さをカットしやすい作りになっています。

生地の色・柄にはバリエーションがあるので、お好みのものを選べると思います。

上記リンクのAmazonの方のページには動画があります。開け閉め時の様子と、透け感が分かります。

つっぱり棒

以下のスペックが条件です。

  • 長さ:120cm以上
  • 直径:2.2cm以内推奨

カーテンに通すための棒です。

長さは、設置場所に応じて選びます。

ポールの直径は、カーテンが対応できるサイズを選びます。
今回購入したカーテンは、直径最大3cmまではギリギリ通せるそうです。

耐荷重は、上記のカーテン(遮熱、140cm×250cm)が0.750kgなので、普通のつっぱり棒なら問題ないでしょう。

私が購入したつっぱり棒

以下のつっぱり棒を購入しました。




(画像:楽天市場)

楽天市場
Amazon

特にこだわっておらず、オススメ商品として表示されたものをそのまま選びました。

長さ190cmまで対応可能なので、余裕があります。
なお、つっぱり棒は短く使った方が最大耐荷重に近い強度になります(これは最大8kg)。

パイプ直径は1.6cmです。
設置してみて、この太さがちょうど良いと思いました。

使ってみる

設置

写真をいくつか載せておきます。

つっぱり棒を設置する位置です。

つっぱり棒を設置する位置
つっぱり棒を設置する位置

設置後、こんな風になります(同じ向きから)。

1つ前の画像と同じ向きから
1つ前の画像と同じ向きから

次に、反対側からの写真です。

反対側から2
反対側から

ひとまず設置はできましたが、もう少し調整します。

設置の注意点とひと工夫

注意点として、丈の調整が必要です。

カーテンの余った丈が床にかかってます。

カーテンの余った丈
カーテンの余った丈

私の購入した商品は、10cm単位でカンタンにハサミでカットできます。丈の調整としてはそれで十分です。

ただ今回は、もう少し工夫してみました。

10cm単位でカットすると今度はスキマができてしまうので、床スレスレになるよう折り返してミシンで縫うことにしました。
面倒ですが、足元のスキマ風が嫌なので…。

ミシン登場
ミシン登場
簡単に1回折った状態で縫っただけ
簡単に1回折った状態で縫っただけ

横から細くて薄いものを差し込めるようにしておきます。
こうすると、重し(縦型ブラインドのバランスウエイトのようなもの)を入れられますね。
※カーテンの手前と奥で温度差が大きいと少し冷たい風が吹くので(!)、少し重しがあった方が保温しやすいです。

重しは、ちょうど良い形状のものがあれば何でも良いです(マグネットシート、プラスチック片等)。
ただ、ケガをしないよう尖っていないものを選びましょう。

重しとして、以下のような商品もあります(これは本物のカーテン用)。




(画像:楽天市場)

楽天市場
Amazon

※楽天市場のものとAmazonのものが同一商品か断言できませんが、おそらく同一だと思います
床とカーテンのスキマ無し
床とカーテンのスキマ無し

※しばらく折り畳んだ状態にしておき、プリーツの折り目をしっかりつけた方が良さそうです。

これで、床とカーテンのスキマが限りなくゼロになりました。

さらに高さを微調整したい場合は、つっぱり棒の位置の方をミリ単位で変えればOKです。

効果

しばらくカーテンの手前(部屋・廊下側)と奥(玄関側)に温度計を置いてみました。

完璧な断熱素材ではありませんが、保温効果はそれなりにあります。

私の家の場合は、ヒーター等を何も使っていない状態で、手前の方が常に1℃くらいは暖かいです。

小型ヒーターで暖めたり、居間のドアを開けて暖気を少しおすそ分けして2~3℃気温を上げてみたところ、2時間くらいかけてヒーター等を何も使っていない状態に戻りました。

あとは、カーテンの開け閉めの様子や透け感については、Amazonのページに動画があります。

人感センサー付きのヒーターが欲しい

これと組み合わせて使ってみたいのが、人感センサー付きのセラミックヒーターです。

人が近づくと自動的にオンになるタイプなので、節電を意識しながらある程度暖かくしておきたいけど連続運転はしたくないという場合にちょうど良さそうです。

(2023年12月追記) 人感センサー付きのヒーターを購入

山善のDMSF-J06を買いました。

つけ忘れや消し忘れを気にしたくないので、人感センサー、自動オフ機能がついていて、かつ場所を取らないコンパクトなものを探しました。

詳細は以下の記事にまとめてあります。

設置でもう少し気になるところ

壁とカーテンの間のスキマが少し気になります。

こんな商品もありますが、評価が良くないですね…。手持ちのマグネット等で適当にくっつければ良いでしょう。

まとめ

玄関横の廊下が寒いので対策しました。

“本気の断熱!”な間仕切りを使うと見た目や動線の邪魔になってしまうので、今回くらいのカーテンがちょうど良さそうです。

このやり方は、洗面所やユーティリティ等、寒くなりやすい場所に使えます。

また、冬だけでなく夏の冷房時にも同様の対策に、あるいは日差し避け(遮熱)にもなります。節電対策も兼ねて幅広く使えそうです。

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